ジャオウガ・アバク「我にひれ伏せ!鬼S-MAX進化!!」
概要
DMRP-22『王来MAX 最終弾 切札!マスターCRYMAX!!』にて登場した、ジャオウガの最終形態。
名前は文字通り「MAX」と「クライマックス」が由来と思しいが、「クライマックス」の正しい英語表記は「climax」である。これについては、アニメ「デュエル・マスターズ!」第4クールEDテーマの『CRYMAX!!』とのダブルミーニングが理由だと思われる。
効果
レアリティ | KGM |
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コスト | 闇文明(7) |
カードタイプ | S-MAX進化クリーチャー |
種族 | デモニオ/鬼レクスターズ |
パワー | 13000 |
能力 | 鬼S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す) |
T・ブレイカー | |
このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。 | |
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、その後、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。 |
プレイヤーの敗北を回避する置換効果を持ち、進化元を必要としないS-MAX進化の亜種、鬼S-MAX進化が最大の特徴。
従来のS-MAX進化では自身の破壊には対応していなかったが、鬼S-MAX進化はS-MAX進化クリーチャー自身も対象になっている。また、効果範囲の拡大に伴って、同名カードをコストとする効果が表向きカード3枚に変わっている。この表向きカードはクリーチャーの下に重ねられたものでもよく、特に種族もレクスターズで共通する《禁断英雄モモキングダムX》とは宿敵同士でありながら相性が良い。
進化元が必要無いので、マナ加速から早期に出すだけでもかなりの脅威となる。
更に、DM22-SD1にて攻撃クリーチャーよりも1コスト低いクリーチャーを蘇生する《深淵の食卓》が登場し、簡単に出せるコスト8クリーチャーの《SSS級天災デッドダムド》とのコンボで恐ろしい制圧力を発揮する。
1つ目の固有効果はシールド枚数の調整。
相手がどれだけシールドを増やしてもこのジャオウガ一枚で3枚に固定でき、『自分のシールドが10枚以上なら勝利』する《MAX・ザ・ジョニー》にとって天敵と言える効果。
更に進化元を必要としないが進化クリーチャーには変わらない為召喚酔いせず、攻撃が通れば相手は丸裸同然。
その為シールドの枚数で効果を発揮する「鬼タイム」、「鬼エンド」とも相性が良い。
名前の通り、出た瞬間に試合のクライマックスを迎える性能である。
2つ目の固有効果は相手クリーチャーと手札の破壊。
シンプルにして強力な効果。
ニンジャストライクや革命0トリガーといった、相手ターンに手札から使える防御札に強く、盤面の破壊も加わる事で革命チェンジにも打撃を与えられる。
しかし強制なので《永遠のリュウセイ・カイザー》や《斬隠蒼頭龍バイケン》の様なマッドネスや、《熱血星龍ガイギンガ》の様な選ぶと厄介な地雷を意図せず踏んでしまうリスクは存在する。
総括としては、単独で完結した効果故に、攻撃的かつ盤面を整えておけば敗北を気にせず勝負をかけられる必殺の一枚。
ある程度闇を採用するデッキなら、メイン以外にもサブフィニッシャーとしても扱える為、正に切り札に相応しいカードと言える。
ただし敗北の置換は、対象となるカードが『離れない』状態だと置換できないので注意。
背景ストーリー
邪鬼王来烈伝に記された《悪魔神バロム》等、『鬼の歴史』の十二の王全てを取り込み《終来王鬼ジャオウガ》へと至ったジャオウガ。
ディスペクターを退けた事で、ついに『龍の歴史』、モモキング達との決着を着けるべく再臨。
