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方向音痴

ほうこうおんち

方角を見失い、迷子になりやすい人・なっている様子を描いたイラストに付くタグ。また、アゴアニキPによる曲をテーマにしたイラストに付くタグ。
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曖昧さ回避編集

  • 方角方向把握能力が低いため、自分の位置を見失いやすい人。
  • 初音ミクを使った曲の題名。→アゴアニキP
  • たまの楽曲。たまのメジャーレーベルにおける1stアルバム『さんだる』の記念すべき1曲目。

概要(本来の意味)編集

人間(というか、たぶん動物一般)は、「自分は今どこにいるのか」という情報を周りの環境(道、建物、山、川、海、太陽が昇る場所、星の位置、その他様々)から読み取って、その情報を基にして移動する。ただ技術が発展する度に人間は方向感覚が衰えてきているのか標識地図GPSという文明の産物を使うこともできる。


……のだが、その情報読み取り能力が極度に劣る人が時折存在し、音感がダメな人の「音痴」に例えて、「方向音痴」と呼ばれるようになった。


GPSの普及、都市の街路の単純化、幼少期から出歩く機会の減少などにより現代人の殆どが軽度の方向音痴であり(さすがに重度は稀有だが)、方向音痴でない方が珍しいくらいである。


空間認識能力が低いのが原因とされているが、方向感覚に優れていれば球技や射撃といったスポーツの才能に恵まれていたり、あやとり、けん玉等、一部の分野においては手先も器用だったりする可能性がある。


方向音痴でよくあること編集

  • 地図が読めず、苦手意識のせいではじめから「地図は見ない」と決めてかかる。
  • 頑張って地図を見ても、地図の向きを現実空間と合わせないと頭に入らない。
    • →地図を見るごとに手元でくるくると回す。
  • 標識の意味が分からず、苦手意識のせいで(以下略)。
  • 媒体はなんであろうと、「空間を表す」ものを頭の中で「空間的に」認識できず、苦手意識のせいで(以下略)。
  • 迷いだした気がしても、(周囲の目があろうとなかろうと)その事実をなかなか認めない。それで余計に迷う。
  • 普段の行動範囲が狭い。
    • →職場も買い物先も全部同じ区内。区外なんて行きたくない。
  • 普段行かない場所には、それがどこにあるのか興味がない。
    • →お父さんにはあちこち連れてってもらったなあ。なんだか遠い所とか、なんだか遠い所とか。
  • 普段よく行く場所でも地図に表すことができない。できたとしても場所と場所との繋がりや距離感が異常に歪んでしまう。
  • 日頃から方角を意識していない。なので方角を指示されても判らない。
    • 京都は同じような道ばかりで、すぐ迷子になるの。
  • などの施設が、どちら向きなのか意識しない。
  • 場所の名前を不適切に省略する。
    • →東京駅の南口で待ち合わせって聞いたんだけど、どこ?
  • 動いてしまう、またはすぐ状態が変わってしまうものを目印にする。
    • →可愛いがいた角を右に曲がって、トラックが止まっていた角を左に曲がって。
  • 乗り物の乗り換えができない。深刻な場合は、終点以外へ行けない。
  • 乗り物が走っている向きを意識しない。
    • →電車のロングシートで空いている反対側に移ったら、なんだか電車が反対側に進んでいるような感じがする
  • 切符の購入で、料金表を見てから券売機を操作するのがめんどくさい。
    • →というか料金表の見方が分からないから、有人窓口かICカード頼り
  • 方向音痴が気になって、他人に道を聞くことができない。
    • →だって恥ずかしいから。
  • 全般的に客観的な根拠に従うより、とにかく出発時の主観に確固として従って移動する。

神経科学の観点では編集

男性より女性の方が方向音痴が多いという俗説(『話を聞かない男、地図を読めない女』というビジネス書が話題になったことで、それが大きく採り上げられた)があり、かつては男女の脳の違いと説明されることがあった。現在では男女の差ではなく個人の経験差が大きいことが判明している。

WIRED: 6,000件を超えるsMRI画像をメタ分析した結果、海馬や脳梁の大きさ、言語処理の方法など、これまで「男性脳」「女性脳」の根拠とされてきた脳の性差は実際には存在しないことが判明した。


人間のナビゲーション能力に関わっていることが判明している神経細胞としては海馬にある場所細胞、格子細胞、頭方位細胞、境界細胞の4つが明らかになっている。

脳科学辞典: 場所細胞


また方向音痴とは空間認識能力の低さに加え、周辺の地理情報を把握、整理できていないことも原因とされている(特に方向音痴になりやすい人ほど始点と終点しか意識していないことが無作為の対照実験によって実証されている)。前述の叢書も指摘している点はその部分(つまり、男の方が習性的に一人であちこち知らない場所を探求する傾向があるが、それが結果的に地理情報整理、ひいては空間認識のトレーニングになっている)であり、逆にそこは性差関係なく訓練や経験で鍛えられる部分だと述べている。


これらの神経細胞は現実の脳内地図を作るだけでなく、架空の概念や人間関係などの抽象的な思考にも転用されているのではないか、という仮説が提案されている。また、脳の海馬は記憶・学習システムに不可欠な部位であり、認知症やアルツハイマー病にかかるかどうかにも空間認知能力が関係している可能性が指摘されている。

『失われゆく我々の内なる地図 空間認知の隠れた役割』


ただし、空間認識能力と関係ない要因もあり、頭の中で視覚的なイメージを一切描けない「アファンタジア」が原因であることも。この場合、その人にとっての視覚情報は「今現在視界に入っている景色以外に一切存在しない(極論を言うなら家族の顔も思い出せない)」ので、必然的に方向音痴になりやすい。

この場合は脳内地図を作りようがないので、数十回通ったことのある道(つまりよく知っているはずの道)でも案内がないと迷ってしまうし、紙媒体の地図もそれを現実の風景へ脳内で再構築することが一切できないので苦手意識云々関係無く役立たない。

代表的な方向音痴キャラクター(キャラクター名五十音順)編集




実在の人物編集


関連動画(曲)編集


関連イラスト編集

さわやかにまいご東京ビッグサイト奥地に 幻の即売会コミックマーケットは実在した!

初音ミク 方向音痴あなたと過ごしたこの街が


関連タグ編集

迷子関係編集

迷子 行方不明 神隠し 失踪

地図 案内 標識 GPS

楽曲関連編集

初音ミク 初音ミクオリジナル曲 アゴアニキP 曲イメージ

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