概要
偉大なる航路(グランドライン)後半部"新世界”に位置する国ドレスローザの先代国王。リク王朝最後の国王である。
かつては善政を敷き、国民達を決して戦争に巻き込むことがないように全力を尽くし、決して豊かでなくとも国民から慕われていたが、王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴの謀略により一夜にして国民からの信頼を失い国を乗っ取られた。
同国の伝説的剣闘士キュロスの妻スカーレットとヴィオラ(ドンキホーテ海賊団トレーボル軍幹部ヴァイオレット)の二人を娘に持ち、キュロスとスカーレットの娘レベッカを孫に持つ。
プロフィール
本名 | リク・ドルド3世 |
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異名 | 奇跡の王 |
年齢 | 60歳 |
身長 | 261cm |
肩書き | ドレスローザ王国 国王 |
出身地 | 偉大なる航路 新世界 ドレスローザ王国 |
誕生日 | 6月27日 (演説の日) |
星座 | かに座 |
血液型 | S型 |
好物 | ガスパチョ |
初登場 | 単行本71巻 第706話『お前を笑わない』 |
CV | 広瀬正志→銀河万丈 |
人物
国民や国の事を大切に思っている。
戦いは好まない性格であるものの、国民を戦争に巻き込まないように全力を尽くしており、自身の軍隊の鍛錬は重ねていた。
その自国民を守る思いは、盟友エリザベロー2世をして「戦争をしないため他の全てを睨み殺しそうな覚悟だった」と評されるほど。
しかしドンキホーテ・ドフラミンゴに対しては自身の戦いを好まない性格が裏目に出てしまうこととなる。
一方、自国以外をかえりみないというわけではなく、プロデンス国など友好国家が危機に陥った際には援助を行う等、近隣国家が戦争で混乱状態にならないようにも努力してきた。
そういったこともあってプロデンス国王エリザベロー2世等とも盟友と言える関係を築いている。
戦闘能力
王として、国を守るため鍛錬を続けてきた。キュロスを部下に迎えてからは、彼を相手に鍛錬を続けさらに腕を磨いてきた。
仮面の剣闘士リッキーに変装して試合に出場した際には、リク・ドルド3世の参加に気付き動揺していたとはいえ、それまで無傷で千連勝以上も成し遂げていた全盛期のキュロスに一太刀浴びせるほどの優れた剣技を有する。
闘技場では、ドフラミンゴの支配前の風習と同じく、刃の無い剣を用い、目にもとまらぬスピードで相手を倒す。
現在は年老いているがそれでもなお一般の剣闘士達程度では相手にならず、剣の一振りによる衝撃波でまとめて吹き飛ばす技も見せた。
活躍
ドレスローザ国王だった頃は人柄から非常に人気の王だった。
諸事情から殺人を犯してしまった街の荒くれ者キュロスを自衛軍隊長にまで更生させたのも国王時代のリク王の寛大さ・優しさあってこそだった。
10年前、突如現れた先代王朝の末裔を名乗る海賊ドンキホーテ・ドフラミンゴに「この国を100億ベリーで売ってやる」(「国を荒らされたくなければ100億ベリー用意しろ」の意味)と脅しをかけられ、国中から金品の収拾に走った。
しかし、金品の収集に奔走する中、ドフラミンゴの能力で操られ、国民を襲ってしまい、結果として金品も集めていたリク王は狂乱したとして国民から信頼を失ってしまう。
その後、救世主を装ったドフラミンゴとその部下達により部下諸共政権から引きずり降ろされてしまった。
退位後は処刑されそうになったが、娘のヴィオラがドフラミンゴ一味に加入する事を条件に処刑は免れ、以後10年間潜伏生活を送っていた。
「メラメラの実」がかけられたコリーダコロシアムの大会ではかつて使用していたリングネームリッキーの名で予選Bブロックに参戦。
善戦するも格闘家ブルーギリーに敗北し、地下のゴミ捨て場に他の敗北した選手達と共に落とされた。そこで、元部下のタンクに正体を見破られ兜を脱ぎ正体を明らかにする。その後、他の選手達が次々とトレーボルとシュガーによりオモチャに変えられる中、リク王だけは身柄を拘束されドフラミンゴのいる王宮に連行された。
王宮に別件で用事があったルフィと王の救助に来たキュロスが突入すると、ドフラミンゴの部下ピーカにより城外に放り出されてしまった。
シュガーが気絶したことで、ドフラミンゴの悪政が露見し10年前に自身がはめられていたことが国民に知れ渡り誤解が解ける。
王の台地に逃れた後、ドフラミンゴが仕掛けたサバイバルゲームの標的にされ、一旦は国民達から捕らえられるもすぐに解放され、混乱する国民をなだめた。
ドフラミンゴが倒された後は、これまでの混乱の責任を取るつもりだったが、海軍大将“藤虎”ことイッショウから「ドフラミンゴの王位を認めた」世界政府の誤りについて謝罪され、国民達の希望もあって復位することとなる。また、ドフラミンゴによる無差別攻撃などへの対処のためとはいえ、一時共闘関係をとった海軍・海賊・軍人などの事情を汲み、表立って治療を受けられない者たちを短期間かくまう等の気配りを見せた。
後にエリザベロー2世に誘われ、ヴィオラ・レベッカと共に世界会議(レヴェリー)に向かう。
関連タグ
レベッカ…孫娘
キュロス…スカーレットの夫
タンク・レパント…部下
エリザベロー2世…盟友
ネフェルタリ・コブラ…同じく七武海により国を脅かされた国王。世界会議にて共に七武海制度の撤廃を推し進めた。