オラクリオンを作り出すために多数の信者が犠牲となったことは、ゾロスターによって教団の最高機密とされていた。
概要
デュエル・マスターズの種族、オラクルが創造した『神の模造』たる種族。
命名ルールは、非進化なら「神聖騎」や「神青輝」等、漢字三文字に「しんせいき」とルビが振ってある。
一方進化クリーチャーは「聖忌○」で、○に入る漢字は「まつ」と読み、全体的に「せいきまつ」と読むのが特徴。
後述の設定もあって無色クリーチャーが基本。
全体的に見てもゴッド・ノヴァ程の派手さは無いが、フィニッシャーよりもデッキコンセプトに応じて採用するサポート向きな種族と言える。
背景ストーリー
廃止されたオラクル第一階級「カノン」をプロトタイプとし、数多の信者を犠牲にして造り上げたゼロの神。
しかし本質的にはゴッドとは別物であり、オラクルが保有する兵器にして信仰を集める偶像としての側面が強い。
過去に出現したゴッドの模倣や、ボルメテウス・サファイア・ドラゴンといった過去のクリーチャーをベースとした個体が確認できる。
教団の指導者だった神人類ヨミが倒され、後継者のイズモも失踪した事で、オラクリオンを信仰する「ゼロ信仰派」と、あくまで教団の再起そのものに拘泥する「マントラ派」に分裂する事態となる。
他者をオラクリオン化させる技術も進歩しているようで、支配欲の強さからオラクルに適性のあるブータンが、イズモの手でオラクリオン化している。
その後ゾロスターの野望に対して、神聖龍エモーショナル・ハードコアは自らゼロの力を捨てる事で支配を脱し、神罰を与える為に行動する等自我が芽生えたオラクリオンも登場した。
基本的にゼロの力を有する為自我が無いのだが、オリジンの生き残りであるパーロックは神聖祈パーロックとなるも、冒険への情熱を失う事なく結婚までしている。
最終的にゾロスターは破獄のマントラゾロ・ア・スターとして自らをオラクリオン化させたが、あれだけ神になる為に暗躍した末路が『神の模造品』というのが皮肉過ぎる。
因み世界の観測者である上位存在、サファイア・ミスティによると、ヨミは純粋に世界の為に行動し、イズモは純粋に後継者として教義を守る為に活動したが、ゾロスターは身勝手な欲望のままに暗躍した為、神の力ではなく模造品のオラクリオンしか得られなかった旨が語られている。
最終的に二つの派閥は纏まり、オラクル自体アウトレイジの『自由』を尊重する様になったので、オラクリオンが彼らと戦う事はなくなった。
後にゼニス・セレスが支配する『セレス世界』が明かされ、オラクルはオラクル・セレスとして存在していた。
しかし、この世界ではエピソード世界とは異なり、信仰対象であるゼニスが絶滅していない為、信仰を集める為の模造品を作る必要が無く、結果オラクリオンが存在しない。
ただし、セレス世界のゾロスターが、またしても支配欲を暴走させた結果、何故か生み出せたアンノウン・セレスがオラクリオンにそっくり。
オラクリオンは存在しないが、ゾロスターとオラクリオンは何らかの形で揃う運命にある模様。
関連タグ
ゴッド・ノヴァ&ゴッド・ノヴァOMG:後に登場した真のゼロの神とその派生。現実のデュエマでもオラクルの中核として出番を奪われる。