効果
∞龍ゲンムエンペラー |
KGM 水/闇文明 コスト∞ |
クリーチャー:∞マスター・ドラゴン/チーム零 パワー∞ |
<ムゲンクライム>4(自分のクリーチャーを4体タップして、[水/闇(4)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい) |
∞ブレイカー(「∞ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドを好きな数ブレイクできる) |
ブロッカー |
コスト5以下のクリーチャーの能力とコスト5以下の呪文の効果を無視する。 |
概要
『十王篇 第3弾 幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!』にて登場したチーム零のキングマスター。
コスト∞、パワー∞、種族も∞がついた無限の力を秘めたドラゴンであり、その圧倒的でド派手なパワーにもかかわらず堅実で強力な効果を併せ持つカードでもある。
普通に召喚するのは不可能だが、チーム零の得意技であるムゲンクライムにより、場とマナゾーンのコストとなるカード8枚さえ用意すれば簡単に出せ、墓地からも展開できる為、墓地肥やしや相手のハンデスと相性が良い。
ムゲンクライムは召喚扱いなので、コスト踏み倒しメタに引っ掛からない点でも強く、クリーチャーのタップに関しても扱い易い蘇生札で何とかなり、ムゲンクライムでタップされるとドローできる戯具ザンボロンや、ムゲンクライム持ちを踏み倒す無量大龍ツェン・ミリアルデン等サポートも揃っている。
覇王ブラックモナークで墓地から出して、更なる制圧力を発揮するのも面白いか。
ブレイカー系効果の一種、∞ブレイカーにより好きな枚数シールドブレイクが可能な上に、無限大のパワーを放つブロッカーでもある為壁としても優秀。
基本的に普通にバトルするなら敗北する事はあり得ないスペックが何度も蘇ってくるのは非常にしぶとくて厄介である。
そして最後の効果が、コスト5以下のクリーチャーと呪文から効果を消し去る「無の力」。
序盤で活躍するカードは当然、コスト5以下には中盤でも活躍できる物も少なくない為非常に強力な反面、この効果は当然自分にも及ぶので、ムゲンクライムの為に並べたクリーチャーが軒並みバニラと化すリスクもある。
当然ブロッカーも消えるので、壁役がゲンムエンペラーだけになる場合もある。
とは言え、この無の力で壊滅するデッキも少なくない為、相手のデッキ次第ではこれ1枚で詰むと考えれば、かなり規格外のクリーチャーと言える。
背景ストーリー
宇宙より先に存在していた無限の闇を統べる幻の零番目の王にしてチーム零のキングマスター。
無口で何を考えているのか分からない雰囲気を漂わせている孤高のドラゴン。
呪文として登場した夢幻の無はこのクリーチャーの技で、一度追放されたら二度と戻ってこれない異空間であり、普段はこの夢幻の無で瞑想しているらしい。
強者との戦いにしか興味がなく、『十王篇』では各戦闘に乱入していた為、事実上の第3勢力として王国側に打撃を与えていた。
同じチーム零の「戯具」達との関係は、彼らが勝手に崇拝して付いてまわってるだけであり、一応協力関係だが彼らに対してどう考えているのかは不明。
戦闘方法は前述の夢幻の無と翼による肉弾戦。
パワーアップしたジャオウガ以外との戦いでは、相手がどれだけ強い存在でも勝利してきた為その実力は凄まじく、襲来してきたディスペクターの『神龍連結バラデスメタル』と『偽爆電融ゾルネードシヴァ』を無の力で続けざまに撃破している。
