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「父と母の遺志を守りたい」その想いにリュウセイ・カイザーが応える。


TCG版における概要

効果

超次元リュウセイ・ホール
水/火/自然文明 コスト5
呪文
水、火、または自然のコスト7以下のサイキック・クリーチャーを1体、超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶︎カードを1枚引く。
▶︎相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
▶︎自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札に含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)

2020年8月22日発売のDMBD-13 「クロニクル最終決戦デッキ覚醒流星譚」にて実装された超次元呪文

《超次元エナジー・ホール》と《超次元ボルシャック・ホール》と《超次元フェアリー・ホール》を合わせたような性能。

この呪文一枚で《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》のパーツである《勝利のガイアール・カイザー》、《勝利のリュウセイ・カイザー》、《勝利のプリンプリン》を呼び出せる呪文なのだが、一枚で2体の小型サイキック・クリーチャーを出せないデメリットや、環境の高速化についていけない等の理由から現代のTCG版ではそれほど使われていない。

が、このカードの真価は後述のアプリ版デュエマである、「デュエル・マスターズ_プレイス」にて発揮されることとなる。


デュエル・マスターズ_プレイスにおける概要

効果

超次元リュウセイ・ホール
水/火/自然文明 コスト5
呪文
自分の超次元ゾーンからコスト7以下の水、火、または自然の、ハンター・サイキック・クリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。
次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶︎カードを1枚引く。
▶︎相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
▶︎自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札に含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)

2022年11月24日にDMPP-17 「ライジング・アライズ -希望の王女-」にて《勝利のガイアール・カイザー》 《勝利のリュウセイ・カイザー》 《勝利のプリンプリン》とセットで実装。レアリティは最高レアの「ビクトリー」。

デュエプレにおける当時のカードプールは勝太編の最初のシリーズの終盤である、DMR-04 「エピソード1 ライジング・ホープ」のカードまでであるが、このリュウセイ・ホールはジョー編の4番目シリーズに登場したカードであるため、本来は未来のカードに当たる。当時のデュエプレ勢はこの未来のカードの実装に驚いたことだろう。

効果は呼び出せるサイキックがハンター限定になった以外はTCGと一緒なのだが前述した通り、デュエプレにおけるリュウセイ・ホールは実装からスタン落ちするまでND、AD共に猛威を振い続け、スタン落ちした現在でもADで使われ続けている。


なぜ重宝されたのか

このカードが重宝された理由は一言で言うなら圧倒的な汎用性を誇る点である。

【Nエクス】、【5色コントロール】、【メンチ斬ルゾウ】、【カイザー「刃鬼」】、【ヴィルヘルムコントロール】、【シータグレンモルト】、【シューゲイザー】など中〜低速のデッキに必ずと言ってもいいほど投入され、凄まじい使用率を誇った。

デュエル中は序盤、中盤、終盤まであらゆる局面で活躍する。


呼び出せるサイキック・クリーチャーの幅広さ、優秀さ

このカードは小型クリーチャーを2体呼び出すことこそできないものの、「水、火、または自然のコスト7以下のサイキック・クリーチャーを1体呼出す。」という広範囲のサイキッククリーチャーを呼び出すことができる。

呼び出す先はセットでついてくる《勝利セット》のほか、《魂の大番長「四つ牙」》、《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》が主流であり、そのどれも強力な効果がある。


勝利のガイアール・カイザー》はスピードアタッカーに加え、出た時にアンタップできるクリーチャーを攻撃できる擬似的なマッハファイターの能力を持っており、リュウセイ・ホールのcip効果に加え、序盤に繰り出されるクリーチャーを合わせて2体除去でき、序盤において活躍する。


勝利のリュウセイ・カイザー》は相手のデッキがビッグマナ系統であれば、マナ加速を妨害させることができるため、中盤に活躍する。


勝利のプリンプリン》は選んだ相手クリーチャーの動きを封じることができ逆転の一手に使えるため、終盤に活躍する。


アタッカーに困ったらサイキック・リンクして《オレドラゴン》でクリーチャーを除去しつつそのままトドメまで狙っていける。と勝利セットだけでもその全てが腐らずに終始活躍する優秀なスペックを持つ。


その他にもマナに困ったら《魂の大番長「四つ牙」》、手札に困ったら《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》を出しゲームにおいて足りない部分を補える点も優秀。


仕事量の多さ

このカードは幅広いサイキックを呼び出せることに加え、効果も優秀なのである。「1ドロー」、「1マナチャージ」、「3000以下のクリーチャー除去」といった序盤における優秀な効果を一つ選択できる点。これにより、《爆鏡ヒビキ》や《コッコルア》などの序盤におけるお邪魔、サポートクリーチャーと言ったものを除去でき、クリーチャーがいない場合は1マナチャージや1ドローといった潤滑油としての仕事もしてくれるのでとりあえず5マナ貯まったらリュウセイホールを詠唱すれば良い状況がほとんどなのである。


