プロフィール
概要
龍門渕高校2年生。団体戦の大将。牌に愛された子の一人。
(本編での1年前の)インターハイ最多獲得点数記録者で、プロアマの集う親善大会では優勝。実力は全国区で知られている。長野県では和と同じく注目選手である。
キャラクター
頭のウサ耳のようなヘアバンドがチャームポイント。幼い外見と性格をしているが、6年前に亡くした両親の影響で喋る言葉はとても古風。文字を書かせても達筆だったりする。
子供扱いされることが嫌いで、「こども」という単語に過剰反応する。「こども」じゃなくて「ころも」だそうだ。また、咲から「衣ちゃん」と呼ばれると「ちゃんではなく」と返すのがお約束になりつつある。
藤田プロに好かれているが、彼女には撫でられたり抱きかかえられたりと子供扱いされてしまうため、衣自身は苦手としている。
その身長は上記の通り『127cm』と作中の現役女子高生では最小であり、これに次ぐのは鹿倉胡桃(130cm)、対木もこ(135cm)となっている。キャラクター誕生過程で共通点があるネリー・ヴィルサラーゼも小柄ながら、意外にも140cmもある事が判明している。
原作外伝の「ハミレス」エピソードや、「衣」という名前と配色等から、エビフライネタが多い。
経緯
両親を事故で亡くし、親戚の龍門渕家に引き取られる。そこでは彼女を恐れた当主によって幽閉される日々を過ごしていた。
学校に通うようになってもその異質さから友達はできず、それを危惧した当主の娘である龍門渕透華は衣の友人を作るため、国広一・井上純・沢村智紀をスカウト。少しズレているようだが、現在の龍門渕は衣の友達を増やすために存在しているのである。
「今年」の県大会では風越の池田華菜をちょうど0点まで削り、圧倒的な力を見せつけるも、挫けることなく向かってくる他家の姿に動揺。これまでの感覚通りに打っても勝てないかも知れない相手・宮永咲にオーラスで振り込み、逆転で敗北する。
龍門渕は敗れたものの、衣自身は自分の意志で初めて麻雀をし、そして屈することのなかった同卓の相手に認められたことで「特別」な自分から解放されたのである。そこにはもう、壁は無い。
能力
- その1 聴牌時に海底撈月で和了することができる。
- その2 他家を一向聴地獄に嵌める。
- その3 相手の手牌から感じるオーラにより、当り牌(危険牌)も完全ではないものの、ある程度は感じ取ることができる。またオーラの量から点数も予測できる。
- その4 相手の不要牌を直撃し、なおかつ高得点の役を仕上げる(被害者:池田華菜ほか昨年の全国大会の対戦者)。
攻撃も防御も万全な支配系能力があるため、本編中でも上位の能力者として描かれている。
しかし相手に和了させず、かつ自分は確実に和了するという芸当が可能なため、相手の心をじわじわと折っていくという「悪い癖」がある。そしてそれが出た結果、他者の支配下でも嶺上開花することが可能な相性の悪い咲に負けてしまった。
ちなみに能力は満月の夜が最大限に発揮されるらしく、そのため出番が遅い方が衣にとっては都合がよく、エースでありながら先鋒ではなく大将の座にいる。ちなみに県大会の夜はちょうど満月だった。
チームメイトの国広一も満月の夜が、衣との最初の戦いであった。その闘牌が軽度のトラウマになっており、それまで月型のタトゥーシールを付けていたが、星型のそれに替えるようになったほど。まさに「月を見るたび思い出せ」とでも言わんばかりである。
『阿知賀編 epsode of side-A』
阿知賀女子学院の全国大会に向けての強化練習試合の相手として、龍門淵高校が登場し、衣は高鴨穏乃と卓を並べることとなった。
このときに衣は穏乃の才能の片鱗に触れており、最終的にはその力で海底撈月を引き当てる能力を相殺され、和了らせて貰えなくなったという。
全国大会準決勝で能力を発揮した穏乃を見て、咲の嶺上開花を引き当てる能力を相殺しうる可能性を示唆していた。
関連イラスト
関連タグ
咲-Saki- 宮永咲 龍門渕透華 国広一 井上純 沢村智紀 ハギヨシ
島風(艦隊これくしょん)…部分的に良く似ている。
三上千織…外見に共通点が多く、公式コラボも果たした。