「なんて弱い奴なんだ… ちゃんと体を鍛えてるのか? ウィッハハハハハァ!!!」
概要
黒ひげ海賊団一番船船長兼操舵手。
丸太舟を母船としていた2年前時点では他のメンバー共々オールの漕ぎ手であった。
初期から在籍している古参メンバーで、覆面をかぶり、見事な逆三角体型のガタイのいい大男(下半身は不釣り合いに細くて短いが、このマンガではよくあること)。
新世界編でも同じデザインの覆面を愛用しているが、さらにガタイが良く、ついでに立派なアゴヒゲも生やし、ますます男らしさ全開になった。
「格闘チャンピオン」を自称しており、腰には立派なチャンピオンベルトを引っ提げているが、どういう経緯で得たものかは不明。名を売ってからは異名としても定着している。
プロフィール
本名 | ジーザス・バージェス |
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異名 | チャンピオン |
年齢 | 27歳→29歳 |
身長 | 355cm |
懸賞金 | 2000万ベリー(頂上戦争時) |
所属 | 黒ひげ海賊団一番船船長兼操舵手 |
所属船 | サーベル オブ ジーベック号 |
悪魔の実 | リキリキの実 (超人系) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
出身地 | 偉大なる航路 |
誕生日 | 12月25日 (クリスマス→イエスキリスト→ジーザス) |
星座 | やぎ座 |
血液型 | F型 |
好物 | プロテイン |
笑い方 | ウィーッハハハ |
初登場 | 単行本24巻 第222話『大型ルーキー』 |
CV | 稲田徹 |
戦闘能力
悪魔の実
人並外れた怪力を発揮する「怪力人間」。
これによってただでさえ桁違いな腕力がさらに強化されており、自身の数十倍はあろうかという山一つを軽々と持ち上げることができる。
技
- 波動エルボー
武装色の覇気で「硬化」を行い、右腕で衝撃波が発生する強力なエルボーを繰り出す。
コリーダコロシアムを地震のように揺らし、闘魚が吹き飛んで激突した衝撃で客席に巨大な風穴が開く程の威力を持つ。
- 不沈艦(ガレオン)ラリアット
衝撃波を伴う強力なラリアットを繰り出す。
複数の石造りの建物を薙ぎ払う程の威力を誇る。
その他、「グラバトX」では建物を投げつける攻撃(原作でエースに対して使用)が「チャンピオンスロー」という名前で登場している他、「波動エルボー」以外のコマンド技がいずれも「チャンピオン〇〇」というネーミングになっている。
基礎戦闘力
恵まれた体格とパワーを活かした肉弾戦を得意とし、武器は基本使わないステゴロ派。
ならず者のたまり場であるジャヤ島・モックタウンでは素手で複数の無法者共と大ゲンカして暴れ回っていた(冒頭の台詞はその時のもの)。
その上体格に反して脚力も高いようで、ドレスローザでは巨大な段丘状の山の最大数千mあろうかという地点の岸壁を助走抜きで軽々と跳ねて降り続けた衝撃で地面を破壊するなど、ルフィやブルックに負けず劣らずの動きを見せた。
しかしパワーファイターの性で大振りの攻撃が多いので、避けられるとその後の隙が大きいのが欠点。
ちなみにエースと戦った際にはまだ実力不足だったのか「まだお前らじゃ敵わねェ」とオーガー共々ティーチに止められていた。
"白ひげ”に対する集団攻撃の際は銃を使用しており、ルフィやサボを仕留めようとした時は剣を持ち出していた。ある程度は武器も使用するのか、単に殺害するためだけに取り出したのかは不明。
なお、殺害した相手から悪魔の実の能力を奪う手段についても詳しく知っている様で、どうやらそれはバージェス一人でもその場でできるらしい。
覇気
二種類の覇気も体得しているため、自然系の能力者が相手でも充分に渡り合うことができ、その剛腕を振るう事で衝撃波を巻き起こし、距離を置いた相手も一瞬で薙ぎ倒す事ができる。
性格
非常に豪快かつ好戦的な、典型的な脳筋タイプ。
善悪など考えず、無関係の人々や建物などを巻き込もうがお構い無しで大暴れしては大きな損害をもたらす。また自分の強さを周囲にアピールしたり、わざわざ相手を挑発するような発言をしたり、人目に付きやすいところで勝利の雄叫びを挙げたりと何かと人の目を引く行動を取るのも特徴で、目立ちたがり屋な性格も窺える。
