曖昧さ回避
概要
1998年16号から2006年24号まで「花とゆめ」(白泉社)にて連載された(ただし2000年~2001年は休載期間がある)。単行本は全23巻。愛蔵版は全12巻。
略称はフルバ。
コミックの累計発行部数は全世界で3000万部を突破しており、今もなお根強い人気を誇っている。
2015年9月から2018年12月にかけておよび2020年4月と5月には、本編の数十年後を描く「フルーツバスケットanother」が、白泉社の電子書籍アプリ・(「花とゆめオンライン」→)「マンガPark」にて発表されている。
単行本全4巻。
様々なメディアミックスがなされたが、変わったものとしては、まんがDVDなるものがある。これは、花とゆめ2012年24号で応募者全員サービスとして『「フルーツバスケット」音声入りまんがDVD〜旅立ちの日、再び〜』のタイトルで作られたもの。キャストがテレビアニメ(スタジオディーン版)と一部異なる。現在入手困難。
これは高屋奈月の画業20周年記念企画という形で作られたものであった。
まんがDVD以外のメディアミックス展開(テレビアニメ、ドラマCD、舞台演劇)に関しては後述。
ストーリー
わけあってテントで一人暮らし中だった女子高生の本田透は、ひょんなことから全校女子アイドルの男の子の草摩由希の家に住み込むことになる。
一見ごく普通の家庭のように見えたのだが、動物憑きという変わった体質を持つ草摩家の人々は、異性に抱きつかれると干支の動物に変わってしまうという呪いにかかっていた。
登場人物
※キャストはアニメ化前のCDドラマ/旧アニメ版→まんがDVD/新アニメ版、2022年舞台演劇版の順。
本田透(CV:小西寛子/堀江由衣/石見舞菜香、演:吉田綾乃クリスティー)
十二支
草摩家
慊人の世話役(CV:なし/なし/所河ひとみ)
十二支の家族
由希、綾女の母(CV:なし/なし/大原さやか)
潑春の母
紅葉の両親(CV:なし/関俊彦<父>・仲尾あづさ<母>/柳田淳一<父>・本田貴子<母>)
はとりの両親
依鈴の両親(CV:なし/なし/加藤将之<父>・緒乃冬華<母>)
草摩五月(CV:なし/なし/高橋美佳子)
草摩日向
紅野の両親
紫呉の両親
楽羅の母(CV:なし/なし/木村亜希子)
海原高校
ダチトモーズ(CV:なし/なし/駒田航<ひろし>・佐藤元<ゆうすけ>)
クラス委員長(CV:なし/なし/貫井柚佳)
その他
透の叔母家族(CV:なし/なし/園崎未恵<叔母>・前川涼子<従姉>・江越彬紀<従兄>)
咲の両親(CV:なし/なし/野島裕史<父>・かかずゆみ<母>)
咲の祖母(CV:なし/なし/渡辺美佐)
ありさの父(CV:なし/なし/野川雅史)
翔の母
真知の母(CV:なし/なし/柚木涼香)
作中劇の登場人物
アリタミス・ドンパニーナ・タイオス(CV:なし/なし/戸松遥)
テレビアニメ
2001年版
2001年7月5日から同年12月27日にかけてテレビ東京系列全6局で全26話が放送された。アニメーション製作はスタジオディーン。
アニメ放送当時は原作がまだまだ連載中(しかも初期)であったため、結末が異なっている、のならともかく、キャラクター設定や物語の一部にも手が加えられた。
原作連載中のアニメ完結という点ではかなり非難されており、続編を希望する声が高かったが、メガホンを取った大地丙太郎曰く「全力を出し切ってしまった。それが半端な作り方をしてしまったとしても」という理由から結局は実現しなかった。
2019-2021年版
2019年4月から放送開始。全編がリメイクされ、内容も本編の最後までアニメ化される。アニメーション制作はトムス・エンタテインメント。
キャストはアニメ版の総監修を行う作者の要望で新規キャストとなっている。また、キャラクターデザインが原作からややかけ離れたものとなっているが、これも作者の意向。
そもそも作者は再アニメ化の話を聞かされた際「自分の中でケリを付けたのに何でまたアニメになるの??」(意訳)と戸惑っていたほどであった。キャスト総入れ替えとキャラデザへの注文はこの事が背景にあった。ただし作者は再アニメ化そのものには反対してはいない。
ひとまず2019年9月まで「1st Season」として放送したうえで、2020年4月から同年9月まで「2nd Season」が放送された。
