概要
真のデュエルをせずともカードの力を現実に使える能力を持つ民族、「ガレの民」の末裔。
その能力故にかねてから人々から拒絶され、幼少期は妹の神月ルナと共に放浪の日々を送っていた。
その後も、デュエル・マスターズカードの力をデュエル以外に利用する人間たちによって能力を狙われ酷い仕打ちを受けた。
そのことから、自分たち兄妹を散々苦しめた世界への復讐を誓い、破壊神である神帝スヴァの復活、及びそれに必要な5枚のルナティック・エンペラーを狙う。
神帝デッキを用い、破壊神である神帝スヴァと融合し、切札勝舞と激闘を繰り広げた。
黒月の神帝(ルナティック・ゴッド・サーガ)自体がデュエル・マスターズの映画の中でもかなり評価が高いこともあり、人気は非常に高い。
それ故、劇場版公開終了後も彼をテーマとしたスーパーデッキが2つも発売されている。
スーパーデッキ
「ザ・ゴッド・キングダム」
スーパーデッキ・サーガシリーズの一つで超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)で初登場したゴッドの「ゼンアク」が主体のデッキ。「母なる紋章」や「蒼狼の始祖アマテラス」等、現在ではプレミアム殿堂となっているカードも多く、非常に強力。「ゼンアク」はそれぞれ3枚封入されており、他のカードと合わせて複数展開していくのが主な戦術となる。しかし「ゼンアク」主体の為か文明は計4つもあるのでそのまま使うと若干事故りやすい。
余談だがこのデッキ初収録の「大地と永遠の神門」は実は劇場版が初公開。この時点ではこのデッキの情報なんか何一つ公開されてないので、映画を見に来た人々はその特殊なフレーム(スーパーデッキは基本ホイル加工されている)の施されたカードを見て驚いたとか。
「ルナティック・ゴッド」
スーパーデッキ・ショックシリーズの1つ。こちらは劇場版同様、神帝が主体のデッキとなっている。ただ神帝以外のカードは映画劇中のデッキとはかなり違っている。逆に「ザ・ゴッド・キングダム」はそれ以外のカードが映画劇中のデッキに近いため、この二つを合わせればより再現度が高くなる。
彼のその後
…と、ここまで見れば普通にカリスマ性のある劇場版のラスボス、強いては悲しき悪役というイメージしか湧いてこない。
…が、何を間違えたのか、漫画版における劇場版の後日談では劇場版のカリスマ性をほとんど感じられないギャグキャラクターに豹変してしまっていた。神月兄妹がメインで登場する特別編は計二回書かれた(因みにその二回が上記のスーパーデッキをピックアップするための漫画)が、両方とも誤解から妹をめぐり、再び勝舞と対戦するというものでその姿は「妹を溺愛するあまり暴走する兄」その物である。
松本先生。なんでギャグ落ちさせたんですか。
ただ劇場版(とその前の前日譚)における彼らの過去があまりにも重すぎるのでこれはこれでありなのかもしれない。
どうでもいいがこの時のミカドは浅草で買ったというハート型のサングラスを愛用している。
これは、映画のスタッフロールに流れていたNGシーン集で「ミカドのゴーグルがハート型サングラスになっていた」のが元ネタである。
「SX」終盤にて勝舞に力を貸すべく各々のクリーチャーを向かわせたデュエリスト達の1人としてルナとともに登場。「ゼンアク」を送り込み「サザンスピア」の停止に一役買って出た。
その後の勝舞の葬儀にも姿が見れる。なんだかんだでギャグ落ちして正解だったのかもしれない…。
関連タグ
神帝(切り札)
神羅スカル・ムーン 魔刻の斬将オルゼキア(コロコロコミックに掲載された劇場版の前日譚で使用)