効果
不敬合成王ロマティックダム・アルキング |
SR 光/水/闇/火/自然文明 コスト9 |
進化クリーチャー:ニュー・ワールド・ドラゴン/ディスペクター 25000 |
進化GV・Ω:自分の墓地、マナゾーン、バトルゾーンからクリーチャーを1体ずつ選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。 |
エクストラEXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から2枚をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドのうち1つを墓地に置く) |
ワールド・ブレイカー |
「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置く。それが進化ではないクリーチャーなら、自分の墓地から出す。 |
自分のシールドゾーンにあるディスペクターすべてに「G・ストライク」を与える。 |
概要
『ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち』にて登場するディスペクター。
Volzeos-Balamordと同じディスペクターの王であるニュー・ワールド・ドラゴンの1体。
キング・セル3枚から進化クリーチャーに変化しており、全体的な使い勝手は大きく異なる。
まず注目すべきは進化GV・Ω。
デュエルが中盤に差し掛かった辺りなら進化元も揃っており、後述の効果を使用する上で重要となる。
しかし問題はこのカードが五色のドラゴンという点。
コストの重さはドラゴン用のコスト軽減、ディスタスのササゲールで軽減できるのだが、キング・セルと異なりマナゾーンではマナにならない。
このカードの投入枚数は絞るのが基本となるだろう。
次にエクストラEXライフ。
ディスペクターの強さの根幹を成すEXライフシールドが2枚も出るのは強く、ワールド・ブレイカー自体は強力でも単独では追撃できない為、返しのターンの防御力を高められる。
そしてこのカード最大の効果である、EXライフシールド消滅をトリガーとする踏み倒し。
EXライフシールドを直接割られる、シールドが増えても墓地に叩き込む焼却効果を使われる、等の問題点がメリットに変化する効果。
自身の効果は当然、他のディスペクターで増えたEXライフシールドでも誘発するのは優秀で、覚醒連結XXDDZのような、EXライフシールドをコストとして消費するディスペクターとのシナジーも期待できる。
この効果で更なるディスペクターを呼び出し、その効果でEXライフシールドを増やして次の踏み倒しに繋げられるが、進化元の枚数上3回しか使えない。
もっとも、ディスペクターに限定しても一部を除いて出せれば強力な切り札となるカードも少なくない為、回数についてはそこまで心配しなくても良いか。
このカードを相手にして、下手にシールドをブレイクして聖魔連結王ドルファディロムが飛んできたら目も当てられない。
五文明を扱う為、余裕があれば界王類邪龍目ザ=デッドブラッキオも入り、進化元を補充できる時空工兵タイムチェンジャーで登場時効果を持つクリーチャーを仕込む等、更なるカウンターを狙える。
最後の効果は暗獅連結グレイテスト・ネルザに似た効果。
盾落ちしたディスペクターが最低限の防御札となるのはありがたく、効果の関係上ディスペクターを多く採用する事になる為、デッキ調整の腕が試される。
総合的に見て強力なカードではあるが、切り札となるかはデッキビルディングの腕次第だろう。
ちなみに同パックには原始龍ジュラ=デッドマンや星魂接続パーフェクト・ワールド等、相性の良いドラゴンが収録されている。
前者は光、闇、自然文明を各々コスト-1できるので、マナゾーンの染色等工夫すれば6ターン目に出すのも不可能ではない。
そして後者はディスタス・ゲートで序盤から出せ、適当なクリーチャーにササゲール2の付与が可能。更にシールド内のディスペクター・ディスタスの踏み倒し効果により、ロマティックダムを状況次第では踏み倒せ、エスクトラEXライフとも噛み合っている。
背景ストーリー
サファイア・ミスティの『ミスティ・レポート』によると、五龍神の確保が叶わなかった際の保険として用意されていたそうだが、問題なくVolzeos-Balamord完成に漕ぎ着けた為、容赦なくボツになったとのこと。
余談
ありそうでなかった超獣王来烈伝の王達を合成して作られた五色ドラゴン。
胴体がスヴァとリンク状態の神帝、右腕・右足が伝説の禁断ドキンダムX、左腕・左足が武闘将軍カツキング、背部には聖霊王アルファディオスの腕、そして邪眼皇ロマノフⅠ世の頭部とマントが合成されており、各々ドキンダムの槍、アルファディオスの剣、ロマノフ魔銃で武装している。
ヒーローレア版はジェンドルも描かれている。
多人数変則デュエル、『デュエパーティー』用に調整されたVolzeos-Balamordと言え、パートナーゾーンに置けば五文明全てを採用できる上に、手札に確保する必要が無い為、進化の準備が整えばいつでも出せる。