コスパの良さ

ここまで語ってきた効果なのだが、これがこの圧倒的な汎用性で多くの仕事をこなしてくれるのにもかかわらずたったの5マナで詠唱できる。

つまり、フェアリーライフやジャスミン等でマナブーストすれば最速4ターン目に詠唱できると言うコスパの良さも合わせ持っている。


優秀なマナ基盤

デュエプレにおいてのマナゾーンの使用はTCG版と異なり、「マナをタップ/アンタップする」という概念が無く、一枚でもその文明のカードが置かれていればその文明が「解放」されるため、TCG版よりもマナゾーンのカードの扱いに関して融通が利く。

このカードの文明はドラゴンデッキの主流の一つである、優秀な水、火、自然の俗に言う「シータカラー」であるため、デッキ自体にも投入しやすい。

つまりこのカードを1つポンと置くだけで水、火、自然の3文明が一気に解放されるため序盤におけるマナ基盤としても優秀なのである。


サイクリカとの組み合わせ

このカードとして最も相性が良いのが龍素記号Srスペルサイクリカである。

リュウセイ・ホールは5マナであるため効果で1マナブースト、次のターンにサイクリカを呼び出し使いまわせるという点でもこのカードの評価を押し上げ、サイクリカが実装されたND環境はまさにリュウセイ・ホールの全盛期であった。




以上の理由から弱い点がほとんど無く、ありとあらゆる点で無駄がないのである。



対策

リュウセイ・ホール自体が5マナという安価なコストであるため、先手に依存してしまう傾向があるが、早い段階で《爆鏡ヒビキ》を召喚して足止めをするか、1番最適なのは《熱血龍バトリベンジ》を採用することだろう。

バトリベンジは相手が超次元呪文を使ったターンの終わりに手札から場に出しコイツと呼び出したサイキックをバトルさせることができる。

これを利用して特に厄介なリュウセイ・カイザーやBAGOOON等を除去する方法が流行った。


評価

結論から言うとユーザーからの評価は賛否両論である。

やはり序盤で小型クリーチャーを2体除去してくる点と、リュウセイカイザーやプリンプリンなどの妨害クリーチャーを出されてデッキの基盤を崩壊させてしまうのが相手をしている側だとこの上なく厄介な存在である点がユーザーからの批判の声があった。

上述した通り、このカードは未来のカードである。まだ天災デドダム切札勝太&カツキング-熱血の物語-のような極端に汎用性が高いカードが存在しない当時のカードプールとしてはこのカードはオーバースペックと言わざるをえない。


そして何より問題なのが入手難易度の高さである。

TCGにおいてのレアリティは最低レアの「コモン」であったのに対し、デュエプレでは最高レアの「ビクトリー」に設定されたため、排出率の低さ、生成コストの高さの問題が伴い非常に入手難易度が高いのである。

リュウセイホールは上記の圧倒的な汎用性の高さから中〜低速デッキに必ずと言ってもいいほど投入されたといえば聞こえは良いが、逆に「リュウセイホールが入っていない中〜低速デッキはもはやデッキではない」とまで言われており、入手難易度の高さから新規層がとっつきにくくなってしまったことは否めない。


とはいえ4枚手に入ってしまえば使用者にとっては使いやすく、多くのデッキを強化し、「その使用感はもはや麻薬」とまで言われ、好意的に見るユーザーが多いこともまた事実である。



現在はNDでスタン落ちしており、NDにおいてこれまで多くのデッキがこのカードに助けられてきたため、多くのデッキがスタン落ちの影響を受けた。

その際にX(旧Twitter)では「リュウセイホール」がトレンド入り。また2023年12月11日にYouTubeで「デュエプレ研究所#61」のスーパーデッキの収録内容に関する生放送が配信された際に「紙スーパーデッキに勝利セットが再録されていたので、リュウセイホールが復活するのでは?」と言う予想が立てられ、新規カードを差し置いてトレンド入りしていた。

当日、生放送が配信されスーパーデッキの収録カードが判明した。しかし、スーパーデッキに再録されていたのは《勝利セット》と《超次元ボルシャック・ホール》であり、リュウセイホール自体は再録されておらず、このカードのみNDで使うことができなくなった。かくして、リュウセイホールは勝利セットを呼び出す役目をボルシャックホールにその席を譲ることとなった。


このカードが再録されなかったことに対しての意見もSNSやYouTubeの生放送でも賛否両論の意見が出ており、このカードの評価を物語っている。


それほどまでにこのカードは環境、ひいてはデュエプレ全般に凄まじい影響力を残し、その圧倒的な汎用性からついたあだ名は「デュエプレ版デドダム」もしくは「デュプレ版カツキング」。

今ではデュエプレの代表的なカードの一つとなり、その名を刻んでいる。


関連タグ

デュエル・マスターズ デュエル・マスターズ_プレイス 呪文 超次元呪文

勝利のガイアール・カイザー 勝利のリュウセイ・カイザー 勝利のプリンプリン 唯我独尊ガイアール・オレドラゴン


予言のイザナイコットン 無双龍幻バルガ・ド・ライバー:こちらもデュエプレで実装された未来のカードだがリュウセイホールほど強力なカードではない。


天災デドダム 切札勝太&カツキング-熱血の物語-:TCG版において圧倒的な汎用性と使用率を誇り、その影響で価格が高騰し、入手難易度が高いカードとして共通点がある。そのうちのデドダムは現在、度重なる再録により価格が下落し、比較的入手が容易になったが、カツキングの方は依然として高騰しており入手難易度が高い。

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