効果
神聖龍エモーショナル・ハードコア |
SR 光文明 コスト7 |
クリーチャー:オラクル・ドラゴン/オラクリオン 9500 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》以外のクリーチャーの名前を1つ選ぶ。選んだ名前を持つクリーチャーの能力をすべて無視する。 |
相手がクリーチャーを選ぶ時、自分の他のオラクルがあれば、このクリーチャーは選べない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい) |
概要
『最強戦略!! ドラリンパック』にて登場したオラクルのドラゴン。
コスト踏み倒し呪文である「ヘブンズ・ゲート」と「ドラゴンズ・サイン」に対応したカードで、目を引くのが同名クリーチャーを除く『クリーチャーの能力無効』。つまり効果を発動できなくする効果である。
更に他のオラクルが存在すれば対象とならないアンタッチャブル効果も有しており、能力無視とは異なり同名カードでも条件を達成可能。上記のコスト踏み倒し呪文を使う等、手早く同名二体展開すれば相手にプレッシャーを与えられる。
クリーチャー限定とは言え、サガループやガチロボ等、デッキの核となるカードやその補助として機能するキーカード等、デッキや環境の傾向を把握しているとピンポイントで大打撃を与えられる。
実際の環境では、呪文回収&踏み倒しの真邪連結バウ・M・ロマイオンと、バウ・M・ロマイオンを含むブロッカー達を呼び出すヘブンズ・ゲートをコンボさせた【白青赤天門】デッキに採用され、相手のカウンターやメタカードのロックで脇を固める活躍を見せた。
ブロッカーとWブレイカーを保有してるので、総合的に見て攻防どちらにも優れたカードと言える。
後に登場したオラクル・セレスでも条件を満たせるが、特に「俺獅」の頂天ライオネルによるトリガー付与の条件を満たしている為、光のセレスデッキに採用の価値ありと言える。
背景ストーリー
裏オラクルの教祖が消滅、もとい旅立った結果、ゾロスターが新たな教祖に成り替わろうと暗躍。
しかし、ゼロの力を捨てる事でその支配下から逃れ、神罰を与えるべく降臨したドラゴンがこのエモーショナル・ハードコアであった。
信心深きコットンを筆頭に、信者達は「自分達の信仰によって降臨した」と思いこんでいたが、実際はまったく関係なかった。
余談
『王来MAX最終弾 切札!マスターCRYMAX!!』に龍風混成ザーディクリカと共に女体化して再録される。
イラストレーターはれおえん氏。
名前の由来は他のオラクリオンと同じく音楽ジャンルのひとつである『エモ(エモーショナル・ハードコア)』
現代では感傷的になる事をエモいと表現する事があるが、これは元々「エモのような音楽だ」という意味の形容詞であった
無個性で停滞した世界を理想とするオラクルでありながら、感情に目覚めて神罰を行使するこのドラゴンにはピッタリの名前であり、立場的にはオラクルが神と崇めるゼニスの1体、「俺」の頂ライオネルと似ているのは因果か。