概要
概要
草摩家の「中」の人間で、十二支の「卯」の物の怪憑き。
日本人の父とドイツ人の母を持つハーフでドイツ語が話せる。また、八つ年の離れた実妹が一人いる。家族は「外」住まい。バイオリン演奏が趣味で、夢はヴァイオリン弾き。コンサートを開いて両親と実妹が聴きに来てくれることを望んでいる。
幼い外見に惑わされて、透は小学生だと勘違いしていたが、一つ年下なだけで、草摩潑春と同い年であり、外見の幼さに反して、内面は非常に大人びている。
高校入学当初は「似合うから」という理由で女子の制服を着用していたが、物語後半では身体的にも成長し、普通に男子の制服を着ている。声質も変化しており、まんがDVD版では声優が従来の齋藤氏から宮田氏に変更されていた(第2作は潘氏が一貫して担当している)。
母親は我が子が物の怪憑きであることを受け入れられず、精神を病んでしまった。そのため父親に説得され、母親の中にある「紅葉に関する記憶」を隠蔽することに同意する。紅葉を忘れた母親は日に日に回復し、2ヵ月経つと笑えるようになった。以降、紅葉のことは草摩家の誰かの子供だと思っている。自分を拒絶した母親を嫌っても憎んでもいない、今でも大好き。
母親と実妹・草摩モモを見るために、透の働くビル(=紅葉の父親の会社)にしばしば訪れる。モモは「ママにそっくり」な紅葉と出会って以降、紅葉を気にしている。
高校2年の初夏、草摩紅野に続いて、不意に呪いが解けた。
草摩はとりとは母親のことがあって以来、逆に親交があつくなった。お互いの胸中を思い心配しつつ、いたわり合っている。
十二支の誰もが恐れる「神」である草摩慊人に対して、彼女の心情を理解しようと自分の意思で立ち向かう勇気を持っている。
透への感情は母親のような存在への思慕から、いつしか女性としての愛情に変化していた。しかしそれを彼女に告げることはなく、草摩夾に発破をかけるなどした。透は夾が好きだと知っていた。
十二支の中では一番物の怪を受け入れていて、部屋には兎の縫いぐるみが大量に置いてある。
『フルーツバスケットanother』で娘が登場。名前はMine(ミーナ)、日本名だと草摩美那。父親の仕事を継ぎ、モモが補佐していることが明かされた。モモから「兄さん」と呼ばれ、美那が本作の主人公に「モモはパパの妹」だと紹介している。
名前の由来
名前の由来
「紅葉月(もみじづき / 9月)」から(他の十二支の名前の順番に従うと3月が由来になるはずであるが、紅野と名前の由来にする月が入れ替わっている)。
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