絵に描いたような乱暴者だが、サボとの戦いでは確実に殺してメラメラの能力を奪うべく、挑発・動揺を誘ってスキを作ろうとする狡猾さを見せた他、ドフラミンゴ討伐後には敵対勢力の船に潜入し、下記の重要拠点を突き止める功績も挙げている。
この時はサボに敗れて瀕死の状態(意識も混濁するほどの深傷)であり、周りの騒乱に乗じた即興策か、始めから頭の隅に入れていた次善策かは不明ながら、決してただの筋肉バカではないようだ。
またティーチに対しては船長としての信頼や敬意を寄せており、彼の指示であれば素直に聞くくらいには忠誠心が高い様子。
なおティーチが四皇の一角として名を上げ、世間や部下から「(黒ひげ海賊団)提督」と呼ばれるようになった現在でも「船長」と呼んでおり、その点を度々ラフィットに窘められている。彼ら自身も幹部として船ひとつ任される立場になったからだろう(ちなみにラフィットは5番船長)。
活躍
初登場は他の黒ひげ海賊団初期メンバーの多くと同じで、「偉大なる航路」ジャヤのモックタウンである。町中でケンカをしながら都度『格闘チャンピオン』と自ら名乗っていて、それを人づてに聞いたルフィとゾロが張り合おうとしていた一幕がある(ナミに「情報収集で来たんだから町で騒ぎを起こすな」と止められて対面はしなかったが)。
その後はシリーズの間の世界情勢回やバナロ島の決闘などで度々他の黒ひげ一味と登場した他、インペルダウン編では海底監獄インペルダウンを一味と共に襲撃し、マリンフォード頂上戦争編では戦いで衰弱していた大海賊のエドワード・ニューゲートをインペルダウンで仲間にした脱獄囚などを加えた一味で襲撃して致命傷を与えた。
新世界編でも最初に再登場し、ドレスローザ編で自然系悪魔の実であるメラメラの実をかけた闘技大会に参加。普段の覆面の上から紙袋をかぶってMr.ストアと名乗り、圧倒的な実力で予選Aブロックを勝ち抜く。
しかし決勝ではルーシーことルフィに代わって出場したサボの技の前に右腕の防具を破壊された上に彼がリングを破壊したために場外負けとなり、メラメラの実の入手に失敗した。
その後、ルフィとドフラミンゴの戦いを観戦し、後にギア4を使い果たして倒れたルフィのゴムゴムの能力を奪うために殺そうと襲い掛かるもサボによって阻止され、更にサボの「燃える竜爪拳 火炎竜王」を受けて吹き飛ばされる。
ルフィとドフラミンゴの決着後はサボを挑発することで動揺を狙い、そのまま能力を奪い取らんと彼に襲い掛かるも、直後に「火拳」によって一蹴される。
その後死にかけながらも革命軍の船の船底に忍び込むことで追跡に成功し、本拠地バルディゴを突き止め、ラフィット&シリュウに電伝虫で報告する。
ワノ国編終了後に再登場し、ここで能力者狩りによりリキリキの実の能力者になったことが明かされ、ハートの海賊団と戦闘になった。
なおワノ国編後の再登場時は顔の右半分にかけての覆面が金属製の兜の様なものになっており、サイボーグを思わせる面構えに。
本当にサイボーグとして改造したか、ただのイメチェンという可能性もあるが、サボとの戦いで「人間の頭蓋骨くらい卵(の殻)みたいに握りつぶせる」と豪語するほどの力で顔を掴まれ(その威力はバージェスも絶叫する程)、瀕死に追いやられる程のダメージを受けている事・「兜」部分は頬から右側のアゴにかけても覆っている事を考えると、スパンダムのように顔の骨格自体がダメージを受けていて、プロテクター、もしくは顔面ギプスをしているとも考えられる(スパンダムの独特なマスクはフランキーにライフル銃のフルスイングで顔面をぶん殴られ、骨格自体が歪むという完治不能な重傷を負わされた故の固定具)。
余談
まるで覆面レスラーのような風貌だが、演者の稲田は元々プロレスラー志望だった声優としても知られている。(氏は他にもMr.1ことダズ・ボーネスも演じている)
モックタウンでの振舞いから、ルフィは「”チャンピオン”の奴」と呼んでいる。
”格闘チャンピオン”という肩書、ラリアット、「”ウィー”ッハハハ」という笑い方からスタン・ハンセンを連想させる。
関連イラスト
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ONEPIECE 海賊 黒ひげ海賊団 マーシャル・D・ティーチ
ジェリー・ダイス・イデオ:「ワンピース」における格闘技チャンピオンの皆様(ジェリーとイデオはボクシング、ダイスは裏社会のデスマッチ)。ほぼ自称レベルでまるで話にならないジェリーはともかくあとの二人の実力は確か。