更に、2021年にも「The Final」を放送したいと言う意向を明らかにされ、2021年1月29日、「The Final」の放送時期が2021年4月からであることが発表された。
2021年6月をもって全63話が完結した。
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、AT-Xにて放送。また、ニコニコ動画やあにてれ(日本経済新聞社系のアニメ配信サービス)などでのネット配信も行われている。さらに、「1st Season」に関してはびわ湖放送、BSテレ東(ただしいずれも3ヶ月遅れ)ほかでも、「2nd Season」に関してはテレビ和歌山(1ヶ月遅れ)でも、「The Final」に関してはびわ湖放送(約4ヶ月半遅れ)でも、それぞれ放送している。
主題歌
オープニングテーマ
「For フルーツバスケット」(2001年版)
作詞・作曲・歌 - 岡崎律子
「Again」(2019-2021年版1st Season前半、ただし第1話では使用されず)
歌 - Beverly(在日フィリピン人歌手)
「Chime」(2019-2021年版1st Season後半、ただし最終回では使用されず)
歌 - 大塚愛
「プリズム」(2019-2021年版2nd Season前半)
歌 - AmPm feat. みゆな
「HOME」 (2019-2021版年2nd Season後半)
歌 - 土岐麻子
「Pleasure」(2019-2021年版Final Season)
歌 - WARPs UP
エンディングテーマ
「小さな祈り」(1話 - 24話、最終話)(2001年版)
作詞・作曲・歌 - 岡崎律子
「セレナーデ」Pf Solo Ver.(25話)(2001年版)
作詞・作曲・歌 - 岡崎律子
「Lucky Ending」(2019-2021年版1st Season前半)
歌 - ビッケブランカ
「One Step Closer」(2019-2021年版1st Season後半)
歌 - INTERSECTION
「ad meliora」(2019-2021年版2nd Season前半)
歌 - THE CHARM PARK
「Eden」(2019-2021年版2nd Season後半)
歌 - MONKEY MAJIK
「春うらら」(2019-2021年版Final Season)
歌 - GENIC
劇場アニメ
トムス版テレビアニメの完結直後、透の両親のメインにした新作アニメを制作、2022年にも発表する構想が存在することが明らかにされた。その後2021年10月末にはその発表媒体が映画であることを明らかにしている。
タイトルは「フルーツバスケット -prelude-」。2022年2月18日(または3月4日)に公開された。
ドラマCD
アニメ化前後でドラマCDが3枚製作された。
アニメ化前の1999年に出たものは「花とゆめ」の全員応募者サービスの為に作成されたもので、キャスト陣がアニメと一部異なっている。製作事情故にまず入手は不可能。
アニメ化後の2005年に2枚製作されたが、1枚は(唯一)一般流通したもの、もう一つは本誌の付録として作られたもの。故に後者は入手は困難、なのだが、一般流通したものにも収録された為、聴くこと自体は出来る。
舞台演劇
2009年2月26日から3月8日にかけて、フジテレビ・スタジオライフ・天王洲・銀河劇場の主催により東京都内で、同年8月には名古屋テレビ・スタジオライフ共催により愛知県内で、それぞれ舞台演劇版が上演された。
女性の登場人物も男性が演じる舞台演劇となっている。
2022年3月4日から13日にかけて、東京・日本橋三井ホールにて、吉田綾乃クリスティー(乃木坂46)を主演として再び舞台演劇版が上演された。
なお、この時は女性の登場人物は流石に女性が演じた。
関連イラスト
関連タグ
外部リンク
個別
- 原作公式サイト
- 旧舞台版公式サイト
- 新舞台版公式サイト
- 旧TVアニメ公式サイト
- 新TVアニメ公式サイト
- テレビ東京版TVアニメ公式サイト
- 新TVアニメ公式Twitter
- 新TVアニメ公式Instagram
- wikipedia
- ニコニコ大百科
pixivision
- 【映画化決定】 十二支と猫をめぐる物語。フルバのファンアート特集(2021.11.11投稿)