ピクシブ百科事典

ギア4

ぎあふぉーす

ギア4とは、少年漫画『ONEPIECE』の主人公モンキー・D・ルフィの身体強化技の1つである。
目次[非表示]

「…おれは2年間…怪物みてェにデカイ猛獣達と戦い続けて来たんだ 」

「あいつらをねじ伏せる為にはこの"巨体"と"弾力"が必要だった…!!」

「お前は手も足も出せねェぞ!!」

概要

ドレスローザ編最終盤で初登場した主人公ルフィの強化技“ギア”シリーズの第四形態。

マリンフォード頂上戦争終結後の2年間の修行において、ルスカイナの巨獣達をねじ伏せるのに必要な"巨体"と"弾力"を手に入れるために編み出されており、新世界篇時点でおけるルフィの最強の戦闘手段ともなっている。

その仕組みとして、武装色の覇気を纏い硬化させた腕に空気を入れ、筋肉を増幅させる「筋肉風船」を駆使する。それにより通常のルフィより巨大化する上、普段にはない弾力を手にすることができ、張力を何倍もの力に引き上げることもできる。このため、強烈な打撃を敵に与えることができる。
また、武装色でゴムの伸縮を自在にコントロールできるほか、武装色の硬さとゴムの柔らかさの両立により防御力も強化されている(ドフラミンゴの見立てによると「武装とゴムの融合」とのこと)。
身近なもので解りやすい例を上げるなら今までのルフィが「輪ゴム」なら、ギア4は「タイヤゴム」に変わったと言う表現が近いのかもしれない。

作中ではギア2ギア3を使用したルフィに対し優勢に立ち回っていたドンキホーテ・ドフラミンゴを圧倒する戦闘力を見せた。また、2年後のルフィではまだ歯が立たない四皇の大幹部にも、有利には立てないながらもダメージを与えることが可能になるまで戦闘力が向上する。

シャーロット・クラッカーならびにカタクリとの戦闘では別形態を発動しており、状況や相手に応じて複数の形態変化を使い分ける。

なお、2年の修行によりリスクが軽減したギア2やギア3と比べても、大きなリスクを伴う。
ギア2のように体からは蒸気が出続け、常に覇気を使い続けている状態であるため肉体への負担は大きく、形態を保てる時間は短い。
使用し続ければギア4は限界により強制解除され、約10分間覇気が一切使用できなくなってしまう。
このような代償から、ギア2やギア3では倒せないような強敵、加えて周囲のサポートも期待できない絶体絶命の状況を打開する時に使う最後の戦闘手段として扱われている。

修行していた2年間の内の具体的な習得時期は不明だが、回想では最初の1年半の間ルフィの修行をつけていたレイリーはこの技のことを知っていた。また、猿王銃(コングガン)が効かない敵がいるという話を聞いたレイリーからはギア4は体への負担が大きすぎるため、別の方法を考えるべきだというアドバイスを受けていた。

種類

“弾む男”(バウンドマン)

Luffy 4


ドンキホーテ・ドフラミンゴとの戦いで初登場。
パワーとスピード共に優れ、ルフィがよく変身するギア4の基本形態。

四肢に武装色の覇気・硬化を行い、両腕や胴体に筋肉風船を集中させ、同時に体からはギア2のように蒸気が噴出し、いかつい出で立ちとなり、かつてスリラーバーク編でルフィが見せた強化形態ナイトメア・ルフィを彷彿とさせる姿となっている。
普段よりも巨大化し、作中では「(麦わらのルフィのことを全長8mと聞いていたが)せいぜい4mだ」と言われている描写がある。
モチーフは金剛力士たる仁王像(79巻)。

アニメでは歌舞伎の見得を切るような形となっている。
カラーリングは原作とアニメで違いがあり、アニメ版では赤みがかった黒色。
アニメ版の監督によれば、模様にも秘密があると尾田氏が語ったとのこと。

また、弾力が上昇したことにより弾む勢いを利用しての高速移動や、六式の一つ「月歩」と同様に大気を蹴ってを飛ぶことも可能になるが、反面弾力がありすぎるために地上においては常にゴインゴインと跳ね続けてしまうため、地上戦での細かい制動には難がある。
地上でこそ跳ねてしまうものの、「月歩」のように空中移動は自在に使えるので戦闘に不自由はなく、ドンキホーテ・ドフラミンゴの虚をつくほどのスピードを発揮することも可能。

これまでは勢いを付けるために腕を後方に伸ばすことが多かったが、ギア4では拳を腕に引っ込めて圧縮されたバネが飛び出すように撃ち出す方法(アニメ版では引っ込める際に「ギギギ……」とバネを収縮するような音も出ている)を取っており、撃ち出すまでの時間が短縮されると共に溜め状態を維持しながら移動できるようになっている。

