遙かな時を沈黙していた月が、サイバーロードの手によって動き始めた。
月は、もはや美しいだけの存在では無い。
概要
水文明の種族。
DM-10『聖拳編 第1弾』が初出。「サイバー」カテゴリーに属する種族でもある。
命名ルールは「ルナ・~」。多色は《ドスコイ・イチバンボシ》のみで、進化クリーチャーは存在しない。
デザインは鳥像とビルや要塞が融合したかのような巨大な建造物が基本。多くのイラストでは夜空を背景に満月が共に輝いており、非常に幻想的で美しいイラストのものが多い。
巨大な要塞型クリーチャーという見た目を反映したかのように、全体的に重めで登場時能力や常在型能力を持ったシステムクリーチャーが多い種族。
マナ回収や追加ドロー等、風変わりな能力を持つカードも多い。
不死鳥編を境に姿を消しており、「サイバー」をサポートするカードが多く登場した神化編に入っても復活しなかった。
覚醒編に突入してようやく《時空の尖塔ルナ・アレグル》/《要塞の覚醒者ルナ・アレグリア》と《ルナ・ミステリーマンション》が登場。特に前者は覚醒編の目玉となるサイキック・クリーチャーの一つだったが、種族としてはサイバー・コマンドにお株を奪われてしまった。
その後、エピソード1を最後に再び姿を消すこととなったが、新章デュエル・マスターズのエキスパンションDMRP-02『デュエル・マスターズ 新2弾 マジでB・A・Dなラビリンス!!』にて復活。以降は少数ながらも大体1~2年の頻度で収録されている。
GoA編では「マジック」カテゴリーとの複合種族であるマジック・サイバー・ムーンが登場した。
背景ストーリーでの扱い
月に眠っていた水文明の対龍族用決戦兵器。
光文明のメカ・デル・ソル(太陽)と対になっており、カードイラストではアーマード・ドラゴンやアーマード・ワイバーンと戦っている姿も見られる。
聖拳編の戦いでサイバー・ムーンとメカ・デル・ソルの力がドラゴンの力と衝突したことによってスピリット・クォーツが生まれたらしい。
また、一部のサイバー・ムーンはサイバーロードがメカ・デル・ソルの残骸を解析して作ったものであることが仄めかされている。
不死長編
水文明の月への資源探査ロケットの打ち上げが、あまりの効率の悪さから中止されたことが月刊コロコロコミック2006年6月号に付属したワールドマップにて語られており、覚醒編で復活するまで姿を消していたのはこれが理由だと考えられる。
神化編
登場こそしなかったが、ルナティック・エンペラーを生み出したのは、水文明領域に見える「衛星ラムーン」という月である。
超獣世界には「月に似た衛星が2つ存在する」という設定があるので、その1つを衛星ラムーンと仮定すると、サイバー・ムーンが建造された「月」はこの衛星ラムーンである可能性も0ではない。
後に公式YouTubeチャンネル『デュエチューブ』内にて衛星ラムーンがドルマゲドンXに近しい、クリーチャーよりも上位の存在である天体型の生命体であることが明かされた。ドルマゲドンXが禁断クリーチャーやイニシャルズといった眷属を従えていたことを見ると、サイバー・ムーンとルナティック・エンペラーもそれらのクリーチャーに相当する存在である可能性が不明瞭ながら考えられる。
王来篇
《ルナ・アレグリア》が前述のルナティック・エンペラーの一体である《神羅スカル・ムーン》と縫合させられたディスペクターの《尖骨縫合アレグスカル》が登場している。
関連タグ
クリーチャー(デュエル・マスターズ) デュエル・マスターズの種族一覧