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ドンキホーテ・ミョスガルド

どんきほーてみょすがるどせい

ドンキホーテ・ミョスガルド聖(SAINT DONQUIXOTE MJOSGARD)とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場する権力者である。
目次 [非表示]

ここは魚人臭くてかなわんえ!!! 早くマスクを持ってこい!! わちきを助けろバカどもめ


CV:後藤哲夫菊池正美


概要

聖地マリージョアに住む世界貴族(天竜人)であり、かつてドレスローザを統治していたドンキホーテ一族の末裔。


28年前に天竜人の地位を放棄したドンキホーテ・ホーミング聖や、その息子達の親戚筋に当たる。


世界貴族が単純な生まれながらの悪ではなく、閉鎖環境での洗脳教育が生んだ存在であることを示しているキャラクターの一人として描かれている。


作中での活躍と人物像

10年前

初登場は魚人島編における回想シーン。10年前、奴隷にしていた魚人はジンベエ王下七武海加盟により解放され、それを取り戻そうと魚人島に押しかけた。

しかし、航海の途中で船が難破してしまい、魚人島に辿り着いた時には船も自身もボロボロで、部下も壊滅状態だった。


当時は他の大多数の天竜人同様「自分達が至高の集団である」と教育されていたことにより、壊滅状態に陥った部下達を「根性なしどもめ」と罵倒するなど、天竜人のイメージに違わない大変傲慢でワガママな性格だった。


そんな弱りきったところを積年の恨みがある魚人達に抹殺されそうになり、先述の常軌を逸した環境故に「下々民も自分たちと同じ人間である」ことを理解していなかった

それゆえ「わちきは偉いのに…!?」とまるで事態を飲み込めず戸惑いを見せていた。



そんなところを、人間との友好を臨むリュウグウ王国オトヒメ王妃により助けられ難を逃れた。

助けられた後も「覚えてろよ」と傲慢な態度は終始崩さなかったが、そんな彼に対してオトヒメは地上に同行することを決める。

人一倍体が弱い自分が行っても帰ってこられる場所だと魚人島の人々に教えるために。



数日に及ぶオトヒメとの対話を経て最終的にオトヒメに説得され【魚人族と人間との交友の為 提出された署名の意見に 私も賛同する】という一筆をミョスガルドは書く。

これにより人間と魚人族との友好関係構築を一歩前進させることとなった。


世界会議



亡きオトヒメに諭され 人間にしてもらった!!!

全力であなた方の力になりたい!!!


世界会議の場にて人魚であるオトヒメの娘しらほしを自分のものにしようと襲った同じ天竜人であるチャルロス聖を棍棒で殴り飛ばすという形で登場。

オトヒメ王妃との対話を通して「世界貴族の世界観ではない、市井の人々の世界観」を知った影響で、現在は非常に思慮深く常識的な思考を持った真人間となっていた


確固たる信念を持ったためか、表情が精悍になり引き締まっており、口調も天竜人独特の語尾や訛りがなくなり、礼儀正しいものに変わっている。

オトヒメに対しては「自分を『人間』にしてくれた恩人」として敬意を持っている。


ロズワード聖からは「ドンキホーテ・ミョスガルドは天竜人にして奴隷を一人も持たぬ奇人!! 30年も前に下界に降りたホーミング然りドンキホーテの一族はどうかしてるえ!!」と評され、奇しくも同じドンキホーテ一族であったホーミング聖と同様に他の世界貴族からは奇人扱いされている。

市井の人々の天竜人に対する恨みを知らずに下界へ降り一家揃って迫害され死亡したホーミング聖の悲劇を知っているのかは定かではないが、彼とは異なりマリージョアに留まり、「一族本来のノブレス・オブリージュ(権力には責任を伴うという思考)」を取り戻すために活動している模様。

彼が世界貴族でなくなれば、オトヒメに渡した書状も効力を失うため世界貴族という立場にいるとも考えられる。


チャルロスの非道な振る舞いを皆に詫び、「この身分に生まれたことが人の役に立つなら本望だ」「姫様を守る戦いならば私が全て責任を取ろう」と会議中の7日間はしらほしのそばに付き、他の天竜人が手を出せないように取り計らった。


1054話にてワノ国天上決戦後、「チャルロス聖殺人未遂犯を故意に逃がす」という行為をしたことが判明。

海軍の手を離れ「神の騎士団」なる組織に取り調べを受けている模様。


その詳細は1084話にて語られており、再度しらほしを捕えようとするチャルロスに対してサイレオが攻撃するのを許可したというものであった。

妹を守るべくチャルロスに対して攻撃しようとするフカボシたちを「背負う国がない海賊なら逃げ切れる!王族は(国に対する報復が向きかねないので)我慢してくれ」と説得していた。


余談

名前の由来は、北欧神話に登場する人間の住む領域「ミズガルズからだと思われる。


関連タグ

ONEPIECE 世界貴族

ドンキホーテ・ホーミング:恐らくは遠縁


オトヒメ しらほし

アラディン:ミョスガルド聖を治療した天竜人の元奴隷


チャルロス聖:しらほし絡みでミョスガルド聖と揉めた


サイ レオ



光落ち マイノリティ










生まれ変わった末に辿った、最期











第1086話にて判明した事実であるが、彼は取り調べの結果、十字架に磔となって処刑された。

その彼を裁いたのは、神の騎士団最高司令官に君臨する天竜人フィガーランド・ガーリング聖

ナレーションでは「魚人族を庇った男」と述べられていた上に、ガーリング聖は「ゴミ(魚人族)をかばう奴は…それ以下だ!」と吐き捨てており、無残にも、彼が実現したかったオトヒメの夢であった「人間と魚人島の和平&魚人族らの地上への移住」を踏みにじられる発言と罪状(むしろある種の私刑?)で彼の生涯は幕を閉じた。そしてミョスガルド聖の死亡により、オトヒメらが集めた地上移住のための署名も(当人が死亡した為)無かった事にされてしまう可能性がある。それでいて、この処刑のことが世界に報じられることはなかったことから、閉鎖的な空間であるマリージョア内のミョスガルドの死はいくらでも偽装が利くため、このままオトヒメとミョスガルドの頑張りは完全になかったことにされてしまうのだろうか…。

天竜人を庇って魚人に殺されたオトヒメに対し、人魚を庇って天竜人に殺されるのは何とも奇妙な運命と言えるだろう。


一方で、この事実が知れ渡れば古代兵器ポセイドンが反世界政府側に回る可能性が高くなったことから、「本当に取り返しがつかなくなったのは世界政府と天竜人の方」「天竜人との和解ルートの完全消滅」「これで穏便な落とし所がなくなった」と指摘する声もある。


また、これより以前に(ビッグ・マム相手にだが)魚人島はルフィが自分の「ナワバリ」にすると明確に宣言していることから、仮に魚人島に攻撃すればルフィやジンベエを始めとする麦わらの一味、ひいては麦わら大船団との衝突は避けられないだろう。


なお、今回の描写を踏まえて、2023年6月12日では全国で「ミョっさん」という愛称で、Twitterを初めとしたSNSや掲示板で親しまれていた彼に対する冥福を祈る声や書き込みが止まなかったのは言うまでもない。

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