概要
銀狐のフォクシーを船長とする海賊団。元々の海賊旗はフォクシーの顔によく似た狐のマークで、左右に「FOXY」と描かれていた。団員はマスクと一体化した帽子を被っているのが特徴。
船は「セクシーフォクシー号」で、狐の船首を象っている。
フォクシーが非常に欲張りな性格であるため、片っ端から「デービーバックファイト」を申込み負けた海賊から吸収合併を繰り返した結果、非常に粒ぞろいなメンバーになっている。
特徴的なのはその雑多なメンバー構成と膨大な人数にも拘らず、結束力が非常に高いこと。
ポルチェとハンバーグ以外はデービーバックファイトによってかき集められたメンバーであるが、彼ら彼女ら全てが一人残らず「オヤビン」たるフォクシーのもとに一致団結している。
この頭数をスタッフにして行うデービーバックファイトは他に類を見ないほど豪華で、上から下まで総出でのお祭り騒ぎが始まり、時には屋台の出店など興行的な稼ぎをする事も多い(本人たちも見物客や協力依頼者には危害を加えないスタンス)。
クルーの中には魚人や巨人、果ては魚までいるという種族のサラダボウル状態だが、それを理由にした諍いは描写される限り皆無。
そして奇しくもそんな彼らの在り方は、ワンピ世界に根強く残る種族差別へのアンチテーゼであり、大きな理想として掲げられている「種族の共存」の成功例と言える。
麦わらの一味とのデービーバックファイトに敗れて海賊旗を奪われ、ルフィによりものすごくカッコ悪いマーク(狐……というより豹か何かに見えるマークで、上部に「き つ ね」と描かれている)を帆に書かれてしまった(しかも後述のスピンオフ『ワンピースパーティー』によればいつの間にか捨てられていた)。
新世界編では(経緯は不明ながら)既にメンバーは船長のフォクシーの他にはポルチェとハンバーグの二名を残すのみで、船も「ノロノロフォクシー顔爆弾」の形の船首が着いた小舟に落ちぶれてしまっている。余談だが(アニメを除くと)おおよそ20年ぶりの再登場である。
主要メンバー
元メンバー
- イトミミズ
- カポーティ(カジキの魚人)
- モンダ(ペットのホシザメ)
- ピクルス
- ビッグパン(ドジョウの魚巨人(ウォータン))
- ソニエ(船大工)
- ドノバン(船大工)
- ジーナ(船大工。美人だったのでサンジが「デービーバックファイトで勝ったんだからスカウトしようよぉー!」と半泣きになっていた)
- キバガエル(元キバガエル海賊団船長。ルフィ達の前にデービーバックファイトを行い、15回も敗れて部下共々配下となる)
アニメオリジナルキャラ
計略の為に所属→後に裏切り(アドベンチャーオブネブランディア)
外伝では
原作ではデービーバックファイトとエッグヘッド編の幕間のみの登場だが、アニメではこの後複数回に渡り登場しており、海軍大将"青キジ"との接触前にピラフ一味のようなお邪魔虫ポジションで登場するほか、スリラーバーク編とシャボンディ諸島編の間に当たる水着回でも登場する。
また、TVスペシャルの『アドベンチャーオブネブランディア』では新世界入りをしており、なおも麦わらの一味にリベンジマッチを挑んでいる。
スピンオフ『ワンピースパーティー』では新世界に突入し、麦わらの一味と対決。本来なら麦わらと同盟を組んでいるはずの元王下七武海トラファルガー・ローと3億越えのキャベンディッシュを(麦わらに粗雑に扱われたことの逆恨みとして期間限定で)雇用しデービーバックファイトを再び挑んできた。
劇場版『ONEPIECE STAMPEDE』では劇場版初出演で、ポルチェが冒頭のミスコンに参加したり、デービーバックファイトが開催されたり、フォクシーとワポルの声優繋がりによる中の人ネタも見られる…のだが、お宝争奪戦の司会者のドナルド・モデラートからはワポル共々その他扱いされる始末で、海軍襲来時ではワポルと共に「助けてください」と頭を下げてナミにツッコミを入れられたり、技を繰り出す前にバスティーユ中将に瞬殺された挙げ句、ボア・ハンコックによって(全員もれなく目をハートにして)石化させられる等と、ほとんどいいとこ無しであった。
関連タグ
海賊(ONEPIECE) 偉大なる航路 ロングリングロングランド デービーバックファイト
ドロンボー一味…男2人+女1人の三人組、専らギャグ寄りの悪役やノリ等々何かと共通点が多い。