ヴィンスモーク・ニジ
ゔぃんすもーくにじ
「出迎えがねェじゃねェかよ…あいつの」
「おれ達兄弟は 時々いなくなったお前の話をしたもんだ……」
「サンジはどこでどうやって野垂れ死んでたら 一番面白いかってな!」
容姿
少しリーゼントがかった青髪とゴーグル、そして兄弟全員に共通するぐる眉が特徴。
服装は戦闘時には「レイドスーツ」を纏うが、普段はシャツに青いネクタイ、黒いズボンにベルトを着用し、重要な要件の際にはマントを羽織るなど王族らしく清潔感のある服装をしている。
性格
イチジやレイジュと違い短気な部分があるところが垣間見え、感情操作による慈悲の欠落が最も顕著である冷血かつ残虐な性格の人物。
人を傷つけ、殺害することに一切躊躇いがなく、自分に恥をかかせたコゼットを顔面が変形して血塗れるほど殴り付ける(女性に甘いサンジをおびき寄せるための罠の可能性あり)、幼少期に竹刀試合に負けたサンジを気絶してもなお叩き続けた。
女にも冷酷かと思ったら、ナミに対しては兄弟共々目がハートになっており、女好き・特に「気の強そうな巨乳の女性」が好きなところは兄弟で共通している。
王族は奉仕されて当然という価値観の中で育ったのもあり、食への感覚は贅沢かつ我儘であり、コゼットらが用意した栄養バランスを考慮した食事を「チョコを食べておいた」「見た目が嫌」というだけで残そうとし、食べ物を粗末にするのに激しい怒りを覚えるサンジと更なる衝突の要因となった。
イチジら4兄弟は同じ日に生まれた一卵性多胎児(四つ子)だが、サンジを除く3人はジャッジによって施された血統因子の操作によって、生まれながらに、「哀しみ」や「憐れみ」といった戦いに邪魔となる感情が完全に欠落している。この影響で、レイジュ曰く「自分の死にさえ無感情」であり(というより自身の命も含めて生死に価値観・執着を抱いていない)、ビッグ・マム海賊団に裏切られて一家全員が皆殺しにされそうになっているという状況の中、まるで他人事のように談笑している(イチジは命乞いするジャッジを見て「見苦しい」と呟き、ニジとヨンジは笑いながら自分の命を諦めていた)。その異様な光景を見た姉レイジュからは「我が弟達ながら人間とは思えない」と内心気味悪がられ、父ジャッジをも(自業自得とは言え)驚愕させた。
基礎戦闘力
ジェルマの戦士たちは戦闘の際にレイドスーツを装備する。ニジは黒いマントに「2」の数字が書かれた青色のレイドスーツを纏って戦う。加速装置、浮遊装置、盾になるマントが備わったレイドスーツを纒うことで戦闘能力は向上し、空中や燃える戦場での戦闘も可能になる。
レイドスーツを着用せずとも血統因子の操作によって外骨格が発現しているため、全身が金属のように頑丈になっている。そのため幼少の頃には既に大人の兵隊相手に勝利する程の実力を持っていた。
現在のサンジとの明確な力量差は直接衝突する場面が少ないため不明だが、女給に手を出した事で激昂したサンジの蹴りをかわせず一度は不利に立たされている(直後にイチジの協力で形勢逆転して3人でサンジを袋叩きにした)。
固有能力
「そんな速度じゃ蜂の巣になるぞ!!」
ニジは超人揃いの兄弟たちの中でも「速度」が優れており、固有の能力としては「デンゲキブルー」の2つ名を持つ通りに「電撃」を操ることができる。戦闘の際には主に電撃を纏った蹴りを放ち、光速の如く戦場を駆け抜けてすれ違いざまに敵を感電させる戦法をとる。更にニジは兄弟たちの中で唯一剣を使っており、剣に電気を纏わせることもできる。ちなみにこの電撃は血統因子の操作によって得られた産物であり、悪魔の実の能力者ではない。
