概要
長野県にある女子高等学校。
制服は白地のセーラーにピンクのスカートである。
本校の麻雀部は長野県内ではとても有名で、部員数は80名を超える。部のOGでもある久保貴子コーチの厳しい指導を受けながら、部員たちは各々麻雀の腕を磨いている。
現3年生でキャプテン(※)の福路美穂子が1年生だった2年前までは、全国大会の常連だった。
しかし、昨年流星の如く現れた龍門渕高校に敗れてしまい、今年はその汚名返上を狙っていたのだが、今年の県予選団体戦では先鋒のキャプテン福路は善戦していたものの、中盤から徐々に苦戦を強いられ、総合4位の結果で全国大会出場は今回も果たせなかった。
龍門渕に加え、今まで無名校だった清澄高校(特に大将)が卓の上を暴れまわったから仕方ないのかもしれない。
が、客観的に見て池田ァ!はともかく、敗因は部全体の『レベルの低下』とも考えられる。部員80名の風越麻雀部において、3年生の選手がキャプテンの福路のみである事。福路と同じく1年生からレギュラーの座を得ている池田は、相対的に見れば全国区の実力を持っている(モンスター級2人が同席したのが不運なだけ)から問題ない。…が、他の3人はどうだろうか?他の学校の主要選手の『引き立て役』にされた感が否めない程度の実力ではなかっただろうか?この3人が校内ランキング3~5位に成れるほど、現3年生のレベルは低いと判断せざるを得ないのだ。
自分自身と池田の成長というプラス要素はあるものの、マイナス要因のあるこのメンバーでキャプテンの福路は本当に『自分達が最強』『打倒龍門渕』を考えていたのか、疑問が残る県予選であった。
アニメ版では、コーチの久保が「昨年のメンバーが本命で、今年のメンバーはそれに劣る」旨の発言をしている事をみはるんが言及している事も考慮したい。
なお、個人戦では福路が予選1位の成績で代表になり、見事インターハイ出場を決めている。
※ 他校でいう『部長』『主将』に当たる役職であるが、この『キャプテン』という呼称は、『咲-Saki-』全体で見ても風越のみで使用されており、ある程度、彼女が特別扱いされている事が窺える。
■麻雀部部員(作中で主に登場している者)
3年生:福路美穂子
1年生:文堂星夏
コーチ:久保貴子
補欠?:弓野奈津美(3年)浅井真澄(学年不明)大迫昭乃(学年不明)
■県予選団体戦の組み合わせ
先鋒:福路美穂子
次鋒:吉留未春
中堅:文堂星夏
副将:深堀純代
大将:池田華菜
あり得た未来
もしも、竹井久の両親と宮永姉妹の両親が離婚したり別居したりする事無く家庭円満だったなら
久と宮永照は風越に進学して麻雀部に入り、2年連続全国優勝を果たした全国最強チームになっていた可能性があったと言えるかもしれない