聞こえる…聞こえるぜ…終焉の鼓動が、ドルンドルン鳴り響いてるのが!!
世界をZEROに導く禁断最終モード!!発動!!
カードとしての能力
FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜 FFL 闇/火文明 (マナコストなし) |
最終禁断フィールド |
この最終禁断フィールドは、ゲーム開始時、四隅に封印を1つずつ付けてリンクしたフィールドとしてバトルゾーンに置く。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く) |
バトルゾーンにある自分の封印は、各ターンに1つだけ、闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚または「侵略ZERO」を使って出すことによってのみ、外すことができる。(外した封印は墓地に置く) |
自分は、コマンド、イニシャルズ、あるいは名前に《禁断》とあるクリーチャーでしか攻撃できない。 |
この最終禁断フィールドは離れない。 |
(左上):このカードから封印が外された時、相手のパワー1111以下のクリーチャーを1体、破壊する。 |
(右上):このカードから封印が外された時、このターン、自分のクリーチャー1体に「スレイヤー」を与える。 |
(左下):このカードから封印が外された時、このターン、自分のクリーチャー1体に「パワーアタッカー+2222」を与える。 |
(右下):禁断爆発:このカードから封印が外された時、この最終禁断フィールドに封印が1つもなければ、裏返し、1体のクリーチャーとして合体させる。 |
禁断爆発後⇒《終焉の禁断 ドルマゲドンX》 |
終焉の禁断 ドルマゲドンX FFLC 闇/火文明 (999) |
最終禁断クリーチャー:(種族なし) 999999 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが禁断爆発した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印を1つ付ける。(クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する) |
相手は自身のクリーチャーに付いている封印を墓地に置けない。 |
このクリーチャーに封印を付けることはできない。 |
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの禁断コアを2枚、このカードの下に置いてもよい。そうしたら、自分のシールドを1つ墓地に置く。 |
このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、クリーチャーをすべて破壊し、自分はゲームに負ける。 |
禁断爆発前⇒FORBIDDEN STAR~世界最後の日~ |
※ゲーム開始時にバトルゾーンに存在していたカード(1つのデッキに投入できるのは1セットまで) |
概要
DMR-23「革命ファイナル最終章ドギラゴールデンVSドルマゲドンX」に収録されたカード。
「ゲーム開始時からバトルゾーンに存在し、4つの封印を解くことで5枚のカードが裏返り合体し、1体のクリーチャーとなる」というこれまでに無い特徴を持つカードであることから、デュエマのみならず他のTCG全般から見ても特に異質な存在である。
レアリティは「最終禁断レジェンドカード」という新しいレアリティで、これは「1パックの中にドルマゲドンのカードセット(パーツ)が入っている(通常のカードは入っていない)」というこれまた異質なレアリティである。封入率はドキンダムと同じ程度(3、4ボックスに1枚程度)なので相当低い。
また、ドキンダムと同じく「禁断文字」が書かれてあるシークレットも存在する。
従来のドキンダムを同じ相手のクリーチャーを全て封印する効果はそのままに、そのクリーチャーの封印を墓地に置けなくするという更に磨きがかかった除去を可能とする。
更に除去体制も獲得しており、バトルゾーンを離れるときに2枚の禁断コアを墓地に置くことで最大2回まで耐えることが出来る。
またパワーが999999というデカすぎるパワーを持つためかなりこのクリーチャーを除去することは非常に困難と言えるだろう。
反面、ドキンダムのように選ばれない効果は無く「ドンドン吸い込むナウ」などにも普通に喰らってしまう点には注意。
ルール
ドキンダムよりかなりややこしく複雑な裁定が存在する。
レギュレーション
まずコイツが使えるルールは『アドバンスレギュレーション』に分類され、メインデッキ以外のカード(超次元ゾーンや超GRゾーン等)が使えない『オリジナルレギュレーション』で使うことは出来ない。
カードタイプは『「ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード」のルールが適用される』ので同じカードタイプであるや「ドキンダムX」や「零龍」と併用して使うことが出来ない点にも注意。
封印について
結構ややこしい。めちゃくちゃややこしい。
コイツの封印に関する裁定は、火か闇のコマンドを「召喚」か「侵略ZERO」を宣言した時のみによって封印が解けるというもの。
従来と同じように封印を外せるように見えるが「召喚」というのが大きなポイント。
というのも「召喚」と「バトルゾーンに出す」というのは実は全く違う行為。
大きな最大の違いはマナを払うかどうか。
「召喚」はマナを払うかシールド・トリガーの発動かGR召喚によってバトルゾーンに出る前に宣言する行為。
「バトルゾーンに出す」は踏み倒しによってマナを払わずにバトルゾーンに出すこと。
つまり、召喚を宣言した時点で封印を外すことが出来るので、「VANナイン大王」のような完全ロックが決まった段階でも、「召喚」自体は宣言することが出来るので、バトルゾーンに出なくても封印を外すことができ、上述の完全ロックを打開できる数少ない手段でもある。
