プロフィール
概要
姉はインターハイチャンピオン宮永照で、麻雀については神か悪魔かと評されるほどの超人的な豪運を持つ牌に愛された子の一人である。
主人公の割に見た目はかなり地味。普段はミニスカートだが、全国大会ではまこのロングスカートを借りて着用している。
普段は弱気な性格、おっとりした文学少女。
携帯電話やパソコンを持っていないハイテク弱者。また方向音痴で迷子体質、なおかつ何にも無い所でもよく転ぶ等、若干抜けた所がある。
家族に執着を見せる一方、周囲の人間関係には無頓着な節があり、良く言うとマイペース、悪く言うと無神経な態度を取りがち。
実際に入部前は木陰で昼寝をする、独りで読書にふける描写ばかりで、彼女の交友関係の乏しさとそれに対する無関心さが窺える。他にも天然フラグクラッシャーな所がありそれらは以下の通り。
- 京太郎の友人である高久田誠に「咲ちゃんは良い嫁さんだなぁ」とからかわれた際には「嫁さん違います!」とバッサリ拒否する。
- アニメ一期の次回予告では京太郎が麻雀が弱いことを知っていながら「麻雀強い人の方がカッコいいと思う」と京太郎に言ってのける。
- 和と優希に麻雀の観戦を誘われるも、それを断って控室で一人で過ごすことを優先する(一部のファンからは『サラダうどん』と称される)
交友関係も入部する前は、気さくで面倒見が良い幼なじみ(初期の頃からある公式設定だが、後に作者のブログによって咲と京太郎は中学2年の頃からの付き合いでとても幼馴染と呼べる関係ではないと明かされた)の須賀京太郎とその友人である高久田誠くらいしか確認できなかったほど。
大人しいため目立たないのだが、姉と同じチームの大将で直接対決の相手とはいえ「淡を叩き潰せば姉に想いが伝わるはず」と過激な物言いをするなど、少々物騒な思考の持ち主。
ただ形は違えど京太郎や部の仲間に取る反応は年相応の少女のそれであるため、人間性が歪ではあっても欠落していると言う訳ではない。
なお、上記の通り方向音痴の迷子体質なのだが、中学生の時に一度、家族を訪ねて東京に一人で行った事があるとのこと。
この際、照は一言も口を聞いてくれなかったと、咲の口から語られており、この姉妹の確執の度合いを窺わせる一端となっている。
家庭環境
両親は離婚はしていないが、東京に引っ越した母と姉とは別居状態で、現在は父(宮永界)との2人暮らし。なお、母親は「愛」という名前で、欧州系ハーフの元プロ麻雀士(年代的には愛宕雅枝と近いと思われる)との情報もあるが、現在、照と同居している人物と同一人物であるかは不明である。
なお、母親が本当にハーフだった場合、宮永姉妹は欧州系のクォーターであるということになる。
また、車椅子の女の子との思い出を『夢』の中で回想していた。阿知賀編では夢うつつで「みなも…さかな」と呟くだけで謎は深まるばかり。この少女(一部のファンからは「みなもちゃん」と呼ばれている)が宮永姉妹の確執の鍵になるのか否か…?本編第102局、第104局の回想シーン(通称:『炎の車椅子』)から察するに、この少女は既に亡くなっていると思われる。
麻雀
小さい頃の家族麻雀の影響(お年玉をかけて麻雀を打ち、負けるとお金を巻き上げられ、勝ったら叱られるという不条理な家庭環境(アニメではお菓子に変更))から、常にプラスマイナスゼロを目指す麻雀しか打ってこなかった。そして徐々に麻雀が嫌いになり、家族が別居すると麻雀自体を打たなくなった。中学時代も麻雀には触れていなかったが、ふとしたきっかけから麻雀部の部室に招かれる。そこでの和との出会いを機に、勝つことの楽しさを覚え、そして家族の絆を取り戻すために麻雀部に入部。
県大会団体戦では長野の魔物・天江衣を悠久の孤独から救うと同時に退け、個人戦では福路美穂子に次ぐ全体2位の成績を収め全国大会へ歩みを進めた。当初はまこから「プラマイゼロ子」などと呼ばれていた。
