カード能力
レアリティ | OR |
---|---|
コスト | 闇文明(4) |
カードタイプ | クリーチャー |
種族 | アビスロイヤル |
パワー | 7000 |
能力 | ブロッカー |
W・ブレイカー | |
自分の墓地にあるアビス・クリーチャーに「アビスラッシュ」を与える。(「アビスラッシュ」を持つクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、そのクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる) | |
このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の手札を2枚捨ててもよい。 | |
自分の墓地にあるクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。 |
概要
デュエル・マスターズWINの新最高レアリティ『オーバーレア』のカードにしてアビスロイヤルを統べる邪神。
墓地からアビスロイヤルを呼び出し、即座に攻撃可能にするアビスラッシュ付与効果は強力。
低コストで呼べるブロッカーだが、手札破棄による置換効果で場持ちが良く、新効果「アビスラッシュ」による展開に繋げられる。その上墓地から召喚するクリーチャーのコストを2軽減可能で、アビスラッシュで墓地から配下達を大量展開して一気に畳みかけられる。無論2体目以降の自身も対象であり、複数体並ぶと軽減効果も上乗せされる。
それ以外の面で見てもコストの低さに見合わぬ7000という高パワーとW・ブレイカーを持つ上に、これで一切デメリット効果を持たない破格の性能を誇る。
背景ストーリー
太古の時代に超獣世界を支配していた『アビスロイヤル』の頂点に君臨する帝王。
当時火文明の開拓者であった大公ボルシャック・ドラゴンと、彼に協力した光文明との戦いの果てに封印された。
それ以降おとぎ話上の存在として伝説に残っていたが、配下のアビスロイヤルと共に『深淵』より現世へと復活する。
彼の復活は全世界に震撼と混乱をもたらし、その脅威を懸念し自身に挑みかかったドラン・ゴルギーニ率いる護衛部隊を配下のアビスロイヤルに近づく間も無く圧倒。本気を出し龍形態となったドラン・ゴルギーニすら一歩も動く事さえ許さずたった一撃の下に葬り去ってしまった。
その後、自身を封印したボルシャックの末裔を名乗る暴竜爵が攻めて来るも、猛攻をいなしながら彼を一瞬で分析。そしてその酷似体である邪龍 ジャブラッドを片手間に生成してしまう。
ルベル・ゴルギーニやファイアー・バード達の応援も加わってジャブラッドは倒れるものの、非力なファイアー・バードを狙い放った攻撃を暴竜爵に庇わせ、隙の生じた彼に止めを刺した。
ドラン・ゴルギーニ、ボルシャック・カイザーといった実力者達を次々とねじ伏せ、そして次なる標的である自然文明へと向かった。
自然文明へ足を踏み入れた後、ジャシン帝は、自然文明の盟主であり、剛流振の頂点である首領竜 ゴルファンタジスタと対決。渾身の剛流振で爆発的な生命エネルギーをまとったフルスイングを受けるが、かすり傷一つ負うことなく立ち、左腕を振り回して、そのままゴルファンタジスタにぶち当てて吹き飛ばした。その後、『深淵』につながる入り口を生み出し、ゴルファンタジスタを「深淵」へ連れ去り、アビスで満席のスタジアムで邪闘 シスを用意させて、シスとゴルファンタジスタを戦わせた。
ゴルファンタジスタによってシスが倒された後、ジャシン帝は、その戦いによって弱っていたゴルファンタジスタの身体を右手で容赦なく貫き、とどめを刺した。
その後、ジャシン帝はアビスベル=覇=ロードにパワーアップし、『深淵』に放たれた水文明の魔力砲を防ぐためにトップスピードで突っ込んだ。その後の活躍についてはアビスベル=覇=ロードを参照。
アニメ・漫画
デュエル・マスターズWINにて主人公斬札ウィンが使用する切り札にして邪神。
当初ウィンは大会用に【ボルシャック】デッキを持参していたが、自身の復活に利用できる下僕としてウィンに目をつけたジャシン帝が、配下であるアビスロイヤルと共に勝手にデッキに入り込み現代に復活。
山を抉る程のビームを目から放ち、クリーチャーが実体化する『邪神デュエル』により敗北者の命を奪う等、邪神の名に違わない邪悪な存在。
しかし何故かカードに封印され、スケールダウンした邪神くんになってしまい、あまりにも想定外の事態に悲鳴を上げる事に…。
また現代に復活したアビスロイヤルのカードは、「いつの間にかデッキに混ざっていた」という形で登場しており、復活の理由に関しても謎が多く、ジャシン帝本人も眷属達がどこに散らばっているのか把握していない。
OPでは轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザーと激闘する姿が描かれている。
強化形態
アビスベル=ジャシン帝
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余談
これまで主人公の最初の相棒ポジションは主に火文明のクリーチャー(ジョリー・ザ・ジョニーのみゼロ文明だが後に火の力を得た)が務めていたが、闇文明単色のクリーチャーがその役に就くのは史上初。特に以前まではライバルや悪役、黒幕が使用するイメージが定着していた闇文明からの大抜擢に界隈は騒然となった。
- さらに言うと背景ストーリーでは同じオーバーレアで光文明の実力者であるドラン・ゴルギーニを一切の抵抗も許さず一撃で葬り去っており、アニメでは1話から早々に「全世界を支配する」と言い放ち周囲の人々諸共攻撃したり(すぐ生き返ったとはいえ)敗北した覚知山ボウイの腹を貫き大穴を空けて一度殺害したりと、どちらにおいてもとても主人公の相棒がするものとは思えない闇文明特有の極悪非道な所業を見せつけている。
設定やアニメでの初陣と、何かとボルシャックと縁がある。
シークレット版はモナ・リザのコスプレという衝撃的な姿。しかも元ネタを踏襲して微笑んでいる。似合わねぇとしか言えず、背景はさながらクトゥルフ神話の世界を想起させるような冒涜的な状態に仕上がっている。
更に余談となるが同ゲームには「正義星帝」〈鬼羅(”キラ”).Star〉というクリーチャーが存在し、登場時か攻撃時にコスト4以下のクリーチャーを1体踏み倒し、場に存在するコスト4以下の自軍クリーチャーをターン終了時にアンタップされるブロッカーに変化させるという能力を持っており、ある程度のシナジーを形成している。
このことから一部の決闘者たちの間ではネタにされているとかいないとか…
ジャシン=邪神であるがゴッド種族は持っていない。
ゴッドは設定上、リンクする形で完全な存在となるクリーチャーなので、単独で圧倒的な力を有するジャシン帝はゴッドの定義に当てはまらない。
実は平行世界を行き来した事があり、本来通常のクリーチャーには不可能な芸当らしい。
『平行世界への移動』、『様々な物を創造』、これらは上位存在とされるクリーチャーの条件らしく、ジャシン帝が上位存在なのかは明かされていない。
少なくとも、世界を支配したゼニスを簡単に滅ぼしてるので、強大な存在である事には違いない。