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草摩夾

そうまきょう

草摩夾とは、漫画・アニメ『フルーツバスケット』のキャラクター。
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プロフィール編集

趣味格闘技
ニックネームキョン、きょんきょん、きょんちゃん、キョン吉
声優関智一(アニメ第1作) / 池田恭祐(アニメ第1作・幼少時) / 近野桂介(アニメ第1作・中1頃) / 内田雄馬(アニメ第2作)/ 泊明日菜(アニメ第2作・幼少時)

概要編集

草摩家の「外」の人間で、十二支に入れなかったの物の怪憑きであり、他の十二支とは違い、猫の姿の他に「本来の姿」である異形の姿が別に存在する。

由希と同学年の、短気で拒絶的なツンとしたぶっきらぼうな少年。由希曰く、人見知りが激しいけど慣れれば逆に他人を寄せつけるタイプ。

草摩家当主の慊人からは「化け物」と呼ばれ蔑まれているが、十二支同様彼女には逆らえない。


透が紫呉宅に居候することになった初日に、由希に喧嘩を吹っかけにきて、そのまま紫呉宅に居候し、海原高校に編入することになる。

ちなみ高校ではファンクラブがある由希ほどではないが、結構モテる描写があり転校初日はもとよりイベント毎に女子に告白されることもある。しかし当人はぶっきらぼうに断りを入れる。物事にあまり興味を示さず授業をサボる事もあるが、勝負事に対しては燃える傾向に有りテストでも赤点を取った事は無く透には及ばないと自身の口から評しているが料理が出来る描写もある。


「本来の姿」は、高位の僧侶の骨と血で作られたと言われる数珠で封印されている。猫の物の怪が水嫌いであるため水が苦手で、雨が降ると体調を崩す。猫憑きであるため、父親からは増悪を叩きつけられ、母親は夾の凶悪で醜く腐敗臭を放つ「本来の姿」を受け入れられずに自殺したが、表向きは事故死ということになっている。母親の死後は籍真に引き取られた。実の父親のように慕い、籍真も彼に愛情を注いで実の息子のように思っている。また籍真からは武術も習っており実力も相当なものだが、由希には勝てずに彼をライバル視している。


由希は猫を騙した鼠の物の怪憑きであり、周りから誕生を祝福され、何でも持っていて恵まれてる(ように見える)彼を幼い頃から激しく憎悪していた。同時に、何でもそつなくこなせる由希が羨ましく、実は由希も夾を羨ましいと思っており、お互いに「お前みたいになりたかった」と憧れを抱き、劣等感から反発し合っていた。


最初は透にも無愛想な態度を取っていたが、徐々に愛情・友情を深めていく。

透に本来の姿を見られた時には、追いかけてきた彼女を激しく拒絶して蔑んだが、透の「一緒にいたい」という、絶対誰も言ってくれないと思っていた言葉を聞き(本来の姿を怖がるのは醜い俺をちゃんと見てくれてる証拠、すべてを愛してくれなくてもよかった)本当の意味で心を通わせた。彼にとって、透は心の支えとなり、この一件から透を名前で呼ぶようになる。由希と並ぶ透の良き理解者であり、彼女が将来について不安を抱いていることをいち早く見抜き、彼女を紫呉と共に慰めた。


楽羅は幼馴染のような存在。幼少時、彼女に話しかけられて逃走(他の人と口を聞いたら母親に怒られるので)するが捕まり、一緒に遊ぶようになった。草摩の近くの公園で遊んでいたが、数珠を付けさせてと彼女に無理矢理に外されてしまい本来の姿を彼女に見られ、置き去りにされた以後、彼女から距離を取るようになって、母親はさらに彼を外に出さなくなった。楽羅の好意にはとことん振り回されており、今までに何度も暴力を振るわれたり(これは楽羅なりの愛情表現)姿を見て脱走したりしているが、やられっぱなしなのは女には手を出さない夾の性格によるものである。懺悔する楽羅に対して「俺はおまえを好きになったりはしない」「理由はどうあれ一緒に遊んでくれたこと俺は嬉しかった」と告げ、楽羅の本心からの強い想いを受けとめて「ありがとう」と彼女の頭を抱き寄せて感謝の言葉を贈り、泣き止むまで側にいた。








ここから先、重大なネタバレ注意






自身が幼い頃、透の母親である今日子に可愛がられていたという過去がある。

勝也や透のことも今日子から聞いていて、透の写真を見たこともある他、一回だけ窓越しで実際に見たこともある(後ろ姿のみ)ため、初対面の遥か昔から透のことを知っていた。

一度だけ実際に見た透は一人でご飯を食べている姿で、さびしそうでイヤだった。あの人やあの子の過ごす日々は倖せに守られてほしかったと切に思った。


知り合ってから長い月日が経ったある日、たまたま今日子を目にした。

助けられるはずだった今日子を自己都合で見殺しにし、目の前で轢死させてしまうという大失態を犯した。そして、その出来事を由希に責任転嫁するという方法でなかったことにしようとした。前述の通り由希を強く恨んでいるが、それは由希の出自もあるものの、大部分は責任転嫁によるもの。(轢いた本人が悪いのは言うまでもないが)助けなかったことを深く後悔しており、強烈にトラウマとして残っている。透に今日子を見殺しにした、「許さないから」と言われた事実を告白した時、本当に「許さないから」と言ったとしたら、お母さんに反抗せざるをえません、「夾君を好きだって思う私は認めてもらえないんですか…!!」と吐露した透に「幻滅だ…」と口にしたほど。







ちなみに、連載中に行われたキャラクター人気投票では、全ての投票において主人公の本田透を抑えて1位を獲得するほどの人気キャラクターである。『フルーツバスケットファンブック宴』描きおろしキャラコン総評漫画で作者は「ダントツです。総てのキャラコンで一位ゲットです」と述べている。


関連タグ編集

ツンデレ 虐待 呪い 少女漫画


フルーツバスケット 草摩由希 本田透 草摩籍真

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