CV:石田彰
概要
古参の者達からは子供の頃から可愛がられていたが、病弱で昔から医師に短命だと宣言されていたらしく、生前は儚げで浮世離れした美しさを醸し出していた。自分の抱える寂しさに気付き泣いてくれた楝に惹かれ、古参の人間達の猛反対を押し切って結婚する。
慊人が生まれた後は非常に溺愛していたが、それが楝の嫉妬心を生み、楝と慊人の不仲の原因となってしまう。しかし実際に晶が愛していたのは楝のみであり、余命幾許もない自分と楝の「特別な」関係を主張する存在として「特別な」慊人を愛しているに過ぎなかった。
慊人が生まれたことを楝に一番喜んでもらいたかった気持ちを伝えられず、仲違いしたまま亡くなる。
自身を「ただ死ぬだけの男だった」と卑下しており、その境遇から永遠への憧れが強く、その夢を子供である慊人に託していた節が強い。慊人に対し、呪いのように「特別な子」と言い聞かせ、その歪んだ愛情が後に慊人自身を苦しませることになる。