因みにこの戦いの前、ゲンムエンペラーの前に魔の革命デス・ザ・ロストが現れ、大切な物を差し出す事で力を与えられるのだが、ゲンムエンペラーはいつもの様に無言を貫いた為、無を差し出したと相手が解釈してしまい、実質タダでレクスターズへと覚醒している。(無の力は喪っておらず、連結を無に帰したり、罠を正面から無に放り込んでゴリ押しで勝っている)
鬼の歴史との全面戦争ではゲンム-MAXへと覚醒し、鬼の歴史を背負う王に覚醒した上に大量のタマシードを吸収して爆誕したCRYMAXジャオウガとも戦うが、流石に相手が悪過ぎた為、一撃で龍頭星雲の彼方まで吹っ飛ばされ、そのままフェードアウトしてしまった。
アニメ
ゼーロJr.の切り札として登場するマスター・ドラゴンの1枚。
鬼化したキラとの対決では、墓地肥やしと同名カードの展開で相性の良い、暗黒鎧ダースシスKを使用する事でムゲンクライムを発動させたが、現在ダースシスKは殿堂入りしており再現不可となっている。
因みに彼の父、ゼーロの切り札である零龍とは、『零』と『無限』と対になっているのだが、肝心の零龍はコスト0なのでゲンムエンペラーの効果無視の対象。
しかも効果が無視されればパワー0の零龍は破壊され、使い手は敗北が確定するので相性は非常に最悪。むしろ天敵である。
余談
カードのイラストでは分かりにくいが、実はちゃんと口がある。
20thレア企画の一枚にも選ばれており、雨宮慶太氏による新規カードイラストが描かれている(Twitterでのデュエル・マスターズ公式アカウントによるDMRP-20 王来篇第4弾 終末王龍大戦20thレアコラボカード告知)(雨宮慶太氏のTwitterアカウントによる20thレア版∞龍 ゲンムエンペラー告知)。
- 両胸にムゲンクライムのボルトが埋め込まれた姿
- 角や翼を思わせる突起状の部位が伸びている青黒い身体
など元デザインの大まかな特徴は捉えながらも、
- “影が形を持ったかのように不自然にのっぺりとした姿”の元デザイン
とは対照的な
- “羽根やヒレを思わせる意匠が全身を覆う精緻な描き込みがなされた姿。厳めしい形相の面構え”
の雨宮慶太氏特有のデザインラインが前面に押し出され、背景も雨宮慶太氏特有の筆文字調による絵巻風の文字状の紋様や龍のオーラが渦巻くカードイラストになったことにより「(雨宮慶太氏の代表作である特撮・アニメヒーロー番組シリーズ)『牙狼』シリーズに出てきそう」といった感想が相次いだ。
そして『神アート ドラゴン娘の青春☆パラダイス』にて、美少女化して登場。
名前は帝王坂∞(むむ)。ゲームをしている他、伍代ドーラの背景にも映り込んでいる。
『超感謝祭 ファンタジーBEST』での再録時には、るるてあ氏とのコラボ版で登場(Xでのデュエル・マスターズ公式アカウントによるDM24-EX1 超感謝祭 ファンタジーBEST金トレジャー版∞龍 ゲンムエンペラー収録告知)。
氏の代表的なキャラクターであるコウペンちゃんが、ゲンムエンペラーの着ぐるみを着た姿になっている。
また「Futaro」名義で∞龍 ゲンムエンペラーのキャラクターデザインとカードイラストを務められた風太郎氏が上記のるるてあ氏とのコラボ版の収録告知ポストに伴い、自身のXアカウントにおいて
「『∞龍ゲンムエンペラー』は絵違い多いけど良かったらこっちも使ってね〜!」
と自身の担当してきた∞龍 ゲンムエンペラーの歴代カードイラストを紹介したり、
と「元祖∞龍ゲンムエンペラーを背にDMRP-20 20thレア版、DM24-EX1 金トレジャー版のコウペンちゃん、DMART-11版の帝王坂∞の4体の歴代∞龍ゲンムエンペラーが一堂に会する」ファンアートを公開する一幕もあった。
関連タグ
ゲンム-MAX:最終形態
サファイア・ミスティ:様々な世界や時代を観測する上位存在だが、どうにもゲンムエンペラーのファンらしい。