概要
DM23-EX3『アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華』から登場した種族で、オラクルの亜種。
マナゾーンの裏向きのカード、水晶マナに関する効果を有し、ゼニス・セレスの脇を固める種族として運用できる。
命名法則はオラクルと同様に「○○の(階級名)~」だが、新しい階級が登場。
イラストではガスマスクの様な物を着用しており、人型のオラクルはヒューマノイドやスノーフェアリーとの複合になっている。
各文明に存在するものの、水晶マナは無色として扱う為、水晶マナを増やし過ぎると召喚に必要な色のマナが確保しにくく、バランスを考えると2色構築が限界か。
階級
クリス
《クリス=タブラ=ラーサ》直属の階級。
タブラ=ラーサの直属の関係か、蝿モチーフでゼロ文明となっている。
背景ストーリーではタブラ=ラーサの言葉を伝える存在で、唯一水晶の華になること以外でゼロの力を振るう事を許されている。
コード
オラクル・セレスの戦力として、ゾロスターが生み出したアンノウン。
実態はゾロスターの私兵であり、種族もアンノウン・セレスとなっている。現在カード化されてるのは、どれもエピソード世界でオラクリオンだったクリーチャーで、あちらと同様に無色。
クリスのみがゼロである事を許されていた為、独断でゼロの化身を創造したことがタブラ=ラーサに処刑される切っ掛けになったのは皮肉である。
センドウ
ゾロスターが自分の為に勝手に作った階級。
名前の通り先導者の位階で、シダンの信徒を従えて指導するポジション。
サトリ
オラクルでも存在していた既存の階級。
セレスでの役割は、水晶の華からゼロの力を抽出し、ゼニス達に献上する階級になっている。
水晶マナの数を参照する水晶武装が特徴。
カルマ
本来はオラクルの裏の階級で、エピソード世界と同じ役割を担う。
水晶の華としてゼニスの糧となる、オラクル・セレスの教義に反する者を罰するが、違反者がいなくなった事で、水晶の華の材料となる階級になった。
属するクリーチャーは全てツインパクトかつ、2コストのメタクリーチャーであり、呪文側は水晶マナとなる水晶チャージャー付き。
シダン
《血塗りのシダン_チリ》等が属する階級。
水晶の華を育てる位階で、元々は「遊撃師団」だったが、それが形を変えて誕生した。
ゾロスターの処刑後は、新たに水晶の華を生み出す役割を担う。
カードデザインとしては何かのついでに水晶マナを増やす傾向にある。
終斗(ピリオド)
かつてオラクルに立ち向かった反逆者の末路である最下層の階級。
特に役割は無く、ゼロの力の糧になる為だけに生かされており、ハンターやアウトレイジ等、ゼロの力に抗ったクリーチャー達を洗脳し、支配下に置いている。
そのような背景故か、効果に共通項はなくバラバラ。
背景ストーリー
エピソード世界のバッドエンドIFである『遊撃師団の世界』にて、ゼニスやオラクルに目的が無い事に目を付けたタブラ=ラーサが、類稀な支配欲を持つゾロスターを誑かして作り上げた新教団。
実際は教団を乗っ取り、タブラ=ラーサが命名したオラクル達を指す。
ゼロの力を得てゼニスと化したタブラ=ラーサは、オラクルの信徒全てを水晶の華に変え、自らの力の糧にする事を目的にしている。
タブラ=ラーサに忠誠を誓ったゾロスターは、かつての主から与えられた名を捨てツラトゥストラを名乗り、水晶の華を広めていく。
その過程で遊撃師団を結成させ、水晶の華となる適性が低い者はオラクルに従うか滅びるかの二択を迫り、全ての文明を水晶の華に変えようとする。
そして遊撃師団にされた者達にも、最終的にはゼロの心に目覚めさせる=オラクルとしてゼニスの贄となる事を強制し、停滞による平穏を求めたオラクル教団の原型が無くなっている。
しかし、いつもの様に増長したゾロスターは、シダンやコードといった手駒に加え、水晶の華を独占する事で支配欲を暴走させていき、タブラ=ラーサへの忠誠心を無くしていく。
当然、調子に乗ったゾロスターは水晶の華に変えられ、事実上の処刑となった。
かつて《アビスベル=ジャシン帝》が戦った『頂天の軍勢』との関係は不明。
ピクシブ百科事典に記事が存在するオラクル・セレス
設定上オラクル・セレスに属しているクリーチャー
その他
デュエプレ内の掘り下げにて、オラクルは圧が強い事が判明したが、こちらは信仰心しか無い=中身が無い点につけこまれた被害者と言える。
現在判明しているカードにはヨミ達が登場していない為、安否が気になるところである。
信仰の対象であるゼニスそのものが現存する為、今のところオラクリオンやゴッド・ノヴァは確認できない。
ただし、前述の通りアンノウン・セレスという形でオラクリオンだったクリーチャーが登場している。
ちなみに遊撃師団とは、オラクルが平定したとある並行世界で結成された鎮圧部隊であり、以前から設定自体は存在していた。
デュエチューブにてタブラ=ラーサやそれを追ってジャシン帝がこの世界線に来訪したことが判明。即ち、GoA世界にとっては過去であり異世界でもある、という位置づけになる。
実態は鎮圧ではなく、全文明を水晶の華に変えるべく暗躍する存在で、かなりタチが悪い。
ドラゴン・サーガ世界がドラゴンの力が強い世界なのに対し、この世界はゼニスの影響力が特に強い世界である模様。
ドラゴン・サーガ世界のオラクルは《龍世界ドラゴ大王》に壊滅させられたが、教団トップがジャシン帝に殲滅され、その後はライオネルが信徒達を救ったため、現在はどのような世界に変貌してるのかは不明(時系列的にジャシンが封印されるより遥か以前の出来事)。
何故かセレス関連の情報は歴史から抹消されており、水文明の記録媒体にも残っていないのが明言されている。