ちなみに靴下を脱ぎ、裸足(制服裸足)になると楽しんで麻雀を打っていた頃を思い出してパワーアップする。「脱いでもいいですか?」
能力
嶺上牌が「見える」という超人的な能力を持ち、王牌の支配ができる。また槓材を集めることも可能。
咲の得意な役は、照から教えられた「山の上で花が咲く」という意味を持つ嶺上開花。現実的に成功確率の低いこの役を、彼女は作中でかなりの頻度で仕上げており、ファンからは「リンシャンマシーン」と呼ばれるほど。和了った時には白い花が咲き誇るエフェクトが背景に現れる。
そして基本能力を応用することで他家の手に影響を与え、手を潰したりそれを逆に利用して自分の手を進めることもできる。
しかし加治木ゆみに加槓を読まれて嶺上開花を槍槓で狙い撃ちされたことがあり、甘さが目立つこともある。また異常な槓の頻度に対して自分に槓ドラが乗ったこともない。
- プラマイゼロ
点数をプラスマイナスゼロ(通常、配牌原点25,000点からスタートし、29,600~30,500点でなおかつ2位以下で終了)にすること。言葉にするのは簡単だが実際はそううまくいかない。ただ咲は初めて部室で打った久しぶりであろう麻雀で3連続プラマイゼロをやってのけた。
咲は上述の通り、子供の頃の影響で自分の点をプラマイゼロにすることを基本的に目指している。(部長に初期25,000点の持ち点を1,000点と考え、33,000点ずつ持つ他3人に追いつくように打て、と指示されている)
これはまだ推測の域を出ないが、前述の家族麻雀により培われた人並み外れた点数調整力という「技術」を用いて、「プラマイゼロ」を行っているのかもしれない。
「魔王」
咲の本気の対局の場面では、相手への容赦の無さとそのチート並の強さから、ファンからは「ラスボス」だとか「清澄の白い悪魔」と呼ばれている。本編でもその迫力は長野に止まらず全国の選手たちに恐れられている。ちょー怖いんだけどー
実際に「プラマイゼロ」を全国大会準々決勝で繰り出したり、ネリー・ヴィルサラーゼに完敗しても「楽しかった」と締めくくったり、
直接の関係は無い淡を叩き潰すことで照に思いを伝えたいなど、競技に対する真剣さを欠いている節が見られ、自覚が無いままに礼を失したりすることもある。
※あくまで魔王呼ばわりはネタであり公式設定のように揶揄すると不快に思う人もいるため使いどころには注意が必要である。
全部ゴッ倒す!!
彼女のパロディで有名なのが標記の台詞なのだが、厳密にいえば咲自身は「全部倒す!!」としか言ってない。間の『ゴッ』はその台詞のシーン(第8巻P102:第66局)において、効果音として表現された『ゴッ』が、あたかも咲の台詞の一部として受け取られたが為に生まれたのである。
以降、『全員、ブッ倒す!!』の「咲-Saki-」版的な表現方法として定着し、今日もどこかで誰かが『ゴッ倒されている』ことだろう。
関連イラスト
関連タグ
天江衣 加治木ゆみ 池田華菜 高鴨穏乃 大星淡 ネリー・ヴィルサラーゼ 宮永照 みなもちゃん
カップリング・グループタグ
その他
清澄の白い悪魔 はいてない 制服裸足 天然フラグクラッシャー
咲に似た要素を持つキャラクター
高町なのは:髪色が近い女主人公で、『友達の男の子が理由で本編が始まった』『ファンからつけられた二つ名は白に縁がある』という共通点を持つ。
西住みほ:同じく髪色が近い女性主人公。『現実ではあり得ないインターハイ競技の類い稀な才能』をもつが、『物語当初は競技に対して消極的』であり、競技が原因で『家族と確執がある』と言う共通点があり、『別の学校にトップクラスの実力を持つ姉がいること』や『ファンから女子高生にとってある意味似つかわしくない二つ名をつけられた』、『学校で出会った女の子がきっかけで競技の楽しさを思い出す』といった点も共通している。