概要
封印されていた伝説の禁断と時を司る光の龍を無理やり組み合わせた合体獣(ディスペクター)。
禁断と奇跡を合わせたまさに最凶最悪のクリーチャーで、その姿は、四足歩行の巨大な柱にドキンダムXが生体ユニットよろしく張り付けられているという異様なもの。ミラダンテの持つ巨大な時計が後ろにあり、ⅩⅡ時代に付けていた冠もカードイラストから確認できる。
能力
禁時混成王ドキンダンテⅩⅩⅡ |
光/水/火文明 (9) |
ディスペクター/エンジェル・コマンド・ドラゴン/禁断 |
□EXライフ |
□T・ブレイカー |
□このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーの能力を全て無視する。 |
□相手がコスト9以下のクリーチャーを召喚した時またはコスト9以下の呪文を唱えた時、自分はカードを1枚引く。その後、手札からコスト9以下の呪文を1枚コストを支払わず唱えてもよい。 |
能力はドキンダムXの封印能力と圧倒的パワー、ミラダンテの召喚制限と呪文詠唱の彼ららしい再現がなされている。出た時に居た相手のクリーチャーが全てバニラ化し、返しのターンでクリーチャーや呪文で巻き返そうものなら呪文を唱え返される。最早相手は手も足も出ない封印状態だろう。パワーも99999あり、更にEXライフ付きで簡単には離れない。こう見えてドラゴンなので、連ドラやサッヴァークDG等ドラゴンとのシナジーがあるデッキに入れてみると面白いかもしれない。
背景ストーリー
火光水の三色の『混成』のディスペクターのキングマスターとして登場。世界に顕現した際には石柱に封印された状態だったが、この状態だと背後にある時計の針が進むごとに災厄が一つ起こってしまう(しかも時計の針は1分に1つ動く)。
しかもその災厄のレベルがどれもデュエマ史上最悪レベルであり、具体的に述べると
Ⅰ | フィオナの森が3回、合計300%消失 |
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Ⅱ | ザ・ユニバース・ゲートから現れたブラックホール・サナトスとビッグバン・アナスタシスが対消滅、その影響でサバイバーが覚醒&増殖 |
Ⅲ | 時空の裂け目からゼニス襲来、天頂開戦ゼニスが勃発 |
Ⅳ | 持ち主のいない超銀河弾 HELLが虚空から発射、9000もの穴が開きそれら全てが超次元と繋がる |
Ⅴ | 進化クロスギアが地中から現れ暴走、融合。さらにディスペクターに力を与える |
Ⅵ | 5体のバラギアラがゼニス化、『「色災」の頂 カラーレス・レインボー』となり暴走 |
Ⅶ | 闇文明の円卓を媒介にオリジナル・ハート再生、復活した七王がゴッドリンク |
Ⅷ | 業王ディガロと幻王ザインの二王が甦りさらにリンクするも、覇王ブラックモナークとイデア・フェニックスが復活・顕現した衝撃で一瞬で消し飛ばされる |
Ⅸ | 火文明に禁断の星が飛来し禁断爆発、アチーチ・タウン周辺半径2万kmが消し飛ぶ(ついでにフィオナの森も燃えた(8分ぶり4回目)) |
Ⅹ | 水文明の禁断の12プログラムが同時に起動、水文明中のコンピュータが熱暴走しリキッド・ピープルが蒸発する |
Ⅺ | 世界が不思議なオーロラに覆われ、突然の大爆発を起こす(モモキングはこのタイミングで石柱にたどり着いた) |
Ⅻ | 石柱が開き、ドキンダンテが顕現。ドキンダンテ自身も世界滅亡の未来を顕現させる力を持つ |
と、とにかくやりたい放題。おまけに「ミラクルD2フィールド」という結界も張っており、通常は攻撃が通用しない。
そして何より恐ろしいのは、「禁時王秘伝エンドオブランド」。「時」という概念を消し飛ばして世界線の変化を否定し、世界滅亡を止める事を不可能にするという絶望的な必殺技である。
・・・さらに、ここまでラスボスらしいことしかしていないドキンダンテであるが、あくまでもこれは第2弾の出来事であり、彼以外にもさらに3体のキングマスターが控えているのである。
アルカディアス・モモキングの力がなければ間違いなく超獣世界は滅亡していたということもあり、彼と彼によりもたらされた11の災厄は多くのDMPを震撼させた。
余談
ドキンダンテⅩⅩⅡの『ⅩⅩⅡ』は、ドキンダムXの『X』を『Ⅹ(テン)』として、ミラダンテⅩⅡの『ⅩⅡ(トゥエルブ)』を合わせたもの。
さらに、名前にも「ドキンダンテ」と、しっかり『禁断』の字が入っている。