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終末縫合王ミカドレオ

しゅうまつほうごうおうみかどれお

終末縫合王ミカドレオとはTCG『デュエル・マスターズ』に登場するクリーチャー。
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カード能力編集

レアリティKGM
コスト//自然文明(10)
カードタイプクリーチャー
種族ディスペクター/ゴッド/ゼニス
パワー19000
能力EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
ブロッカー
Q・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から好きな数のクリーチャーを出し、残りをマナゾーンに置く。
自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の、コスト8以上のクリーチャーが4体以上あれば、自分はゲームに勝つ。

概要編集

DMRP-20『王来篇 第4弾 終末王龍大戦』で登場した水/闇/自然ディスペクターのキングマスターカード。即ち、縫合派閥の王である。


19000という巨大なパワーとQ・ブレイカーというサイズ相応の打点を持つ大型ブロッカー。ディスペクターなので当然EXライフによる耐性も併せ持っており、ブロッカーとしては非常に高い壁となりうるクリーチャーだが、このカードの真価は他に存在する。


ゼニスの例に漏れず、「召喚」時限定で発動する強力な能力を持つ。山札を上から4枚捲り、その中から好きな数のクリーチャーをタダで場に出せるという、かの《エンペラー・キリコ》を彷彿とさせるド派手な効果である。

「召喚時限定」と言うのがネックだが、このクリーチャー自体がディスタスや《流星のガイアッシュ・カイザー》と言ったコスト軽減の手段に恵まれているため、早期召喚のハードルは比較的低い。

能力の発動処理は存在定義能力であるEXライフの方が優先されるため、EXライフでシールドを追加した後に山札を4枚捲る、という順番になる。

山札を合計5枚も消費することになる為、踏み倒したクリーチャーの能力によってはあっという間にライブラリアウトしてしまう。そうなれば如何に盤面を整えようと、強制敗北で元も子も無くなってしまうので計画的に使いたい。


そしてこのクリーチャー最大の特徴が、コスト8以上のクリーチャーが4体以上、自分のバトルゾーンにあれば勝利する、いわゆる『エクストラウィン』能力。エクストラウィンの条件は自身も含まれており、実際はあと3体並べれば条件を満たすことが出来る。自身の能力でコスト8以上のクリーチャーを大量に展開することが出来ればかなり有利である。

並べるクリーチャーはコスト以外の指定が無いので、自由な組み合わせやコンボで揃えられる。このクリーチャー自身の能力で揃える以外にも、なんらかの大量展開効果を用いてこのクリーチャーごと出す等、自由度は高い。

余力があればロック能力や無敵化を持ったカードで盤面を盤石なものとしたい。幸い、自然文明や水文明にはエクストラウィンにも貢献できる《龍装者ジスタジオ》や《古代楽園モアイランド》、《完全不明》と言った優秀な大型システムクリーチャーが多く揃っている。

轟破天九十九語》で上記のクリーチャーたちと一緒に並べてみるのも面白いかもしれない。実質的なランデスを行いつつ、多重ロックで相手の行動の殆どを封じてしまえる。


最も簡単で気軽な例を挙げれば550円のいきなりつよいデッキの『守りの王道』にこのクリーチャーを突っ込んで王道の春のデッキ限定戦に挑むことである。《闘門の精霊ウェルキウス》の効果の対象で気軽に出すことができ、高パワーかつEXライフで耐久してくる。余程のことがない限り相手は詰むこととなる。


背景ストーリー編集

伝説のクリーチャーである《神帝》と《「俺」の頂ライオネル》が縫合させられて誕生した、縫合ディスペクターの王。

ディスペクターのなかでも類を見ない、12の王同士を素材として生み出されたディスペクターでもある。


本来のディスペクターの王は「聖魔連結王」、「禁時混成王」、「勝災電融王」、「零獄接続王」、そして「邪帝縫合王」となっている。


しかし、実際に登場したのがこの「終末縫合王」。

上辺だけ見れば意味不明かつツッコミどころ満載だが、その実態はもっとおぞましいものであった。

なぜ縫合王が、「邪帝縫合王」ではなく「終末縫合王」になっているのかというと、とあるカードのフレーバーテキストにはこう記されている。


“次々と王の力を得てパワーアップしていくモモキングに対抗するべく、ディスペクターを生み出した存在邪帝縫合王 ザ=デッドルナ暗獅連結 グレイテスト・ネルザをそれぞれ二つに引き剥がし、新たにライオネルと神帝とを縫合した終末を招くディスペクターを生み出した。”


