曖昧さ回避
日本の著作家。⇒Wikipedia
プロフィール
ニックネーム | とーる、透君 |
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声優 | 小西寛子(ドラマCD版) / 堀江由衣(アニメ第1作) / 石見舞菜香(アニメ第2作) |
演者 | 吉田綾乃クリスティー(舞台版) |
概要
海原高校に通う女子高生。
父親を真似た少し変わった敬語を話す。趣味は家事で、居候している紫呉宅では家事全般を担う。
両親を亡くし、ビル清掃のアルバイトで自活する直向きで逞しい少女。
明るく真面目で、自分のことよりも他人のことを思う優しい性格であり、演技でも誰かを怒ったり罵ったりすることが出来ない。不良だった母親とは違い争いごとや道徳に背くことはしない。
どんなものでもありのまま受け入れることの出来る慈悲深さを持つが、かなりの天然ボケで少々ズレた所もある。夾の本来の姿を見た時に臆することなく接する、屋根に登るなど強心臓の持ち主でもある。本人曰く「頑固」とのこと。
両親の死後に父方の祖父に引き取られたが、祖父が娘家族(透の父方の叔母家族にあたる)と同居することになり、家を改装する間、草摩家の敷地内の山で独りでテント暮らしをしていた。紫呉の家に偶然訪れたことがきっかけで、紫呉に勧められる形で草摩家に身を寄せることになり、その後、改装が済んだために戻った叔母家族の家に由希と夾が迎えに来たことで、本格的に草摩家に居候することになる。
草摩家に同居し、物の怪憑きに生まれてくることで連鎖する十二支達の苦悩や悲しみを深く知ることによって、呪いを解きたいと強く思うようになる。
高校を無事に卒業するという約束を母と交わしており、そのため自宅学習は欠かしていないが、海原高校はレベルがやや高めのため成績は中の下。物理、英語が苦手。
本人は戌年生まれだが、幼い頃、母に十二支の話をよく聞かされ、猫が可哀想だという理由から猫年生まれになりたいと思っていた。
幼い頃に父親を亡くし、高校1年生まで母・今日子の手で大切に育てられたために、彼女亡き後も強く慕っている。
幼い頃から小さなアパートでつつましい生活してきたためか、とてつもなく世間知らず。
お人好しな性格故、幼少期は何かといじめられ、母親が元ヤンキーという理由で父方の親戚から見下されていた。そんな中で幼い頃に迷子になった自分を助けてくれた「帽子の少年」に憧れており、その時に少年がくれた帽子を今でも大切にしている。
物語の時間の流れとともに夾に惹かれていく。
しかし、母・今日子の死後、常に母親を想い続けることで、思い出は色褪せることはないと信じ、ずっと一緒に居たい存在は母だと決心したため、その変化はいけないものだと思い怯えていた。また、幼少期に父・勝也を亡くした際、自暴自棄に陥っていた今日子が家を空けたことで、置いていかれることへの恐怖がトラウマになっている。その時に母に好かれるために、少しでも父の存在に自分を近づけようと口調を真似るようになったことがきっかけで、現在の少しピントのずれた敬語を話すようになった。
自分が今日子を手放そうとしている事実や、母を連れて行かれたくない想いから父に対して、悪者のような感情を抱いていた過去など、蓋をしていた気持ちを誰にも打ち明かせずに居た。しかしそんな感情を夾に告白した際、「幻滅しない」と受け止めてもらえたことで、一層彼への想いは深まっていく。
夾への感情が同情なのかと指摘された時には、十二支の皆を解放したい気持ちは詭弁で、夾を救いたい想いが他の何よりも強いことを語り、彼へ自分の想いを告げることを決意する。
夾の、今日子の事故への関与を知っても、彼を想う感情は変わらず、懺悔する彼の姿を愛おしいと感じた。
罪の意識ゆえに透を受け入れられず、立ち去った夾を追いかけようとした際に現れた慊人に今日子の姿を重ね、彼女の抱えた孤独を知る。
慊人との問答を経て、置いていかれる恐怖、永遠や絆を願う彼女の気持ちに触れ、自分と同じ痛みを感じ、彼女の対等な存在として「友達になりたい」と願い、隣に寄り添おうとする。
雨で緩んだ地盤の影響で崖崩れに巻き込まれるが、命に別状はなく、退院の日に夾から想いを告げられ、恋人関係になる。
最終回には由希から「お母さんのような存在だった」と打ち明けられ、初めて「透」と名前で呼ばれる。
高校卒業後は、夾と共に紫呉の家を旅立つ。後に神前結婚式を挙げ、孫まで生まれている。
関連タグ
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