概要
かつて北の海を武力で制覇したヴィンスモーク家が収める国家。麦わらの一味のコックであるサンジはこの国の第三王子である。
現在は世界唯一の国土を持たない海遊国家となっており、国民は船に住み、それらが船団を組むことで「国」の形を成している。そのため世界政府に加盟する条件が揃っており、世界会議への参加も認められる。
国民のほぼ全員が男性であり兵士である(女性は王家に使える女給など一握りしかいない)。そのため、日々船上で訓練を行っており、彼らによってジェルマ66(66は恐らく66日の栄華が由来)という軍隊が組織されている。ジェルマ66は、世界経済新聞の連載小説で悪の組織として使われていたため世界的に有名だがフィクション世界の組織程度にしか認識されていない。しかし、実際には世界中の戦争に金銭を条件に軍事的支援を行っており、元が政府加盟国軍であるため世界政府とも繋がりがあるようである。
ヴィンスモーク・ジャッジの発言によると、元の名は「ジェルマ帝国」であり、約300年前に北の海の全国家を支配した巨大帝国だが、植民地の国々によって裏切られた結果、たった66日の栄華をもって衰退した模様。
その歴史故か現在は再び北の海の完全制覇を目指しており、後ろ盾として四皇の一角ビッグ・マム海賊団と同盟関係を結ぶ事を目論み、その為にサンジを婿入りさせようとした。だが、シャーロット・リンリンはジェルマ66の科学力、兵力だけが目的だったため、サンジの結婚式にヴィンスモーク家を皆殺しにする計画を企てられた。結婚式当日、ジャッジらは殺されそうになったがサンジらの活躍で難を逃れ、ホールケーキ城から脱出できた。
ビッグ・マム海賊団との一件後、海賊と手を結ぼうとしたことが世間に露見したため、世界政府加盟国から除名されている。
基本情報
国名 | ジェルマ王国 |
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首都 | なし |
君主 | ヴィンスモーク・ジャッジ |
領土 | なし(元は北の海) |
関連項目
ヴィンスモーク・ジャッジ ヴィンスモーク・レイジュ ヴィンスモーク・イチジ
アウターヘブン:メタルギアシリーズに登場する独立武装傭兵国家。南アフリカの奥地、ガルツバーグに存在した。特定の拠点を持たない組織という在り方はむしろMPOの「アーミーズヘブン」に近い。