概要
『ONEPIECE』の偉大なる航路前半に存在する島。ドーナツ状の島であり、普段は10の島が連なる形をしているが、1年に1度だけ大きな引き潮が生じることで数時間だけ島の間をつなぐ低地が現れた本来の姿となる。住民はその現れた海底を歩いて隣の島まで渡って移住するのを3年周期で行う生活を送っている。10個の島は本来1つの島であるため記録指針で磁気を記録しても隣の島を指すことはなく船での移動はできない。
モンゴルに似た荒涼とした草原に覆われた土地であり、遊牧生活を送る住民たちもどことなくモンゴルっぽい生活様式を取っている。のびのびした土地柄のため樹木や竹はとてつもなく高く、生息している動物もヒョロ長く(頭部が横長なユキヒョウが以外は体のどこかが縦長。また、熊やカモノハシなど本来四足歩行だが長い体で動きづらいからか普通に二足歩行をしている動物もいる)住民は種類名を伸ばした発音で呼んでいる。
原作での関わり
空島スカイピアから無事青海に帰還したルフィたち麦わらの一味は記録指針に従って次の島を目指すが、航海の途中で帆を失ったうえに全く統率が取れていない海賊団を目撃する。その海賊団はそのまま海に沈んでしまい、一味はロングリングロングランドに上陸する。
島の住人であるトンジットやシェリーと交流するなど島を探索していた一味だったが、突然銀ギツネのフォクシー率いるフォクシー海賊団が現れ、デービーバックファイトを申し込まれる。ウソップは先程のチームワークのない海賊団がフォクシー海賊団によって仲間を多く奪われたからだと気づく。仲間と誇りをかけた海賊の勝負に一味総出で挑み、結果フォクシー海賊団に勝利。フォクシー海賊団のシンボルを頂いてデービーバックファイトは終了する。
しかし、デービーバックファイト終了直後、一味の前に突如海軍本部の最高戦力である大将青雉が現れる。青雉からニコ・ロビンの危険性を説かれ、同時に海軍大将の圧倒的な実力を思い知ることになった。
上述の通り海軍大将青雉が初登場する島であり、彼は一味と読者に圧倒的な実力と存在感を与えた。
主な島民
トンジット
「ウチへ入れ もてなそう」
3年毎に島から島へと移住を繰り返す、気ままな遊牧民。だが、島の長い竹を使い、世界一長い竹馬に挑戦中に竹馬が成長して怖くて降りられなくなり、行方不明扱いされて仲間に置いて行かれてしまい、10年もの間、竹馬の上で生活する事となった。
以後、10年間を竹馬の上で同じ様に背の高い木に生えた果物で食い繋いで過ごしていた。
シェリー
現地の遊牧民に飼われている雌の白いウ~~~~~~~~マ。主人のトンジットをとても慕っており、彼が行方不明になったまま仲間達が移住の時期に差し掛かり、共に来るのを持ちかけられるがトンジットの帰還を信じ断って10年間一頭だけで帰ってくるのを待ち続けた。再会したトンジットと共に草原を駆け回っていたところフォクシー達に狩りの標的として襲われてしまうがチョッパーの助けに事なきを経た後トンジットと共に仲間達の元へ向かっていった。
関連項目
本編の流れ