俺の頂天に立つ者、それが「俺」の頂なり。
効果
「俺」の頂ライオネル |
VIC 無色 コスト10 |
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 13000 |
ブロッカー |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加える。その後、自分のシールドを1つ、相手に選ばせる。そのシールドを自分の手札に加えてもよい。 |
自分の手札に加えるシールドカードはすべてに「S・トリガー」を与える。 |
エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す) |
概要
『エピソード2 ゴールデン・エイジ』にて登場したクリーチャー。
ゼロ文明の超大型カードであるゼニスの一体であり、強力な効果で盤面に大きな影響を与えられる。
第一の固有効果は初期のゼニスの特徴である「召喚時」効果で、「相手に選ばせる」シールド交換となる。
どんなカードが加わるかは運任せだが、シールドを介して手札に加える為、魔素縫合アモデゴラスのドローメタに引っ掛からない。
第二の固有効果は自分のシールド全てにS・トリガーを与える破格の効果。
上記の第一効果で加えたカードを即座に使える為、シールド焼却系の効果を使われても、召喚時に最低限の働きができ、召喚コストの重さに見合っていると言える。
単純に考えても強力な呪文やクリーチャーを使い、相手ターン中に反撃可能な上、クリーチャーなら次の自分ターンには召喚酔いも関係無くなるので雑に強い。
特に他のゼニスや重量な切り札を、ノーコストで展開できる可能性が高まるのは強いが、あまりこの効果だけに期待するとデッキのバランスが悪くなるので注意。
同様にシールド全てにS・トリガーを付与できる星龍パーフェクト・アースが存在するが、あちらはコスト5だがマナに五文明全てを要求するドラゴンなので、使用するマナの文明を問わないこちらとは十分差別化可能。
こちらはブロッカーと高いパワーが特徴だが、ブロッカーを対象とする高い効果に引っ掛かるのは注意。
シールドが多い程有利となる為光文明との相性が良く、自分からシールドを削れるタイプのデッキなら一気に畳み掛ける事も不可能ではない。
しかし、ゼニス特有のコストの重さがネックとなる。
上記した通りゼロ文明なのでどの様なデッキでも召喚自体は可能で、このカードの召喚コストを下げれるゼロ・ルピア・黒神龍オンバシ・ラオーン・戦慄のプレリュード等を使うか、マナ加速が得意な自然文明で使うのが基本。
コスト10なので、流星のガイアッシュ・カイザーならコスト軽減とドローでこのカードを引き込める。
MAX・ザ・ジョニーならシールドを増やし続けて防御の質を高められ、相手からすればS・トリガーを警戒してると自分のシールドを削られるorエクストラウィンを達成される、というプレッシャーを与える厄介な状況を作り出せる。
リメイク
「俺」の頂ライオネルGS |
P 無色 コスト10 |
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 13000 |
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) |
ブロッカー |
T・ブレイカー |
自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。 |
エターナル・Ω(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す) |
超獣王来烈伝にて登場したリメイク版。
召喚時のシールド追加&回収効果の爆発力が無くなったのは非常に痛い。
コスト踏み倒しで出して、召喚時効果を無駄にする事が無くなったが、その分より受動的になっている為、出した後の相手ターンに除去されるとディスアドバンテージが大きい。
その一方、コスト10で固めたガチャンコガチロボの10軸デッキなら、Gストライク持ちのコスト10として採用可能。
使い勝手が見た目以上に変わっているものの、デッキの方向性に合えば採用圏内だろう。
背景ストーリー
ゼニスの「表向きの」リーダー格であるクリーチャー。
クリーチャー達の「自分こそが一番」と言う思念が集積して誕生したゼニスだったが、鬼丸との死闘の結果彼と友情を結び、ゼロから光のクリーチャー、真実の名ラララ・ライオネルへと変貌を遂げる。
これにより他のゼニスは裏切りと判断し、「祝」の頂 ウェディングによって処刑されかけるもこれを撃破。
その後、感情が芽生えた事で更なる光の姿、真実の名ホワイト・オブ・ライオネルとなるが、その反動で闇の姿である偽りの星夜ブラック・オブ・ライオネルまでも誕生する。
ちなみに、上記した闇の個体も含めてライオネルは複数存在するが、全ての個体が「俺」という意思で統一されており、ゼニスを神と崇めるオラクルの教えに合っている為、信者達からの人気が高いらしい。
『王来篇』では超獣王来烈伝に名を連ねる「獅子王」として名前が登場。『龍の歴史』において唯一ゼロ文明の王である。
その魂は暗黒皇グレイテスト・シーザーとの『連結』で暗獅連結グレイテスト・ネルザにされた後、黒幕のエゴで活躍する事なく引き剥がされ、今度は神帝と『縫合』され終末縫合王ミカドレオとして顕現する。
最終的にモモキング達の尽力で開放され、ディスペクターとの最終決戦に協力して勝利に貢献する。
その後『鬼の歴史』との戦いの中で、友情と正義の為に戦う「正義星帝」と共鳴。
「正義星帝」〈ライオネル.Star〉へとスター進化させ、鬼レクスターズとの戦いに協力する。
アビスロイヤルが君臨しているアビス・レボリューション世界では、かつてジャシンが戦ったゼニス・セレスの1体、「俺獅」の頂天ライオネルとして登場。
ゼニス・セレスは、クリス=タブラ=ラーサによって自我を奪われているが、ライオネルだけ自我を維持しており、水晶の華にされてしまった信者達を救うことになるのだが、それはまた別のお話。
余談
百獣レオが使用するゼニス=ライバルのエースカードというだけあって、派生カードが他のゼニスよりも多く、ドラゴン・サーガでは獅子頂龍ライオネル、王来篇では十二の王の一人と、かなり優遇されている。
アビス・レボリューションでも自我を唯一残したゼニスと、特別なポジションにいる。
DUEL MASTERS PLAY'Sでは
「俺」の頂ライオネル |
VIC 無色 コスト10 |
クリーチャー:アンノウン/ゼニス 13000 |
ブロッカー |
T・ブレイカー |
召喚によってバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。その後、自分のランダムなシールドをひとつ見る。そのシールドを自分の手札に加えてもよい。 |
自分の手札に加えるシールドカードはすべてに「S・トリガー」を与える。 |
エターナル・Ω |
出た時能力でのシールド回収対象は、相手ではなくゲームが自動で選ぶようになった。また、中身を見て手札に加えるかシールドとして残すか決められるようになった。