ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

もしかして⇒ジョークボックス(びっくり箱)


解説編集

ジュークボックスとは、音楽自動販売機である、19世紀末のアメリカで発明された。

【Juke】とは、ガラ語(アメリカ系アフリカ民による方言的英語)で『騒々しい、野蛮』といった意味を持つ。


当初は蓄音器を改造したもので、人を驚かすことを目的とした発明品だった。

蓄音器の普及により一旦は姿を消すものの、電気録音技術とアンプの登場により、再び脚光を浴びる機会を得る。


アナログレコードの登場により、その活躍の幅は一気に広がり、1960年代のアメリカのレコード収益の実に3/4がジュークボックスに使用するためのものだったという。当時を象徴するアイテムの一つとしても認知されている。


その後、カセットテープウォークマンの普及、有線放送による音楽提供など、音楽を楽しむための環境が進化していったことで、次第に片隅に追いやられていくことになった。

だが現在でも、ジュークボックスは時代に合わせて進化し続けており、電子化による最新ヒット曲への対応や、個人向けの小型の筺体などが出現しており、今でもその魅力をもって人々を楽しませている。

構造編集

一般的に想起されるものは、カラフルなアーチ状の上部と電飾を持ったタイプ。

構造は製造元によってまちまちだが、おおよそは上部にレコーダーと販売ボタン・下部にアンプというのが一般的。


指定された金額の貨幣を投入し、その後選曲ボタンを押すことで演奏を開始する。


初期のものは自動演奏するピアノオルゴールといったものが多かったが、レコード再生の機構を取り入れてからは、内部で自動でレコードを取り替え、曲目を変える方式になった。


現在では音源の電子化によって小型が可能になり、再生までのタイムラグも解消されている。

関連イラスト編集

【ネコとお酒と音楽】昭和系ギャップ女子

関連タグ編集

音楽 自動販売機

レコード


ロック・オーラ…アメリカの老舗メーカー。会社は買収されたが、現在もブランド名として継承されている。


セガタイトーコナミ…現在では意外だと思われるが、元々はジュークボックスを扱う会社だったのが起源である。


ドクター中松…ジュークボックスメーカーに依頼され、レコードの損傷を減らす目的でソフトシェルにレコードを内包し、シェルの窓から針を入れるという「ナカビソン」を開発した。後にIBMがフロッピーディスクを開発した際、パテント競合を避けるためこのパテントを買い上げた。一部にある「ドクター中松がFDの開発者」というネタはここから。

ウィッシュルーム 天使の記憶:サウンドトラック機能として登場する。


関連記事

親記事

自動販売機 じどうはんばいき

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 128458

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました