解説
絵や文章が一般的に見て視覚的に「ひどいものである」と認識された際に付けられるタグである。
内容としては、主に「既存のキャラを描いてはいるが原型をとどめていない」と「既存のキャラがそのキャラクター性からはかけ離れたことをしている」の2通りがあり、R-18、R-18G、の絵に付いている事もある。
他には、奇天烈な展開で理解不能。特に、通常ありえない様な悲惨な状況やテーマが描かれている際にも付けられる場合がある。作者自身が自らつけるケースも。
また、作者は病気など作者を危ぶむタグが併用されることもしばしば。
詳細は次に書くが、主にゲームなどでのネット界隈は後述する事情から、用語として独立した言葉となっている。意味としては説明してきた通りの現象を指す言葉ではあるが。
ネット用語としての「これはひどい」
はるか昔より日本では日常的に普通に使われていた言葉であり、太宰治や宮沢賢治のような文豪も使用している。ネット用語としての「これはひどい」にはきちんとした由来がある。
時は20世紀末、1996年4月19日発売のセガサターン用ソフト「大冒険 セントエルモスの奇跡」の冒頭のキャラクターの初めての台詞として、破壊された主人公の父親の船を見て村人が「これはひどい」と言うのだが、この台詞が同ゲームの粗悪なグラフィックやその他手抜きとも取れる内容に落胆したプレイヤーの気持ちを見事に代弁しているとしてプレイヤーの間で有名になり、ネット用語として使用されるようになったのがきっかけとされる。
なお今作は何をトチ狂っt・・・もとい、何故かプレイステーションに移植されるが、残念ながら冒頭のこれはひどいは入らなかった。
また、ニコニコ動画が隆盛した時にNHK教育(現:Eテレ) の人気キャラクター「ニャンちゅう」が発した言葉が注目され、再び脚光を浴びた。
番組でお姉さんが「今日は私の得意料理を皆さんにお教えしたいと思います」と自信満々に料理をし始めるがその内容は『卵かけごはん』であった。
しかも、その卵かけごはんすらも卵がお椀から溢れだし失敗してしまった。
そこでニャンちゅうが思わず出した言葉が
『これはひどい!!』であった
よって「これは酷い」と漢字を使うのではなく、元ネタに合わせて「これはひどい」と平仮名で書くのが正しい。
関連イラスト
最古の「これはひどい」
「これはひどい」の例
表記揺れ
関連タグ
作者は病気 どうしてこうなった 希望しか見えない カオス 画伯