概要
タイトルの通り、「飯の種」に関係する「お金」や「商売」、「生活」などをメインテーマにした作品。また文字通り「メシ」=暴飲暴食で酷い目に遭うネタもやたら多い。一話完結方式だが、ストーリー形式もある。
ストーリー中で脱毛サロンや転職エージェントなどの紹介を行う場合もある。
初期は従来のスカッと系YouTube動画と異なり、主人公が知らず知らずのうちにいわゆるDQN行動をとって窮地に陥る作品が多かったが、ブラックなネタを扱う姉妹チャンネル「借金ストーリーランド」(シャキスト)が稼働してからは、差別化のためこちらでは改心エンドが主となった。
社会問題にもなっている題材は「ギャンブル依存症」「アルコール依存症」「廃課金」「あおり運転」「転売ヤー」など。
最近では中年〜老人が題材になっている。
2024年9月に姉妹チャンネルのオンナのソノが盗作をした影響で動画の投稿を休止していたが、約半月後の10月15日に再開した。
一方で旧TwitterことXのアカウントも同時期に削除されており、最後にツイート(ポスト)されていたのは2023年上半期でその頃から動画の内容も既にネタ切れ気味であったため、今後も再び活動が停滞する可能性が考えられる。
登場キャラクター
主人公
下田、高田、瀬古田、安井、藤川の5人は『年金生活のリアルな実態。平均受給額14万円…老後の苦しみ…』にて小・中学時代の同級生という設定であり、それぞれのキャラが演じた人生の伏線が一部回収されている。
下田(しもだ)
本作の主人公で中心人物。下の名前は第1話『脱サラしてラーメン屋になるとどうなるか?』では「太一(たいち)」であるが、第19話『ぼっち就活の末路…辛すぎる就職活動の闇』では「裕二(ゆうじ)」になっている。
彼が主役の話では、動画の冒頭で「俺は下田」のセリフから物語が進む。
年齢や役回り、交友関係などは話によって変わるが、会社員・サラリーマンという設定が多く、現役か中途退職のパターンが多い。
交友関係は幅広い。後述の高田、瀬古田ほどではないが、「ダメ人間」に陥る「反面教師」になる話が多い(『子供部屋おじさん』の回は例外)。
上述の記念すべき第1話では、「しくじり先生」、もとい「しくじり男」として登場し、ラーメン屋を起業するも廃業を余儀なくされる末路を迎えるという典型的な「末路もの」のオチで終わっている。
『ネット誹謗中傷ですべてを失った男の末路…名誉棄損で訴えられるとどうなるか…』の回では、人気アイドル・メシノタネミに対してSNSで過激な誹謗中傷コメントを調子に乗って投稿しまくる最低男として登場し、当然ながらも起訴されてすべてを失う末路を迎えた。
しかし、上田や藤川などといった友人達からの助言を受け入れて最後に反省したり現状を変えようと努力を重ねて周りから信頼されるようになる結末も多く見られる。2022年末からは単発登場の主人公をさりげなく励ますサブキャラクターとして登場することも多くなり人間的にも大きな成長が見られている。
高田(たかだ)
本作の準主人公で、下田に次ぐ中心人物。下田、藤川の親友。下の名前はエピソードによって異なり、『高学歴だから仕事もできると勘違いした男の末路。低学歴に人権無し…学歴だけが全ての男(学歴マウント)』の回では「博俊(ひろとし)」、『簡単に稼ぐ方法に騙されて親の貯金を溶かした40代ニートの末路…一晩で180万失う』の回(及びその続編)では「ジュン」。
犯罪は殆ど犯さないが、基本的にはプライドが高すぎる性格で仕事を全くしなかったり彼女に金を払わせたり両親の金を盗んだり借金を踏み倒したりと人としての道を外す行為を繰り返す。
最終的には友人には見放されたり恋人とは振られたり両親からは絶縁されて家から追い出されたりしてホームレスに堕ちることが多い。
下田が自分を見つめ直したり行動を改めようとすることが多いことに比べて自分の過ちを認めることは少ないなど「反面教師」になる話が多い。
瀬古田(せこだ)
「セコケチ」シリーズの主人公(メイン画像)。かなりの肥満体型に、ダミ声が特徴の男性。常に楽をして得を得たり、楽に稼ぐことしか頭になく、その為ならセコケチを繰り返したり、悪事で金を稼ぐことを平然とやってのける。家族は母親がいるが、何度も逮捕されたせいで実家を勘当されており、「親不孝者」と呼ばれている。また、話の中にそれぞれ人物は違うが、大学の時の後輩が何度か登場しており、人との繋がりはあるようである。
セコケチを繰り返しては会社を何度も解雇、または懲戒解雇され、懲戒解雇を隠して就職した際に結局バレて辞めさせられたことを機にアルバイトをしたり、派遣や日雇いなどで働くようになるが、アルバイトや派遣ではやはりセコケチを繰り返して解雇になったり、今度は損害賠償や返還を請求されるようにもなり、そこから別の手口で悪事を働くようになると今度はバレて警察に逮捕されたり保護司に指導を受けるなど、堕ちるところまで堕ちてしまった。それ以降、自己紹介などで「前科持ち」を名乗るようになった。
また、出所後に奇跡的にタクシー会社や営業の会社、不動産会社などに内定をもらうこともあり、そこでもセコケチを繰り返しては解雇され、損害賠償を請求されるなど変わらないが、営業の会社に至っては返還と減給を言い渡されただけで解雇にはならなかったものの、営業は合わないと考えて自分から辞めている。