必殺技

「ゴムゴムの(動物名)+(武器名)」となっている。

  • ゴムゴムの猿王銃(コングガン)
バウンドマンの代表的な技。引っ込めて圧縮した片腕を解放した上でのパンチを繰り出す。威力はドフラミンゴを遥か彼方に吹き飛ばすほど。
四皇最高幹部シャーロット・カタクリクラスの敵でもダメージを避けられない。
ただし、四皇シャーロット・リンリンにもなると、まともに受けても腕が少ししびれる程度。

  • ゴムゴムの大蛇砲(カルヴァリン)
武装色の硬さとゴムの伸びを利用し、パンチして伸ばした腕を軌道修正しながら敵を追尾して撃ち抜く。
回避された場合も腕を縮めず、そのまま、なおも急角度で軌道変更を繰り返しながら伸びて追い続ける「大蛇(パイソン)」と称する追尾モードに入る。また、スネイクマンの状態では拳の速度と軌道変更力が向上している。
アニメ版では、スタッフの筆の調子が乗った結果、非常に長く何百mクラスでパンチが伸びて敵を追尾する仕様になっている(原作ではあくまで”ゴムゴムのピストル”などの範疇。特に腕の伸びが長くなる設定もないと思われる)。

  • ゴムゴムのダブル大蛇砲(ダブルカルヴァリン)
両腕で放つゴムゴムの大蛇砲。

  • ゴムゴムの犀榴弾砲(リノシュナイダー)
圧縮した両足を解放したことによる両足裏を相手にぶつける蹴り。

  • ゴムゴムの獅子バズーカ(レオ・バズーカ)
圧縮した両腕を解放する両手の掌底突き。構えは異なるが、「ゴムゴムのバズーカ」に近い。

  • ゴムゴムの大猿王銃(キングコングガン)
ドフラミンゴ戦で使用した決め技。腕の筋肉にさらなる空気を送り込んで巨大化させ、ギア3並みに巨大化させた腕で「猿王銃(コングガン)」を放つ。
他の技より武装色を纏う範囲が広く、を抉った上でドフラミンゴを地下深くまで叩き落す程の威力を誇るが、ギア4の負担が一気に掛かる為に一撃必殺の技とも言える。

  • ゴムゴムの猿王群鴉砲(コングオルガン)
腕を増えたように錯覚させるほどに両腕を細かく振動させ、その状態で広範囲に連続してパンチを放つ。
「ゴムゴムのガトリング」に近い。
「群鴉(ムラガラス)」は、黒い腕での連打がカラスの群れのようだからか。
オルガンはオルガン砲からと思われる。

  • ゴムゴムの獅子王バズーカ(レオレックス・バズーカ)
劇場版のONE PIECE FILM GOLDギルド・テゾーロ戦で使用した決め技。
大猿王銃(キングコングガン)」同様に空気を両腕に送り込んで巨大化させた両腕を、圧縮させてから両手の掌底突きの要領で相手に放つ。

“タンクマン”

シャーロット・クラッカー戦にて初登場。この際は満腹バージョンで登場。

筋肉風船と覇気を胴体に集中させ、容器(タンク)のような巨大な玉のような体となる。
玉のような鈍重そうな体は相手を油断させる効果を持ち、腹部に集中した覇気の硬度はシャーロット・クラッカーの剣戟を無力化できるほどに強力。
更に単に固いわけではなく、ゴムのように相手を吸収し、飲み込んだ相手を戦車(タンク)砲で打ち出すように、凄まじい速度で弾き飛ばすことが出来るカウンター型

必殺技

  • ゴムゴムのキャノンボール

クラッカー戦で使用した決め技。敵の攻撃を腹で受け止めた上で吸収して拘束し、反動で押し出して彼方へと吹き飛ばす。威力はクラッカーくらいの覇気と基礎戦闘力を要していても遠方へ吹き飛ばされただけで山々を壊していくほど。
見た目は「ゴムゴムの風船」と似ているが、あちらが飛び道具を反射するのに対しこちらは直接攻撃に対する反撃技。

“スネイクマン”

