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マヒルワルド

まひるわるど

『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する敵組織・トジテンドが造り出したワルドの一体。
目次 [非表示]

「ふっ、今日は良い作戦日和マヒル♪上手く行くに違いないマヒル…」

「はあ~…、に見付からない様にとは言え、俺がこんな薄暗い場所に潜まねばならんとは…。皮肉な物マヒル…」


CV:田丸篤志

スーツアクター:齊藤謙也

登場話:第10カイ!「お昼も夜でもブルースカイ!」


データだマヒル

身長/190cm

体重/285kg

世界/マヒルトピア

名物/エンドレスヌーン

名産/マヒルーペ


概要だマヒル

トジテンドが人間界侵略の為に、真昼世界「マヒルトピア」を閉じ込めたマヒルトジルギアクダックに組み込んで、陽気に誕生したワルド


マヒルワルド

頭部は太陽を模した時計になっていて、ダイアルのヒビ割れ(太陽の黒点にも見える)の間から黄色の眼を覗かせている。

文字盤上の長針と短針は12:00=正午の位置で固定され、壊れた時計にも見える造形から「常に真昼の時刻=正午から進むことがない」である事を表現している。また、口元から顔を一周するようにパイプが施されている。

一方両腕はクダイターのままだが、代わりに正午の位置で固定された時計の針を模した柄を持つ虫眼鏡を模した長柄武器「マヒルーペ」を携行する。


マヒルトピアの力を悪用する事で、擬似太陽「マヒル太陽」を複数召喚し地球を照らし続ける“エンドレスヌーン”で、永遠に日が沈まない「真昼の世界」を作り出す能力を行使する。時計等の時刻を表す機械も、「正午から進まない」状態にして狂わせている様子。

これだけ聞いてもかなり厄介に見えるが、実は只明るくすると言うだけでは無く、概念的な真昼をもたらすことで時間に対する概念その物を狂わせると言う非常に凶悪な能力。

なお、夜という概念に干渉する能力ではないため、日本人は地球の裏にあるブラジルは夜のはずだと思い込んでいた。もちろん、ブラジル人は日本は夜だと思い込んでいたのだろう。


例えば「12時半になったら休憩」と言う予定を立てていたとして、「本来12時半である筈の時間になったら休憩」では無く、「その時間になってもまだ12時なので休憩しない」となる。何時間経とうが12時半は訪れないので、休憩する事は出来ない。

その結果、疲労が蓄積しヒューマンエラーやそれに連鎖してのトラブルや事故が頻発、最終的には衰弱死にまで発展する可能性すらある。

さらに、何時間経過しようと「昼食を取ってから時間が経過していないので食事を取れない(間食は可能)」、「夜が来ていないので眠れない」と言う状況が続く。加えて言うと、時間と関連付けられる行動は「眠くなったから寝る」、「腹が減ったから食事をする」と言う様な自身の状態を基にした選択すら出来なくなる。

総じて、侵略先の住人の生活サイクルを崩壊させ自滅に追いやるこの能力はある意味、最も残酷かつ平和的に侵略を完遂可能な手段の一つとも言える。オマケに、この事実を確認した上でワルドと異常事態の因果関係を結びつける経験則がなければ、事態の収拾さえままならないと言う厄介さを抱えている。


加えて物理的な弊害として夜が来ない=太陽熱が宇宙に逃げず、気温が上がりっぱなしになる為地球温暖化が加速し、最終的に地球が死の星に変わってしまうというとんでもない副作用がある。

ワルドと言う「ギャグテイストの裏でとんでもない被害を齎す怪人」を端的に表した存在と言えよう。


欠点としては、時間との結び付きが皆無の行動については一切制約が発生しない点。よって、間食・トイレ・戦闘等は必要を感じれば行う事が出来る。とは言え、間食は所詮間食に過ぎず、後に夕食が控えているのでがっつり食べるなんて事は出来ない。


戦闘ではマヒルーペを振り回しての棒術を使う他、レンズ部分よりビル壁を易々と切り裂くレーザーを放つ。反面マヒルーペを取り落とすと殆ど丸腰の状態に陥ってしまう。

ただマヒルワルド自身も、単独の戦闘力が心許無いのは承知している様で、護衛役のクダック部隊を嗾けたり手近な一般人を人質にする、ゼンカイジャーに見付かるリスクを考慮して侵略作戦が完遂されるまで地下水道に身を潜めるといった様に、自らが逃げ延びた上で作戦を遂行する為の手段は選ばない。


上記の行動傾向に加え、想定外の事態に会うとその場で狼狽え立ち往生してしまう点からして、明るいモチーフや「~マヒル」の口調に反して小心者の性格であるのが窺える。


活躍だマヒル

既にバラシタラの手によって誕生した状態で、作戦開始の為ビルの屋上より身を乗り出すも、その様子を地上から見ていたゴールドツイカー一家に見付かってゾックスから狙撃され、一家の目の前へ転落。


「ぐえっ!?痛い…マヒル〜! 何だ?何が起きたマヒル〜!?」

フリント「あっ、トジテンドじゃん」

ゾックス「ツイてんね。チェンジ痛快!」


「貴様は例の界賊!?こんなに早く…クダック!今の内マヒル…マッヒ、マッヒ…」


その流れからツーカイザーとの戦闘にもつれ込まれたので、護衛のクダック部隊を呼び出しその隙に場を逃げ出すも、遅れて駆け付けたゼンカイジャーへ部隊の掃討を押し付けたツーカイザーは追って来て、そのまま銃撃される。