社会人になりたての頃はセコケチは良くないと考えるなど一応真面目な性格だったが、当時勤めていた会社の部署にいた先輩の灰汁根から「ずる賢く生きる術」を入れ知恵されたことをきっかけにいまの考えを持つに至ってしまい、セコケチを繰り返すようになった。また、社会人になった当初は痩せていたが、仕事の出張先で何度も食べ過ぎた末に現在の肥満体型になってしまった。
声優は下田や高田とは違う人が務めている。
安井良二(やすい りょうじ)
「コスパ男」シリーズの主人公。サラリーマン。
『なんでも安く済ませるコスパ男の末路…デート飯は牛丼1杯』で初登場。
幼少期、金に無頓着だった父のせいで貧乏生活を余儀なくされた母から生きる術を教わった影響から重度の倹約家の持ち主であり、なんでも安く済ませようとする「コスパ」に関しては利に敏いが、生活だけでなく、彼女とのデート費用や会社の飲み会の割引にも充てているなど常にコスパ重視を第一としており、それ故に彼女に振られたり、同僚たちから白い目で見られる末路を迎えている。
家族は上述の父親と母親の他に、既婚者の姉がいる。両親もまた自身に似て重度の倹約家で、コスパ重視を第一としている人間であり、姉は自身や両親のそんな倹約やコスパを唱えることに嫌気が差す程の常識人に見えて、実際はカードでの支払いが使えないことを知るとコスパが悪いと激怒するなど結局は自身や両親と変わらない一面を持っている。
或る意味、瀬古田以上の「セコケチ男」だが、高田や瀬古田とは違い犯罪には手を染めていない分、マシとも言える。
声優は瀬古田と同じ人が担当しているが、瀬古田がダミ声であるのに対し、安井は爽やか系の声質になっている。
ミナコ(みなこ)
チャンネル初の女性主人公。利益や会社優先のブラック企業で働くOLとして多く登場。
低所得に苦しむ役割が多いが下田や高田などと異なり調子に乗って失敗する話は今のところなく、顧客や友人を思いやる優しく誠実な性格。
大森二郎(おおもり じろう)
食べ物を中心としたシリーズに登場する主人公。45歳で、独身。職業は企業で働くサラリーマンだが、話によっては食品会社勤めだったり、工場の派遣社員だったりと職種が変わることもある。かなりの肥満体で、見た目は巨漢そのものであり、不摂生のせいで体重は100キロを越えている。
何よりも食べることを好み、食べ物を注文すれば常に大盛りにし、また食べ物をたくさん頼んで食べたり、大量に食べ物を頬張るドカ食いを繰り返したり、ラーメン編では無類の二郎系好き故に毎日二郎系ばかりを食べていたりと、普段はかなり偏った食生活を送っている。そのため、話によっては倒れて入院する羽目になり、その度に医者から食生活を咎められるなどが定番となっている。そして、医者の言葉を聞き入れて食生活を見直すか、一度見直そうと努力するも結局失敗に終わるかの結末を辿っている。
また、上記の大食いとは関係なく、お店屋さんやお弁当屋さんの実態といった感じでお店の経営の仕組みを説明するだけの役割として物語を終えることもある。
その他
ここでは主人公と関係の深いサブキャラクターや登場機会の少ないキャラクターを紹介する。
藤川(ふじかわ)
本作の狂言回しでチャンネル内では数少ない登場初期からの常識人。下田・高田の親友・先輩として登場。あだ名は「フジ」。上田と共に下田や高田を諌める場面で登場する。
上田(うえだ)
下田の親友。彼の行動を諌めたり助言をして、解決のきっかけを与える役割を担う。
ヒカル(ひかる)
ミナコの学生時代からの友人・恋人として登場。職場で追い詰められていくミナコを支える役回りが多い。
小森(こもり)
大森二郎の後輩。大人だが、背が子供のように低い。食に関しては物知りであり、特に食べ放題のお店の仕組みを大森に説明したりと知識が豊富なため、大森からは感心されている。また、食べ放題をお店の利益も考えた上で楽しむなどしっかりと弁えており、故に焼き肉食べ放題の話では店長から度を越した食べ過ぎを注意されて愚痴っていた大森にお店の利益のことを説明した上で一定の節度を保って食べるようにと説教したこともある。主に食べ放題の話に登場し、外食しようとする大森を必ず食べ放題のお店に誘っている。
アキラ(あきら)
「50代ぼっちおじさん」シリーズの主人公。
係長〜課長などの中間管理職に就いており仕事もそれなりにできるが独身で気難しい性格。しかし、高田や斎藤に比べると若手社員の意見を聞き入れて自分の殻を破ろうとしたり、飲み会で仕事ぶりに屈託のない感謝の言葉をかけられて涙を流すなど素直な面もあり、部下からも尊敬されている。
斎藤満(さいとう みつる)
「勘違い昭和おじさん」シリーズの主人公。
昭和及びバブル世代の考え方が正しいとして現実を受け入れない老害であり、セクハラ・パワハラ・モラハラをしている自覚もとい犯罪と認識していない。最終的には会社を解雇されてしまうも、その考え方は変わることはなかった。
或る意味、高田以上の「人間のクズ」。
関連タグ
オンナのソノ…姉妹チャンネル。こちらは化粧やホス狂いなど女性にまつわる問題が専門となっている。
借金ストーリーランド……こちらは「メシのタネ」以上に残酷な末路を迎える話が多く、ある意味「メシのタネ」へのアンチテーゼ的な作品。