Luffy Gear 4th : Snakeman


シャーロット・カタクリとの再戦にて初登場。

筋肉風船と覇気を手足に集中させており、肘と膝から先を圧縮しているのか、今までのギア4と比べると細身で髪がやや長い。
技のスピードがアップし、変幻自在の攻撃を得意とする形態。
伸ばして加速させた腕を、そこから更に伸ばして加速させる事が可能で、その方向も自由自在に操ることができ、腕が回り込んで背後から殴り飛ばすことも可能。
いうなれば、「ゴムゴムの銃」「ゴムゴムのJET銃乱打」が、変幻自在・ありとあらゆる方向から、覇気をまとって圧倒的なスピードで敵に連続で襲い掛かる
360度あらゆる方向からの攻撃が可能な上、避けられた攻撃をいちいち引き戻さず、そのまま迂回させて別の方向から再攻撃という芸当まで実現している。また、蛇を意識しているのか、この形態では拳を握らず五指を折って攻撃を行う。

腹部をえぐられた状態でも変身可能。
武装色の覇気を纏う範囲はバウンドマンやタンクマンと違い腕(肩に届かない程度)と足だけに留めている。また、胴体を膨らませているわけではないので弾力で跳ねる様子はない。恐らく作中の描写から見て張力に重点を置いた形態である事が伺える。

必殺技

  • ゴムゴムのJET大蛇砲(ジェットカルヴァリン)

収縮した両腕を撃ち出し、さらに加速させた「ゴムゴムの大蛇砲」の強化版。
軌道を変更して再伸長するときの『伸び』の速度が増している。

  • ゴムゴムの黒い蛇群(ブラックマンバ)
収縮した両腕を「JET銃乱打」さながらの速度で相手の四方八方から連打する。
当然、追尾性もJET銃乱打や鷹銃乱打より向上していると考えられる。
バウンドマンの「猿王群鴉砲」が猿王銃のガトリング版だとするなら、こちらは大蛇砲のガトリング版といったところか。
名前の元となったブラックマンバはアフリカのサバンナに生息する毒蛇で、キングコブラに次ぐ大柄な体(2.5~5m)を持ち、毒は猛毒で注入量も多く、移動速度も蛇としては破格の時速16km(一般的なマラソン選手レベル)、瞬発力や精密動作性も高いなど、蛇の中では世界で1、2を争う危険種といわれている。

  • ゴムゴムの王蛇(キング・コブラ)
カタクリとの決闘で発動した決め技。
自身の後方から迂回させた腕を加速し、大型化した拳で相手に殴りかかる。発動時には五指を握らず蛇の顎のように開いて繰り出している。

作中での活躍

第784話にて、“弾む男(バウンドマン)”が初登場。
「鳥カゴ」の収縮によってドレスローザの崩壊が始まり、戦いが長引けば終わりという状況の中でドフラミンゴとの決着をつけるべく発動した。
最初はその足すらまともにつけず跳ねる姿を見て「真面目にやれよ」と嘲笑うドフラミンゴだったが、その戦闘力はルフィ自ら「お前は手も足も出せない」と断言する程であり、その言葉通りに今まで優勢を保っていたドフラミンゴを相手に一方的な戦いを展開する。
その後、ドフラミンゴはイトイトの実の覚醒をもって応戦。一度はルフィの猛攻に耐え時間切れに追い込むも、ルフィの仲間たちによる足止めを食らっているうちに再びギア4が発動。
最後は「ゴムゴムの大猿王銃(キングコングガン)」によって、衝突したドフラミンゴの決め技「神誅殺(ゴッドスレッド)」ごとドフラミンゴを粉砕した。

第842話では、“タンクマン”満腹バージョンが登場。
クラッカーとの戦闘で、逃げ回りつつの持久戦を強いられていたルフィが食欲に限界を迎えたため、一気に勝負をつけるために発動。
長期戦で疲労が溜まりイライラしていたクラッカーがルフィに止めを刺しにくるも、それを腹で受け止めた後大砲の如き速度で吹き飛ばし、複数のビスケット兵もろともクラッカーを粉砕した。

第871話では、ビッグ・マムからの挑発を受けたルフィが「一発だけ」と猿王銃を放っている。
武装色で硬化した腕で防がれたものの、ビリビリと衝撃を与えた。

第895話では、カタクリとの戦いの終盤、決着を付けるため“スネイクマン”が登場。
最初は戸惑いを見せるカタクリだったがすぐに対応され、相変わらず苦しい戦いを強いられる。
最後は互いの決め技の「ゴムゴムの王蛇(キング・コブラ)」と「斬・切・餅」が衝突し、両者同時に倒れる。
その10分後、意識を取り戻したルフィに対しカタクリが問いかけ、その覚悟を受け取ったことでカタクリは自ら敗北を認め、倒れ伏した。

余談


  • “弾む男”のモチーフは仁王像日本古来の強さの表現に注目してみたとのこと。

関連項目

ONEPIECE ドレスローザ モンキー・D・ルフィ ギア
ゴムゴムの実 覇気(ONEPIECE)

仁王像

pixivに投稿された作品 pixivで「ギア4」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 153766

コメント