概要
偉大なる航路前半「楽園」にある島「クライガナ」にかつて存在していた王国。名前の通り陰気でジメジメした気候が特徴。
9年程前まで続いた内戦により滅亡しており、国全体が荒れ果てた墓場と古戦場だけになってしまい、国民は誰一人残っていない。
王下七武海「鷹の目」ジュラキュール・ミホークはこの島を本拠地として王城で暮らしていたが、曰く彼が足を踏み入れた時点ではそこかしこで煙が上がり、遺体も転がっていたらしい。
そこにバーソロミュー・くまによりペローナが飛ばされ、数日後にはロロノア・ゾロがすっ飛ばされてきたため、国民は1人から3人に増えた。ゾロはこの国で下記のヒューマンドリルを制し、ミホークに頭を下げて剣を学んだことで、2年の月日を経て見違えるほどの成長を遂げる。
その後、ゾロが3D2Yを経てシャボンディ諸島に出港したことで、ミホークとペローナとヒューマンドリルが開墾作業に勤しんでいたが、世界会議による王下七武海制度撤廃に伴い彼らもこの島を離れたので無人島となった。
ヒューマンドリル
猿真似がうまく、近くに住んでいる人間の行動パターンを真似する習性があり、切り傷に唾液を付けるなどの民間療法も知っている。これにはゾロも「治るか!!」と突っ込んだ程。
本来はそれほど凶暴な生物ではないらしいが、シッケアール王国は長年国民が憎み合って殺し合いを続けて来た為、剣や槍、銃などの使い方を覚えてしまった。ミホーク曰く「人間は知恵を持ち武器を使うがゆえに動物に勝るが、動物が武器を使うとこうも強い」との事で、実際2年前時点のゾロと互角に切り結ぶ強さを持つ。
ゾロは島を脱出しようとするたびにヒューマンドリル軍団に襲われ続けていたが激戦の末に返り討ちにし、ミホークが本気で驚いていたあたり、徒党を組んだヒューマンドリルの厄介さは相当なものらしい。
その後はミホークに従い畑を耕していたが、無人島になった今後はどうなるのだろうか。
余談
『ワンピースパーティー』では蟹手のジャイロの一味がこの島に侵攻しており、射程外から砲撃することでヒューマンドリルを蹴散らして侵攻したが、どう考えても王下七武海と別の七武海の側近と超新星の3人に勝てるわけがなく敗北した。
関連イラスト
島のオサレな雰囲気もあってか、pixivでは女性ファンからの人気が高いようである。