『鬼の歴史』においてクリーチャー達の力を封じ込めた鬼の巻物、すなわちタマシードを大量に取り込む事で鬼S-MAX進化を果たす。
無限のパワーを持つ《∞龍ゲンムエンペラー》を一撃で龍頭星雲の彼方まで吹き飛ばし、「世界をつなぐ柱」を破壊して『鬼の歴史』で『龍の歴史』を押し潰そうと画策。
世界が押し潰されるに連れて、《ジョニー》や《ジョラゴン》も鬼化していき、世界を完全に鬼化する直前にまで追い詰めた。
しかしモモキング、ジョニー、ジョラゴンの3体が力を合わせたことで、龍の歴史を具現化した虹の柱が出現。
モモキングに虹の柱に押し込まれ、モモキングと共に融合した結果、新たな「世界をつなぐ柱」になってしまい、鬼の世界と龍の世界を隔てる存在となる形で敗北した。
アニメでの活躍
CV:白石兼斗
デュエル・マスターズキングMAX
王来学園の地下に封印されていたこのカードを、鬼札アバクが切札勝太の魂を捧げる事で復活・入手した。
鬼S-MAX進化時のアバクは鬼の槍のオーラを身に纏った状態となる。
上記の様に、シールドを削って《MAX・ザ・ジョニー》のエクストラウィンを妨害した。
破壊回避は「タマシードを食らって復活する」という演出が取られている(この行動を初めて見たジョーは「な…なんだ…?仲間を…喰ってるのか!?」と驚愕していた)。
最終的にアバクが敗北した後、全てを陰から操っていた《邪王来混沌三眼鬼》からアバクを守り、ジョニー達とのまさかの共闘が実現した。
「アバクよ…我が力を貸そう…!」「お主の心の叫び、聞こえたぞ…!」
漫画版でもアバクの切り札として暴れるが、ジョーとの最終決戦で《あたりポンの助》に効果を無効化され、これが切っ掛けで敗北した。
デュエル・マスターズWIN 決闘学園編
第21話のシモカワチャンネルコラボにて、斬札ウィンVSカワさん戦でカワさんが使用(このとき、邪神ゾーンの影響もあったのかアバクと同じオーラを纏っていた)。
シールド焼却で《終末の時計ザ・クロック》を墓地に落とす事に成功するが、残ったシールドから《「迷いはない。俺の成すことは決まった」》が出た為、クロックを蘇生されダイレクトアタックに失敗。
手札を除去耐性コストにする《アビスベル=ジャシン帝》に対して相性の良いクリーチャーだったが、返しのターンに《邪闘シス》のパワーマイナス∞で破壊されてしまった。
解説コーナーの「今日の一枚」にも選ばれた。
王道篇に合わせて公開されたSpecial Movie、「導火」でもアバクと共に登場しており、ウィン&ジャシン帝と対決している。
余談
同弾収録の《MAX-Gジョラゴン》がコンボを主体としたカードデザインになっている一方で、こちらは自己完結型のエースカードという対照的なデザインになっているのが特徴。仲間との絆を糧に成長してきたジョーと、孤高を貫かざるを得なかったアバクの対比とも受け取れる。
しかし、自己完結型というデザイン上、種族デッキが前提となる《MAX-Gジョラゴン》よりも高い汎用性を持ち、【アナカラーハンデス】を筆頭に様々なデッキのエースとして活躍している姿はある意味皮肉と見るべきか。
ちなみに身内戦限定だが相手がシールドを500枚持っていても、効果でシールドを3枚残して残り497枚をすべて削りきる。(下記動画参考)
『アビス・レボリューション第4弾 竜皇神爆輝』の金トレジャーとして再録され、クリエイターコラボによるRyota-H氏のイラストで擬人化。
褐色肌で半裸に鬼の鎧を纏った男になっている。
自分自身も進化クリーチャーになるという、『S-MAX進化クリーチャー』能力のイメージを描いている。
そして、鬼火と魍魎の決断のシークレット版にも登場。
いつものパターンなら、対応する文明の多色クリーチャー、つまり火・闇文明のクリーチャーが描かれるが、このカードは闇単色である。
関連タグ
ジャオウガ各形態 |
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