また高い声真似技術を持ち、敵の通信を奪って偽の報告をすることで敵全体をまんまと出し抜いて見せた。アニメの描写では、敵の喉を掴んで声帯を読み取る描写があるためニジの技能ではなくジェルマの技術である可能性が高い。
技
- ステルス
相手が消えたと錯覚する速度で移動する。レイドスーツなしでも使用可能。
(一時的に透明になっている可能性もあるが、ジェルマの戦士には本来"ステルスブラック"と呼ばれる「透過能力」を使いこなす戦士が別にいるため、同じ能力をもつ戦士が二人いるとは考えにくい。)
- “起電(ヘンリー)ニードル”
電撃を叩き込む膝蹴り。レイドスーツなしでも使用可能。まともに食らえばサンジもかなりのダメージを受けるほどの威力である。
- “起電光剣(ヘンリーブレイザー)”
ニジ曰く「光速の剣」(雷速ではなく)。
サンジの空中歩行を遥かに上回る速度で飛行し、電気をまとった剣で敵をすれ違いざまに切り裂き感電させる。
過去
サンジを除く他の兄弟と同じく、強化改造を施された状態で生を受け、幼少時より高い戦闘力を誇っていた。また、サンジの優しさに付け入り容赦なく暴力を加えるなど、粗暴な性格はこの頃より形成されていた模様。
第2部 最後の海 新世界編
ホールケーキアイランド編
幼少時代にジェルマから姿を消したサンジがビッグ・マムの生贄として再びジェルマに帰ってきてからも昔のようにいたぶろうとするも、逆に食に敬意を示さず女にも平気で暴力を振るおうとした事について罵倒され腹を立てる。しかし、サンジは現在婚礼前であったため手をあげようとしたところをジャッジに制されてしまう。
このままだとサンジを直接いたぶれないと考えたのか、仕返しの為に女給のコゼットに顔が変形する程の暴力を振るう事でサンジをおびき出し、さらにヨンジやイチジの介入もあってサンジを昔のようにボコボコに痛めつけた。
それから時間が経ち、父や兄弟と共にホールケーキ城にやって来るが、ビッグ・マムの裏切りに遭いシャーロット・ペロスペローによって動きを封じられる。
城の入口でレイドスーツも回収されているのでもはや助かる術は無いと思われたが、すんでのところでサンジに救出される。
父や兄弟と共にカポネ・ベッジの体内へ逃走後、サンジが事実上の絶縁宣言をジャッジに放った際は何を言うともなく他の兄弟と共に静観していた。
その後、麦わらの一味をビッグ・マムのナワバリから逃す為の護衛任務を引き受け、その流れでジャッジを下したシャーロット・リンリンにヨンジと共に立ち向かうもまるで歯が立たず敗北。
全滅の危機に陥ったものの、突如ホールケーキ城が崩壊した事で難を逃れ、その後もビッグ・マムの強豪達に苦戦しながらも麦わらの一味の脱出に貢献した。
一味の脱出成功後、ジェルマの面々と共にホールケーキアイランドを脱出。
その後、ジェルマ王国へ戻り、ジェルマを襲撃していたビッグマム海賊団の一人、シャーロット・ヌストルテと対峙して勝利。彼の声色を使ってモンドールに「ジェルマは攻め落とした」と嘘の情報を伝え、彼を出し抜く事に成功する。(アニメではヌストルテとの戦闘シーンも描かれた)
子供の頃から今に至るまで散々痛めつけてきたはずのサンジに救出された事で何か思う所があったのか、カカオ島ではルフィとサンジの援護を行い、脱出の途中どさくさに紛れてルフィの懐に忍ばせるという形でレイドスーツをサンジの手に渡るよう仕組んだ(脱出後にスーツの存在に気づいたサンジは「当て付け」と嫌悪感を露わにし、捨てないでくれと懇願するルフィの目の前で捨てようとしていた)。
その後カカオ島にビッグマムが到着してしまい、ニジは他のジェルマ66のメンバーと同じくしばらく消息不明になった。
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