つまり、邪帝縫合王自体は存在していたことがわかる。

それをディスペクターの黒幕は無理やり引き剥がし、超獣王来烈伝に伝わる12の王であるライオネルと神帝を素材として《終末縫合王ミカドレオ》を作り出し、新たな王として君臨させたのが真相。

また、引き剥がされた《龍覇ザ=デッドマン》と《暗黒皇グレイテスト・シーザー》も、それぞれ別のクリーチャーと無理やり合体させられ、再びディスペクターにされてしまった。


パラレルワールドである「鬼の歴史」では《ザ=デッドマン》と《シーザー》が終末縫合王の素材に選ばれていたようで、そちらでは《終末縫合王ザ=キラー・キーナリー》が縫合王の座に就いていたらしい。


アニメ・漫画での活躍編集

アニメ『デュエル・マスターズ キング!』ではハイドの2枚目の切り札。

初陣である31話のジョーとのデュエルでは、召喚cipで《偽槍縫合ヴィルジャベリン》3体を踏み倒し、それらのcipによってジョーの手札・バトルゾーン・マナゾーンを破壊し尽くした。

さらに精神攻撃によってジョーを追い詰めてドローゴーへと誘導し、自身と《ヴィルジャベリン》3体がいる状態で自分ターン開始時を迎えたことでエクストラウィンを達成した。


余談編集

カード名の由来は、《神帝》及び《ライオネル》の使用者であった神月ミカド百獣レオの名前だろう。《神帝》の「帝(みかど)」と《ライオネル》の「俺(おれ)」の逆読みを由来としているとも言える。


ミカドの登場するアニメ映画『劇場版 デュエル・マスターズ 黒月の神帝』においては

  • 物語の鍵を握る“破壊神”《神帝スヴァ》の封印を解くための「黒き月のカード」と称される5文明に1枚ずつ存在する究極進化クリーチャーカード全5枚のうち、ミカド一味が最初に登場した時点で手中に収めていたカードが水文明の《神羅ブリザード・ムーン》、自然文明の《神羅トルネード・ムーン》、闇文明の《神羅スカル・ムーン》の3枚。
  • ミカドが使用したデッキは言うまでもなくエースカードの《神帝》に対応する水/闇文明を軸としているが、勝舞との1戦目においては自然文明の《母なる紋章》(《神帝マニ》を出すため使用)、闇/自然文明の《大地と永遠の神門》(それぞれ《神帝アナ》と《神帝アージュ》を出すため2度使用)を使用しており、1戦目のマナゾーンと2戦目のカード使用宣言セリフのみではあるが自然文明の《フェアリー・ライフ》、《青銅の鎧》もデッキに入っていることが確認できる。それらの描写から、水/闇文明を軸に自然文明を補助とする【アナカラー神帝】に近い構成と思われる。(1戦目のマナゾーンに光/水文明のカードも確認できるが)

など、実は意外に《神帝》とミカドは水/闇/自然文明が関わる描写が多い。

《神帝》が水/闇/自然文明に対応する「縫合」の王の片割れに選ばれたの一つは、『黒月の神帝』での描写が一因だろうか……?

また、上述のハイドの精神攻撃を見て、『黒月の神帝』にてミカドが勝舞を精神的に痛めつける場面を思い出したとの声も。


一方、片割れであるレオは光文明主体のデッキを使っているが、E2期には水文明と闇文明を、革命ファイナル期には自然文明を補助として使用しており、全く縁が無いというわけでもない。


能力に類似点が見られる《エンペラー・キリコ》は《神帝》らオリジンの神々に仕える巫女であったらしく、そういった意味では縁があると言える。


関連タグ編集

神帝 「俺」の頂ライオネル

神月ミカド 百獣レオ ハイド

ディスペクター


邪帝縫合王ザ=デッドルナ 暗獅連結グレイテスト・ネルザ:前身

DS電融ザ=デッドNEXT 戦国接続ギャラクテスト・シデンシーザー:ミカドレオから引き剥がされたもう半分を再利用したディスペクター達

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