サファイア・ウィズダムが気まぐれに創り出した構造を、伴侶であるミスティは監視することを生きがいとしている。だが、その監視が邪魔された時はその限りではない。
効果
サファイア・ミスティ |
R 水/自然文明 コスト7 |
サイキック・クリーチャー:スターノイド/サイバー・コマンド パワー4000 |
自分のターンの終わりに、自分のカードがバトルゾーンとマナゾーンに合計40枚以上あれば、自分はゲームに勝つ。 |
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す) |
裏面⇒《13番目の計画》 |
13番目の計画 |
R 水文明 (マナコストなし) |
ルール・プラス |
自分は、デッキの枚数を5枚増やしてゲームを開始する。 |
裏面⇒《サファイア・ミスティ》 |
概要
『20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ』で登場したサイキック・クリーチャー。
効果はエクストラウィン……なのだが、他のカードと比較してもかなり特殊過ぎる1枚。
特殊勝利条件は『場とマナの合計が40枚以上』という、無茶の極みとしか言えないもの。
通常のデッキではデッキ切れを起こしてしまい、超次元ゾーンやGR召喚を駆使しても結構キツイ。
その補助として裏面の《13番目の計画》が存在する。
というかメインはこっちと言っても過言では無い。
その裏面は『ルールプラス』による、ルールの上書き効果を有し、デュエル開始時にデッキを5枚、つまり初期スタート45枚で開始させる今までにない効果。
デッキの枚数が増えるという事は、採用枠の拡張によりより多彩な戦術が可能な反面、キーカードを引く確率が低下するという無視できないデメリットがある。
しかし、どんなカードでも使い方次第で思わぬ活躍を見せ、特に特攻の忠剣ハチ公とのコンボは強力。
ハチ公はデッキに何枚でも採用できる効果外テキストを有し、攻撃後のガチンコジャッジで勝てば同名カードを場に出す。ハチ公自体スピードアタッカー持ちなので、上手く回れば無限攻撃が可能となる。
しかしハチ公はコスト4なので、ガチンコジャッジでハチ公を引き当てると負けるリスクがある。
そこで13番目の計画でデッキの総数を増やす事で、ガチンコジャッジに勝ちつつハチ公を出し続ける事が可能。
また単純にデッキ総数が相手より多くなるので、最悪ひたすら耐え続けるだけで、相手がデッキ切れを起こして勝つ事が可能。
背景ストーリー
上位存在の一人にして、超獣世界の監視を生き甲斐としている女性。
天門の奥に存在する叡智の存在、サファイア・ウィズダムの伴侶であり、次元を超越して様々な世界、様々な時代、様々な場所で起きた事象を観測している。
水文明のシー・ハッカー、闇文明のブレインジャッカー、光文明のコスモ・ウォーカーの一部のクリーチャーは、このミスティの目として送り込まれた存在であり、余程の事が無い限り本人が世界に干渉する事はない。
しかし、フレーバーテキストで触れられている通り、自身の生き甲斐を邪魔されるなら、重い腰を上げて干渉してくる。
というか、夫と敵対する事も躊躇わない模様。
例えば、サバイバーが水文明の12のプログラムで復活した際、彼女の眷属達まで侵食した挙げ句、別世界から送り込んだ監視役のクリーチャーまで汚染された為行動を起こし、プログラムを停止させる《13番目の計画》を作り出す。
停止させたは良いが、12のプログラム停止の余波が超獣世界に様々な形で影響を及ぼし、その最たるがサバイバー達の故郷である漂流大陸の復活。
つまり、またしてもサバイバーが復活したのだが、監視役への汚染が無かった為、三度目のサバイバー復活には干渉はしていない。
活躍
デュエル・マスターズWIN決闘学園編にて、穿田見が【60枚コントロール】を使用する為フル投入している。
VSウィン戦(2戦目)では、穿田の長考癖を直したい気持ちを汲み取ったウィンが、互いのデッキを交換してデュエルした為、ウィンが使用。
ここでウィンは凄まじいプレイングを見せる。
ドンドン吸い込むナウで加えたパーロックのミラクルフィーバーでポジトロン・サインを宣言し、事前に吸い込むナウで山札の下にポジトロン・サインを仕込む事で、山札を3枚残して残り全てのカードを手札に。
そして口寄の化身/強欲の王国で大量の手札をマナゾーンに置き、マナが48枚に達した事でザーディクリカから頂上縫合ドギラディス勝3rd、そしてファイナル革命で超次元リュウセイ・ホールを踏み倒してサファイア・ミスティへと繋げ、見事にエクストラウィンを決めた。
ミスティ・レポート
そんな彼女だが、自身が観測した世界の情報を記録している事が判明。
それが水文明の天才、アカシック兄弟が使用するアカシックレコードと双璧を成すとされる『世界の記録』、「ミスティ・レポート」。
ただし、アカシックレコードが未来予測のシミュレートによる世界崩壊までの記録なのに対し、こちらはミスティの主観が濃い。要するにブログである。
これまでに登場したカードのフレーバーテキストにも、実はミスティ・レポートから引用されていた事が判明。
レポートの内容は多岐にわたり、項目毎に記録している為、時系列を無視してるので非常に読みにくい。
おまけに内容を大規模に再編する事もあった為、つい最近の事がわりと最初のレポートに記載されたり、近い事柄が別々の章に各々記載される。
本来は全11章+付録1編。しかし上記した通り再編・追加された結果、現在では全88章+付録5編に膨れ上がっている。
当然更に読みにくさが増しており、それを見かねたのか息子のサファイア・ペンダットが副読本を作る………のだが、ペンダットは『嘘』を司る存在であり、更に難解な内容と化している。
因みに、レポートは禁断文字で書かれており、公式では禁断の星そのものとの関係が示唆されている。
一覧
第二章『深淵の存在たちについて』
- 悪遊ノチェス=アルトゥスが依り代に選んだ器物に言及。
第三章『悪魔神について』
第四章『聖霊王について』
- なぜか光文明では伝統的に「5」という数字が尊ばれる傾向が強いことについて。
第七章『偽りの神について』
第十二章『鬼の歴史のなりたちについて』
第十五章『鬼の歴史の住人について』
第十九章『邪眼一族について』
- 黒神龍アブライゼ・ドルバとの関わりや、キングロマノフが煉獄に墜ちた原因の詳細が判明。
第二十五章『龍の支配について』
第二十六章『ゴッド・ノヴァについて』
第二十七章『オラクルの暴虐について』
第三十章『禁断の使徒について』
第三十一章『天災計画について』
第三十三章『革命ゼロの力について』
第七十二章『龍魂珠について』
第八十八章『ゲンム・エンペラーについて』
- ただの推しへの感想。