CV:井上倫宏、町井美紀(7歳頃)、森川智之(アニメ第2作)
人物
草摩一族の一人で、夾が尊敬する武術の師匠かつ養父。ほかにも由希、楽羅、潑春も彼の弟子である。
母親が亡くなり、父親からも育児放棄された夾を養子として引き取った。
夾と同じく猫憑きであった亡き祖父を拒絶していたことを現在も悔やんでおり、夾を引き取った要因の一つとなっている。しかし、共に過ごしていく内に懺悔の念以上に実の子供の様に愛おしく感じるようになっていった。
そのため、透の夾に対する気持ちに気付いた時、『祖父の伴侶(籍真の祖母)の様に猫憑きに対する同情や哀れみからの感情ではないのか』と不安になっていた時期もあったが、それが違うと分かってからは透と夾の関係を温かく見守っている。
初登場時はメイン画像のように長髪だったが、後にばっさり切っている。
料理が壊滅的に不得手で、その上読書をしながら行ったりもし、「今日はなんとなくできそうな気がする」という考えを起こしては失敗を繰り返すというような妙にアバウトな一面も持つ。
夾が料理上手なのは師匠の料理下手のせいもあるかもしれない。
最終巻で十二支の呪いがとけ、夾と透が挨拶に来た際に「心残りはありません、これでいつお迎えが来ようとも」と言い放って慌てさせたが、弟子の邦光に「ふたりが結婚したら赤ちゃんが産まれてそれはつまり孫! 孫ですよ!? おじいちゃ~ん♡ですよ!」と力説され、未来の孫に会うべくあっさり前言撤回し、長生きすることを宣言する。
ちなみにオマケカットで夾の幽閉話もなくなったことで今後の夾の人生について実父と容赦なく語り合おうとする師匠が描かれている。
長生きの努力は実ったようで、続編で二人の長男からは「籍真じいちゃん」と呼ばれているほか、夾の実父と夾が和解していないことから「じいちゃんと呼べるのは籍真じいちゃんだけだ」と言われるほど慕われていることが判明している。