プロフィール
概要
草摩家の「中」の人間で、十二支の「亥」の物の怪憑き。
乙女チックで夢見がち、少女っぽい外見だが、透たちより2学年上。作中、私立女子高から私立女子短大に進学する。
誰とでも仲良くしているが、利津とは特に仲が良い。両親にはとても愛されている。普段は大人しく面倒見も良いが、興奮すると性格が一変、猪突猛進型の手の付けられない乱暴者になる。特に大好きな夾を前にすると、テンションが上がってしまう。しかも籍真の道場で鍛えているため、破壊力は抜群である。
夾とは幼い頃偶然出逢ったことがきっかけで、一緒に遊ぶようになった。夾にとって彼女は初めてできた遊び相手。しかし彼女が夾に近づいた目的は、自分より惨めな存在がいると実感し、安心するためだった。そんなある日、軽い気持ちで夾の数珠を外してしまう。本来の姿を見て怯えて逃げ出した自分が汚く思え、無かったことにしたくて「つじつま合わせの恋」を始めた。しかし、夾を追いかけ続けるうちにその想いはいつしか本物になっていた。物語中盤、その懺悔にも似た想いを夾に告げ、彼への恋心に決着をつける。
夾を想っている透のことは複雑な感情を抱きつつ、同情でなく愛情で通じ合っている関係なのか不安に感じていたが、透が依鈴に「夾を何からも奪われたくない、一番大切な存在だから」と告げてるのを聞き、「きちんと本人に言いなさい」と透を平手打ち。力が強すぎるあまり気絶させてしまったが以降、自分の気持ちを託せる相手として認めることが出来た。
呪いからの解放後は夢であった保育士の仕事に就き、夾への想いは簡単には切り捨てることが出来ないでいるが、仕事に充実した生活を過ごしている。趣味は手芸で、手持ちの猫グッズ（ナップザックなど）はすべて自作である。
続編のAnotherには登場しないが、作者の高屋奈月氏によると1巻のおまけ漫画にて彼女の子どもが登場している。
名前の由来
「神楽月（かぐらづき / 11月）」から。
関連タグ
琥珀の間：彼女は草摩夾を想う余り、部屋じゅうをオレンジ色にしている設定。作者に「目に悪そう」と言われているが、部屋は作中には出ていない。