そこで、偶々通り掛かった所にいたカップルの男を捕まえて「それ以上近付くと、こいつはスクラップマヒル!」と人質にするも、ツーカイザーは人質などお構い無しに攻撃を続けたので人質と一緒にパニック状態に。しかし程無く追い付いて来たゼンカイザーメガレンジャーギアを使用、ゼンカイジュランの投げたジュランシールドを使ってのサーフィンで人質を救い出した光景にツーカイザーの気が逸れた隙を突いて行方を晦ました。


その後、自身の存在が早々にゼンカイジャーへ知られた為、再び見付かるリスクを恐れ何処かの地下水道へ密かに潜伏。そこでマヒルトジルギアの力を行使、召喚した4つのマヒル太陽で取り囲んだ事で、地球を永遠の真昼の世界に変えて住人達の生活サイクルを侵害、人々に自覚をさせないまま徐々に混乱を発生させ衰弱させて行く。

ゼンカイジャー達もまた、生活サイクルを狂わされて疲労が蓄積し無気力になり出したが、毎日定期的に行っているセッちゃんの充電を忘れていたのと、TVで日本の裏にあるブラジルも昼になっているニュースを視た事で、この異常事態に気付く。

一方のゴールドツイカー一家も、拠点であるクロコダイオーから見た地球がマヒル太陽に囲まれている光景を見て異変を察知した。因みにこの時、ゾックスが「地球は3日ぶり」と発言したため本編では最低約3日も昼間が続いていた模様(つまり地球の人達は3日に渡りまともに寝ていないことが判明した)。


俺はカイゾク♪お宝求めて海から海へ〜♪

俺はカイゾク♪トジテンド捜して世界から地下道へ♪


「しまったマヒル!また見つかったマヒル…!」

ゾックス「お前が地球全体を真っ昼間に変えてた訳ね」

「ぐぬっ…何故、貴様は元気マヒル!?」

ゾックス「地球に住んでないからさ」


そこから程無く、自身の潜伏場所へゾックスが踏み込んで来たので慌てて交戦するも、地球上に長く居なかったお陰で生活サイクルが狂わなかったゾックスに地上のビル街に引きずり出される。そして民間人の事は御構い無しに迫って来るゾックス=ツーカイザーを引き離すべく、マヒルーペのレンズよりレーザーを乱射してビル壁をズタズタにするも、逆にギアダリンガー打撃により付けられた的のようなエネルギー体目掛けて放たれるホーミング銃撃をまともに浴びて吹っ飛び、近くのビル壁に突き刺さってしまう。

この余波で発生した瓦礫に潰されそうになった民間人を救ったゼンカイジャーと、それを見たツーカイザーのやり取りの裏で突き刺さった所より抜け出ようともがいていたが、取り敢えず自分の行動に指図はしないと介人に言われたツーカイザーより銃撃を喰らって地上に落とされる。


その流れから、シンケンフォームとなったツーカイザーへクダック部隊と共に挑むも、相手は銃撃を跳ね飛ばしながら(民間人に当たりそうになった物はチェンジしたゼンカイジャー5人が我が身を盾に受け切ったため無事)反撃、程無くクダックを全滅させられる。その上でマヒルーペを奪い取られつつオーレンフォームにチェンジされたので、手近の車のドアを盾に凌ごうとするも逆にドアごとカラテ攻撃を叩き込まれ遠くへ吹っ飛ばされた。

そのまま最後は、「ツーカイザー・超力スターナックル」で真上より現れた拳に叩き潰され爆散・敗北。同時にマヒル太陽が消滅した事で地球上の時間は元に戻り、周りは真っ暗な夜に戻ったかに見えたが…


クダイテスト「お休みの時間はまだだ!」


しかし程無く、残ったマヒルトジルギアを出現したクダイテストが踏み砕き、ダイマヒルワルドが誕生するのだった。


余談だマヒル

  • 太陽をモチーフにした怪人は複数確認されているが、真昼と言う細分化された概念自体をモチーフにしたのはこのマヒルワルドが初。



  • 30分前の作品である仮面ライダーセイバーでは、全世界昼になっている場面があったため、一部の視聴者からは「マヒルワルドの仕業では?」と疑われていた。


  • 当初の指定は「ビャクヤワルド」(白夜)であったが途中からマヒルに変更された。太陽と正午を指す時計で真昼を表現し、常に日差しを浴びせられるよう太陽のフレア部分がライトになっており、顔面は灼熱の太陽に灼かれたドクロの意匠で、ロボっぽい顔にする為顔の周囲にパイプを巻いている(『機界戦隊ゼンカイジャー公式完全読本』p.113)。

関連タグだマヒル

機界戦隊ゼンカイジャー

トジテンド ワルド(ゼンカイジャー)

真昼


シャイドス:影を自在に移動する能力の弱点をカバーすべく、ドームで覆った区域内に人工太陽を設け1日の日照時間を22時間に変えた。またその状況も利用し、支配した住人達をマトモな休みも取らせない強制労働で苦しめていた。

ドラゴンモンガー:マヒルワルドと同じ様に、地球を真昼の世界にした。

デーボ・アックムーン:劇中で戦隊達を寝不足状態にして苦しめた。


エルロック・ショルメ(ルパンVSパトレン):虫眼鏡を模した剣を武器とするが、それより繰り出す剣技は月をイメージしている。

ルーペロイドルーペシャドー:虫眼鏡(ルーペ)モチーフの戦隊怪人。後者は太陽光を集束出来るルーペの特性を悪用、街に火災を引き起こそうとした。

QQキュータン:ルーペの様な武器を持った戦隊怪人繋がり。

日輪仮面:太陽がモチーフ且つ長柄武器を携える、容姿が酷似した戦隊怪人。


シャマー星人:別世界の怪人(と言うより宇宙人)で世界を日中真昼状態にすると言ったマヒルワルドと等しい能力を持つ。

バカンスワルド:同じくセイバーでワルドの仕業ではと疑われていた。

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