プロフィール
概要
服飾店「あやめ」の店長。
透曰く、大人版の由希で、銀色の髪を伸ばしている。常にテンションが高く騒がしい、自分本位な王様気質の持ち主。高校時代は生徒会長を務めていた。紫呉曰く、その容姿、なにより破天荒な行動にみんな惹かれ、校則や行事が大きく変化して楽しかったという。憑いている物の怪故に寒さに弱く、急に冷え込んだ時は変身して冬眠状態になることがある。熱さにも弱く、学校には常に送迎車で通っていた。
少年時代は、10も歳が離れている上に、由希は隔離されて育ったため、会話を交わしたこともなく、「弟なんていたっけか」程度の認識で、助けを求めて服を掴まれた時は簡単に振り払い、病気が悪化していると聞いても「ふぅん」で終わるほどの無関心だった。しかし、自分が気ままに生活するために由希を犠牲にしていたのだと気付いて以来、互いの溝を埋めるべく、積極的に接触を図っている。現在では、由希に迷惑がられるほどの兄バカぶりを見せており、傍若無人でありながらも時には由希を勇気づけるなど、兄らしい真面目な一面も。
人の気持ちを分かっていなかった高校生の頃、兄妹校である女子高の生徒会長に対して紫呉と酷い事を言い、はとりに遮られた。彼女が泣いた理由も、はとりの言葉も当時の綾女には理解不能で、でもこの出来事は頭の片隅にずっと残り、現在は残酷なことをしたと後悔している。
自分より他人を大切にできる存在に憧れを持ち、だからはとりの言う事だけは聞くし、透を気に入っている。何かあるとすぐに電話やメールではとりに報告する。
「あやめ」の従業員・倉前美音は同じ趣味を持つ相棒であり恋人で心の拠り所である。彼女に告白した時、その返事に安堵した。そして拒絶されることへの恐怖や人はこうして傷つくんだと知った事で女子生徒会長に自身がどれほど残酷なことをしたか痛感、由希との関係改善にも繋がっている。十二支の物の怪については美音にもばれている様子。2人でお店の2階に同棲中。
由希の三者面談に登場して母親が悲鳴をあげてるシーンがあるが、父親も悲鳴をあげる。草摩燈路が一番(草摩慊人は除く)苦手としているのが綾女。慊人も綾女が苦手。一方、その自信に満ち溢れている態度から草摩利津は綾女に憧れている。
名前の由来
「菖蒲月(あやめづき / 5月)」から。