自然文明の住民たちは、普段はとてもおとなしいが、どの文明にも負けない大自然のパワーを秘めている。
概要
マナ加速やコスパに優れたファッティ等が特徴である。 特に中~大型クリーチャーは性能が高く、クリーチャーのサーチ効果も多いので「クリーチャー・カラー」の異名を持つ。
味方をパンプアップするカードが多く、条件付きアンブロッカブルやブロック貫通もあるので、力押しが得意。相手のS・トリガーや踏み倒し等を封じるカードもある為、総合的な攻撃力は高い。
マナゾーンの扱いに長け、マナが絡めば墓地回収・除去・ハンデス・サーチ等、ほぼ何でもできる。多色サポートも多く、多色デッキを作る上で重宝する文明でもある。
その反面、防御は不得意で、S・トリガー持ちの除去カードもかなり少なく、(条件の無い純粋な)ブロッカーも《超神星ビッグバン・アナスタシス》のみ。一応、自然文明と火文明に跨るキーワード能力に「ガードマン」が存在し、味方クリーチャーへの攻撃を庇うことは可能。
除去もそれなりに出来るが、基本的にマナ送りなので場合によっては利敵行為になり得るため、他の文明に比べるとコストや効果面でやや不利。
双極篇にて文明固有のキーワード能力に「マッハファイター」が登場してからは、アンタップキラーとバトルによる除去を獲得。シールドを割らずに革命チェンジや侵略に繋げる等、ある程度応用も利く。
背景ストーリー
生命や成長、本能を表すデュエル・マスターズ五大文明の一つ。
ジャングルが広がる大陸に棲むクリーチャー達の軍団であり、世界の法則を守り人工物を排除する。
武器は棍棒や剣等原始的だが、体格に優れているクリーチャーが多い。
また、オリジンやビーストフォーク號、ジュラシック・コマンド・ドラゴンの様に、基本セット以前の時代は呪術を使っていた。
不死鳥編以降は火文明との交流によって技術供与が行われたようで、ビークル・ビーのような機械生命体や、ゲリラ・コマンド等の現代兵器で武装した種族も現れ始めた。
ゴッド・オブ・アビスの世界線では、「至高の回転競技」とされる剛流振が流行しており、スポーツ用品やリゾートの開発も盛んに行われて近代化も進んでいるが、実は剛流振は対ジャシンを想定したトレーニングとされている。
地理では「仙界」と呼ばれる超獣世界の中心部にして聖域の眼下に広がる樹海・フィオナの森を主な領土としている。自然文明の大地からはマナが無尽蔵に湧き出しており、強大なクリーチャーや古代の遺物が多く眠っている。
住民たちも自然の恵みに感謝しながら暮らしているが、その豊富な資源ゆえに、戦争が起こると資源に乏しい闇文明から真っ先に狙われることが多い。
そもそも闇文明以外の勢力に目をつけられたり、何らかの災害に巻き込まれることも多く、
- 聖拳編では不可侵の聖域とされている仙界の麓に光文明の離発着基地を建てられる
- 転生編では進化クロスギアの暴走に巻き込まれフィオナの森の殆どが文字通り消滅
- 不死鳥編では秘宝・樹脈石を狙ってフェニックスが次元の裂け目・ユニバースから襲来
- エピソード1ではエイリアン軍が超獣世界への宣戦布告と前線基地の建設を兼ねて、フィオナの森を焼き払う
等々、ほぼ毎シリーズと言って良いほどの頻度で散々な目に遭っている。
挙句の果てには、自然文明の中からも自然文明の力を己が野望に利用しようとする者や、自然文明ごと一切の敵を滅ぼそうとする者まで現れる始末である。
友好色
生命の尊さを理解し、集団を重んじる光文明とは相性が良い。
本能のままに動き、行動を起こす決断力のある火文明とは相性が良い。
敵対色
生命を軽んじ、死を弄ぶ闇文明とは相性が悪い。
本能を敵対視し、世界を作為的に操作しようとする水文明とは相性が悪い。