我こそは、邪神の血肉より生まれし混沌なり!!
概要
DM23-RP2『アビス・レボリューション 第2弾 忍邪乱武』に登場するクリーチャーで、同パックの目玉となるオーバーレアの1枚。
新種族の『アビスキマイラ』に属する唯一のカードであり、他のアビスロイヤルよりもクトゥルフ神話らしさが強くなっているのが特徴。
効果
レアリティ | OR |
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コスト | 闇文明(6) |
カードタイプ | クリーチャー |
種族 | アビスキマイラ |
パワー | 9000 |
能力 | アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。 |
W・ブレイカー | |
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-∞する。 | |
このクリーチャーが攻撃する時、アビス・W・メクレイド5してもよい。(アビス・W・メクレイド5:自分の山札の上から6枚を見る。その中から、コスト5以下のアビスを2枚まで、コストを支払わずに使う。残りを好きな順序で山札の下に置く) |
種族は『アビスキマイラ』だが、アビスドラゴンと同様に基本は【アビスロイヤル】での運用となる。
コスト6と大型であるが《アビスベル=ジャシン帝》等、このクリーチャーの展開を補助する手段には恵まれている。
まずインパクトの強い登場時効果。
なんとパワーマイナス∞という出鱈目な数値であり、《終焉の禁断ドルマゲドンX》どころか《∞龍ゲンムエンペラー》すら消滅可能。
対象は1体のみではあるが、ディスペクターや《ジャシン帝》の様な破壊耐性持ちも確実に葬れ、《インフェルノ・サイン》や《デス・ザ・チョイス》で相手ターンに出せれば心強い。
敵に回ると厄介な《ジャシン帝》や《邪龍ジャブラッド》を相手にしなければならない【アビス】同士のミラーマッチでも活躍が見込める。
そして最大の特徴である新効果、『アビス・W・メクレイド』。
通常のメクレイドはデッキトップから3枚を確認するが、こちらは6枚確認して、そこから2枚までコスト5以下のアビスを使える。「コスト5以下」というと、メクレイド以前のアビスの大半が該当し、ジャシン帝も問題なく展開可能。
特にコストも条件も無く、攻撃するだけで誘発するのも優秀な点。
アビスには強力な登場時効果も多く、アビスのツインパクトも使い勝手の良いカードが増えている。
何より1度に2枚もアビスを出せるので、《邪龍ジャブラッド》のような、複数のアビスを並べる事に意義のあるカードとのシナジーも期待できる。
このカードのコストは6なので、《漆黒の深淵ジャシン帝》に対応しているのも無視できない。
墓地肥やしとメクレイド、どちらとも噛み合っている《ノラディ:ド:スルーザ》と相性が良く、序盤から場を制圧できる。
地味にアビスラッシュを持っている。
《ジャシン帝》が存在しない状況下でも、マナさえあれば即座にメクレイドを打てる為、窮地を脱する一手になるかもしれない。
背景ストーリー
ジャシン帝の情動から生まれたノワールアビスの集合体。
媒体によっては「ジャシン帝の一番弟子」とも呼ばれており、ジャシン帝直伝の戦闘術を叩き込まれている模様。
深淵に落ちたゴルファンタジスタの対戦相手にジャシン帝が用意したらしく、深淵に作られたスタジアムで対決する。
触れたものを無限の深淵に引きずりこめ、ゴルファンタジスタの左腕を消滅させる程強力。
一時はゴルファンタジスタと互角に渡り合うも、彼のゴルフクラブに込められた妖精達の祈りにより、最終的に敗北する。
- ……が、DM23-RP2に収録されている冥逝邪夢のイラストでは、シスとの戦いで弱っていた首領竜ゴルファンタジスタを右手で貫いたアビスベル=ジャシン帝の隣に、何故か敗北して倒されたはずのシスが描かれている。
活躍
CV:露崎亘
『デュエル・マスターズWIN 決闘学園編』にて登場した、ウィンの新たな切り札。アニメでは第13話から登場。
文化祭の出し物にお化け屋敷を考えたウィンが、邪神くんが生み出したノワールアビスをキャストに利用しようと提案。
そのノワールアビス確保の為に邪神くんが住処を訪れた先にいたのが、ノワールアビスの1体が自ら破壊と再生を繰り返す事で、何世代も先の進化を遂げて誕生したクリーチャー、シスである。
邪神くんにとっては孫のような存在であり、シス自身も自らの始祖である邪神くんを崇拝し、忠誠を誓っている。
邪神くんと同格の闇のオーラを纏っており、有象無象のノワールアビスを消し去り、そこから《ガ:ナテハ》と《ラーテ:ガ:フヨーキ》を創造する等、あまりにも並外れた力に《ブック=ラギルップ》と《フォーク=フォック》は戦慄するも、邪神くんは構わず配下として現実世界に連れ出した。
カードは同話にて越智武者士とのデュエルでウィンが使用。
《インフェルノ・サイン》から墓地より登場し、《ボルシャック・大和・ドラゴン「開眼」》をパワー−∞で破壊。
そしてアビス・W・メクレイドで《ジャシン帝》と《ジャブラッド》を出し、守りを固めつつ次のウィンのターンでフィニッシャーとなった。
この回はウィンの顔芸もあって、かなり邪悪な雰囲気が出ていたが、新規サムライの販促の都合により、『今日のカード』には選ばれなかった。
余談
シークレット版の元ネタは東洲斎写楽の「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」。
地味にアビスの世界の絵画シリーズで、日本の絵画はこのシスが初めてとなる。
関連タグ
シス=魔=シャル:革命チェンジ持ち形態
クトゥルフ:顔が酷似している邪神