逆に言えば、例えば「バトガイ銀河」の能力によって手札からバトルゾーンに出してもマナを払っていないので「召喚」は宣言ができないので封印は外すことは出来ない点には注意。
また、時の革命ミラダンテや時の法皇ミラダンテⅫなどの召喚自体を封じるロックがかかると封印を外せない。
鬼ヶ英悪ジャオウガOGの鬼エンド、黒断の覚醒者ドキンダムBLACKの踏み倒しは『召喚』の一文がある為、問題なく封印を外せる。
また、コイツにつけられた封印は「墓地に送ることが出来ない」と書いてあるので、「龍脈術落城の計」などのカード指定のバウンスなどの搦手で外すことは可能。
禁断爆発
解放に関してもルールが存在する。
右下のカードに「禁断爆発:このカードから封印が外された時、この最終禁断フィールドに封印が1つもなければ、裏返し、1体のクリーチャーとして合体させる。」
つまり、右下以外の封印を外し切っていない時に右下の封印を外してしまうと、禁断爆発ができず全ての封印を外してもドルマゲドンに裏返らない点に注意。
禁断コア
カードの一部なので「落城の計」などのカード指定除去の対象に選ぶことが出来る。
「テック団の波壊Go!」によって禁断コアを全て剥がし、一瞬で丸裸にすることが出来るという話が有名だが、現在は裁定変更され、例外的に2枚まで剥がせることになっている。
しかし深淵の逆転撃が登場した為、手札からのカウンターに注意しなければならない。
環境において
最強クラスのカウンターと押し込み性能を持つ。
そんなラスボスカードだが、当時の主流デッキはまさかの主人公カードである『モルトNEXT』のフィニッシャー兼カウンター要因として活躍。当時はこのカードの登場でモルネクデッキは完成され、モルネク界隈を賑わせた。
その後は赤黒ドルマゲドンが主流となっていったき、十王篇、王来篇では「5cグレンモルト」で活躍。
2024年初期では「デイガ(光火闇)ドルマゲドン」のキーカードとして現在でも活躍していることから今なお衰えないカードパワーの高さが窺える。
背景ストーリー
DS世界の全ての元凶であり、龍覇ザ=デッドマンとギュウジン丸を悪意に染め上げDSと革命編、及びF編の一連の事件を引き起こした。
ドギラゴン剣たちによって数多の絶望を与えた「ドキンダムX」が倒されると「ドキンダムX」の親玉が存在するという衝撃的な設定と共に存在が明かされる。
つまりドギラゴン達が今まで戦ってきた「ドキンダムX」は単なる量産型の1体でしか無かったのである。
そして、ついに禁断の星から禁断爆発してしまう。
ドギラゴールデンとして覚醒したドギラゴンでもあと一歩及ばなかったが、最終的に「宇宙一のカレーパン」となったハムカツマンを食べる事で、超絶パワーアップしたドギラゴールデンによって倒されたが、その戦いの余波でDS世界のドラゴン達が絶滅するビターエンドとなっている。
王来篇では禁時混成王ドキンダンテⅩⅩⅡが起こす厄災の一つとして登場。
禁断爆発し、フィオナの森を焼き払った。
背景ストーリー内でも最強クラスに位置する存在であり、デュエチューブの背景ストーリーラスボスランキングでは2位となった。これは革命編ラストでギュウジン丸を瞬殺して圧倒的な強さと絶望感を見せつけたドキンダムXが、実はドルマゲドンXによって様々な世界に送り込まれる大量の禁断の一体でしか無かったという衝撃的すぎる展開がランクインの大きな要因とのこと。
ちなみに1位はジャオウガで、前段階の形態の時点で、バロムやゼニス、古代神等、歴史を左右する強力な12体のクリーチャーの魂を取り込んでおり、零龍と同等の強さをもつ∞龍ゲンムエンペラーすら一撃で倒してしまうという次元違いの存在なので致し方なし。
各文明に禁断クリーチャーが存在するとある世界では、水・闇のドルマゲドンが存在。
蒼き覚醒ドギラゴンXを配下とし、轟く覚醒レッドゾーン・バスターを従える光文明の禁断クリーチャーと戦っている模様。
アニメでの活躍
赤城山バサラの最後の切り札をして活躍。
ルシファーによってドキンダムXを添えたバサラを倒した後にバサラが手にする。
手にすると同時にコジローと勝太を撃破し、勝太にトラウマを植え付けた。
最終決戦時に再び禁断爆発するが背景ストーリー同様宇宙一のカレーパンを食べたドギラゴールデンによって倒されたあと、ドギラゴールデンを道連れにする。
余談
こんな見た目とパワーをしているが「ワールド・ブレイカー」ではなく「T・ブレイカー」である。
「いや、そこはワールドブレイカーじゃないんかい!」とツッコミたくなるが、これはアニメにおいて脚本を描きづらくなるのと、全体除去して盤面が丸裸になった後に除去体制を持ったワールド・ブレイカーが飛んでくるのはマズいと判断されて、カードパワーの調整をした結果だと思われる。
ちなみに同系統のカードである零龍はしっかりワールド・ブレイカーである。(まぁ最も零龍の場合は現在とある事情によりプレミアム殿堂入り説が危惧されているのでやはり簡単に顕現でき尚且つ全体除去を持つワールド・ブレイカーは危ないスペックなのだろう…)
2021年10月にデュエチューブに公開された動画で読み上げられたDeadmanのコメントによると、「一番苦労したのは敗北テキスト」とのことであり、バトルゾーン以外にある時に働く常在型能力で全体除去を放つ能力はどの道特殊敗北するということでゲーム上ではほぼ意味がないため、背景ストーリーの再現の意味しかないこの能力を付けるかどうかで開発段階において議論となったという。
開発段階では「ボスンダム」ダサかわいい仮称が付けられていた。
関連イラスト
関連タグ
封印されしエクゾディア…5枚のカードを揃えるといった特徴から、さながら遊戯王版のドルマゲドンといった感じだが、エクゾディアの方がずっと早く出ている。ただしあちらはメインデッキ含まれているほか、ドルマゲドンはエクストラウィンを持たない。また、「封印」というワードの共通点も持っている。