偽りの月インデペンデンス
こーどむーんいんでぺんでんす
DM24-EX4『にじさんじコラボ・マスターズ 異次元の超獣使い』にて登場予定のツインパクトで、担当するVtuberは月ノ美兎氏。
先に発表されていた《偽りの月インターステラ》と同様に、サイバー・ムーン・コマンドとアンノウンの複合。
『インデペンデンス』とは、「自立」「独立」を意味する英単語。日本人に聞き馴染みのあるものとしては、SF映画『インデペンデンス・デイ』が有名だろう。
また、呪文面の《月を継ぐもの》はジェイムス・P・ホーガンによるSF小説『星を継ぐもの』のパロディだと思われる。こちらは映画化はされていないが、『劇場版機動戦士Zガンダム』第1部や『ふしぎの海のナディア』最終回など、SFアニメのサブタイトルにも引用されている。
《インターステラ》と同じように、映画マニアである月ノ美兎氏を意識した名前と受け取れる。
偽りの月 インデペンデンス
レアリティ | VR |
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コスト | 水/闇文明(5) |
カードタイプ | クリーチャー |
種族 | サイバー・ムーン・コマンド/アンノウン |
パワー | 5000 |
能力 | ブロッカー |
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。その後、そのうちの1枚を手札に戻してもよい。 | |
自分の超次元ゾーンに呪文があれば、このクリーチャーに「スレイヤー」を与え、このクリーチャーは、相手に選ばれない。 |
クリーチャー側はコスト5、パワー5000のブロッカー持ちコマンド/アンノウン。2025年2月現在、最小コストのアンノウンでもある。
登場時能力は任意で自分の山札の上から2枚を墓地に送り、そのうちの1枚を回収できるというもの。手札の総数を減らさないドローソースとして使える他、回収は任意なのでそのまま墓地肥やしに使うことも可能と、柔軟性に富んでいる。
しかし、このクリーチャーの真価は攻撃できるブロッカーである点と、第2効果のスレイヤー化とアンタッチャブル化に在ると言えるだろう。
超次元ゾーンに呪文があれば、相手のクリーチャーの能力や呪文に選ばれないスレイヤーブロッカーに変身する。ブロックおよびバトルした相手クリーチャーを道連れにし、処理しようにも全体除去や相手に選ばせる除去等である必要があり、手段が限られる、と書けばこのクリーチャーの強さが伝わるだろうか。
選ばれないアタッカーとしても運用できるので、ダイレクトアタック要員としても活躍が期待できる。
逆に言えば、超次元ゾーンに呪文が無ければパワー5000のブロッカー止まりなのが弱点なので、《パンドラの記憶》やDM24-EX4収録の《忘手人形ラビソング》等で前もって超次元ゾーンに呪文を仕込んでおくと良いだろう。
コマンドおよびアンノウンなので、侵略進化とアタック・チャンスに対応している。
墓地からも侵略できるS級侵略[不死]と組み合わせてみても面白いだろう。墓地に強力な進化クリーチャーを溜め込んでから畳み掛ける「不死」のS級侵略者は、このクリーチャーと噛み合う部分が多い。
また、2025年2月現在において《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》や《天頂と停滞と水晶の決断》のアタック・チャンス条件を満たせる最小コストのクリーチャー。火文明が入らないデッキで上記の呪文を使う際には《偽りの嘘ネメシス》と並んで候補に入るだろう。
月を継ぐもの
呪文側はエレメントのバウンスとハンデスを行うS・トリガー。運か相手の手札の枚数次第では、バウンスしたエレメントをそのまま墓地に送ることができる。
《陰謀と計略の手》のほぼ完全な上位互換であり、約20年の時を経たインフレを感じさせる。
堅実で派手さには欠けるが、唱え終わった後もDM24-EX収録の《偽りの月インターステラ》や《龍素記号wDサイクルペディア》の能力で使い回せる。
《サイクルペディア》はコスト5のカードなので、この呪文から綺麗に繋がり、悪くない組み合わせだと言える。
《インターステラ》の能力で墓地から踏み倒した場合、唱え終わった後超次元ゾーンに行くので次のターンにも攻撃時能力で踏み倒せる他、クリーチャー側のコストが5なので《超次元パンドラ・ホール》で呼び出せる対象に含まれる。