概要
『ONEPIECE』に登場する部族。別名『シャンドラの戦士』。ポリネシア系の民族衣装をしているのが特徴。
本来は偉大なる航路の前半に位置する一島ジャヤの原住民で、そこにかつて栄えた金無垢の古代都市『”黄金郷”シャンドラ』の遺跡を外敵から守護し続けて来た戦士の末裔達。しかし、400年前の「突き上げる海流」によりシャンドラと彼らの集落を含むジャヤの陸地半分が空の彼方に撃ち上がり、積帝雲に突っ込んでしまった。空島スカイピアの住民は思いもよらない莫大なヴァース(大地)の出現を神からの贈り物だと考え、スカイピア人とシャンディアの、大地を巡る400年もの抗争が始まることとなる。
本来ジャヤだった土地はスカイピア人からは『”聖地”アッパーヤード』と呼ばれ、故郷を追われたシャンディア達は、スカイピア人の住むエンジェル島とは反対方向にある雲隠れの村で暮らしている。しかし、エネルにより「全ての空の民は地上に帰れ(要するに転落死せよと同義語)」という「還幸」が行われ、雲隠れの村並びにエンジェル島は破壊されてしまった。
エネル失脚後はスカイピア代表のガン・フォールと和解してスカイピア人と共にアッパーヤードに移住し、長きに渡るアッパーヤード争奪戦に終止符が打たれた。
主要な人物
現代
400年前
余談
その後、扉絵連載『エネルのスペース大作戦』では月面遺跡からシャンディア族そっくりな民族衣装を纏った者と、スカイピア人に似た頭に飾りのついた者がフェアリーヴァース(月)から立ったことを示す壁画が発見された。
この事もあり、読者からは「シャンディア族とスカイピア人の先祖は月の人間だったのでは?」という疑念が抱かれている。
最近になって更に注目されているのが、かつて行われていた生贄の儀式における「生贄に捧げられた人間は太陽の神に迎えられる」という事と、儀式の際に鳴らされていた『ドンドットット』という太鼓の音色。当時は単なる民族音楽とよくある自然信仰の言葉と思われていたが、実際に太陽の神と呼ばれる存在が言及され、更にそれに酷似した能力を使う際に鳴る心臓の音色が太鼓の音色と同じという事実が出てきた。
都市と共に『歴史の本文』を守ってきた事、『歴史の本文』が古代兵器について書かれたものである事、月の民との関わり等、更に目の離せない要素になってきている。