概要
世界各国に情報を伝達する新聞会社。正式名称「世界経済新聞社」
世界中にいるジャーナリスト、情報屋から得た情報をまとめ、ニュース・クーが記事を配達する。
世界中のほとんどの地域に配られており、世界政府による検閲・情報操作こそあるが、手紙を確実に届けることさえ難しいこの世界において数少ない安定した情報源である。
本世界のメディアとしては最大手であるが、初期のエピソードでナミが「これ以上値上がりするなら買わない」とボヤいているので、ちゃんと競合相手もいる模様。
また、ベビー5は50社の新聞を取っているが、その中に世界経済新聞が含まれているかは不明。
時には政府にさえ逆らうので、自社の言うことだけを聞くニュース・クーも多数抱えている。
情報操作
社長のモルガンズはCP‐0のステューシーに「情報操作屋」呼ばわりされているが、
- クロコダイル討伐者はルフィ(ただしイワンコフやバルトロメオがこの件を新聞で読んで知っていることから何処からか情報が漏れている模様)
- エニエス・ロビーはバスターコールにより壊滅
- インペルダウンLEVEL6囚人の脱獄
- その他ゴール・D・ロジャーやポーネグリフ関連
など、お得意先の世界政府にとって都合の悪い情報は世界経済新聞(含む殆どのメディア)に載せられていない(あるいは捏造される)ためあながち間違っていない。
モルガンズが世界政府により誤った情報を渡されている可能性もあるが、ステューシーに「情報操作屋」呼ばわりされた際は、「新聞屋」だと訂正を求めこそしながらもあまり否定していなかった。
また天竜人ならば記事の捏造を私的に行える権力を有しておりドフラミンゴは彼等を通じ誤報を掲示させた。
こうしたスタンス故、本社そのものの信用度は人によって大きく異なり、モルガンズの悪どさを知る者からはゴシップまみれのタブロイド紙みたいな扱いを受けている様だが、更に理解を深めた者なら正確に真偽を見極められるという。
こういった点において、ファクトチェックが困難なOP世界において世界経済新聞社は文字通り第四の権力を有しているに等しいのである。
恐らく世界中に出版するための印刷所があると思われ麦わらの一味がエッグヘッドで大事件を起こした際はその情報が田舎村であるフーシャ村にその次の日には届いていた。
関係者
社員
世界経済新聞社長。政府、四皇にも顔が利く大物であり、政府から情報操作の依頼を受けても反抗するエンターテイナー気質を備えている。世界中への伝達機構やその影響力など、ある意味彼は海の王ともいえるのかもしれない。
元海軍写真部部長。主に手配書の写真を撮っていたがよくレンズのキャップを外し忘れクビになり転職した。
人気ファッションコーナー「街角コレクション」担当記者。24歳。
大変まじめで人望の厚い女性。
- その他社員
数十人ほどの記者や編集者を抱えている様子が確認できる。悪辣ながら潔いモルガンズの胆力からか、社員からの求心力は割と高めであり、社内の結束や纏まりはかなりのもの。
協力者
フリージャーナリスト。ゲッコー・モリアの部下、スケスケの実の能力を使い「アブサ」という名でスクープをよく撮っていた。
悪ブラックドラム王国国王。世界会議の出来事をタレ込んでいた。
元スペード海賊団副船長。頂上戦争で相棒を喪った事で海賊を辞め、フリーライターに転向。
余談
- 『海の戦士ソラ』
海のヒーロー“ソラ”が合体ロボとカモメを従えて悪の軍団「ジェルマ66」と戦う海の英雄物語(ヴィト曰わく海軍の実話をもとに作られた、海軍の正当性を子供たちに植え込むためのプロパガンダ)が世界経済新聞には載っている。
- 本社
世界の何処かに存在するポット型の社屋。
気球と無数の鳥の力で社屋ごと空を飛ぶ事ができ、危険が迫った際、即座に撤収・逃亡が可能。
時に政府や海賊、犯罪組織にとって都合の悪い事実も容赦なくバラ撒くゆえ敵が多い事から考案されたシステムで、いざとなれば本社だけで発行→増刷→配達の全てを賄える設備さえ内蔵している。
- 他の新聞社
劇中はっきりと名前が登場する新聞社はこれだけだが、ゲームには海賊御用達のブルーベリータイムズなどが存在する。
関連タグ
日刊予言者新聞……世界的ヒット作品に登場する架空の新聞紙繋がり。配達手段が鳥・マスゴミ同然の不健全なジャーナリズム体質といった点が共通しているが、こちらは完全に権力に屈し機関紙同然の報道体制になっている。