概要
DMEX-15『20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST』にて登場したクリーチャー。
略称は《勝カツ》、《熱血の物語》等。
名前の通り、切札勝太と《武闘将軍カツキング》が描かれた1枚。
初出となるDMEX-15では松本大先生描き下ろしイラストで収録されており、特殊レアリティの「大先生レア(DSR)」に属している。
DMBD-19『開発部セレクションデッキ 火水覇道』やDM22-EX1『黄金戦略!!デュエキングMAX 2022』等ではメイン画像のイラストで再録された。
カード性能
レアリティ | DSR |
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コスト | 水/火/自然文明(5) |
カードタイプ | クリーチャー |
種族 | アウトレイジ・ドラゴン/ヒューマノイド |
パワー | 5000+ |
能力 | マッハファイター |
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せてから手札に加え、残りを好きな順で山札の下に置く。こうして見せたカードが火または自然なら、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。 | |
革命2:自分のシールドが2つ以下なら、自分のシールドゾーンから手札に加えるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。 | |
革命0:自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーのパワーを+10000し、「スピードアタッカー」と「T・ブレイカー」を与える。 |
《ドンドン吸い込むナウ》の効果を内蔵したカードであり、5枚の中から好きなカードを1枚サーチし、それが火か自然ならバウンスを行える。
確認する枚数も多く、サーチ対象もカードタイプを指定しない時点で十分強いが、バウンス効果がこのクリーチャーを含めた自分クリーチャーにも適用できる為、幅広い戦略をとれるのがこのカードの強み。
単純にこのクリーチャーを回収するだけでも毎ターンサーチが使え、当然他の登場時効果持ちを使い回すコンボも可能。特に《キャンベロ〈レッゾ.Star〉》のようなスター進化クリーチャーの場合、スター進化の特性で下のカードを残しつつ回収可能。キャンベロは更に侵略効果で即座に出せる為相性が良い。
その他で相性の良いカードは、ツインパクトを有効活用できる点だろう。
場ではクリーチャー面を活用し、状況に応じてバウンスして呪文面の利用に繋げられる。
3色だがコスト5と召喚しやすいラインかつ、マッハファイターで厄介な低パワークリーチャーを排除可能。
ドラゴンなのでサポートが厚いのもありがたい。
そしてこのカードの真価が革命効果。
革命2で自分のシールドゾーンにあるこのカードはSトリガーを得る。
革命効果らしい劣勢時に有効な効果であり、上記にあるように強力な妨害札であるこのカードが地雷として機能する為、相手からすれば下手にシールドを削り過ぎると厄介な状況に追い込まれる事となる。
この効果がある為、現在のデュエマではいかに革命効果を発動させずにプレイングするかが重要。このカード自体が投入するデッキを殆ど選ばないのも拍車をかけている。
最後に、革命0の超パワーアップ効果。
スピードアタッカーとT・ブレイカーが付与されることで即座に3打点を叩き込むことが可能であり、パンプアップもマッハファイター効果と相性が良い。
ただし、相手のシールドを一気に2枚以下にして、逆に相手の革命効果を誘発させてしまうと笑えないので注意。
パワーが15000まで上昇するので、ドラゴンにブロッカーを付与する《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》とも相性が良い。
サーチ効果と即座に攻撃可能なコスト5以上のドラゴンである事から、各種ファイナル革命持ちクリーチャーとの相性は説明不要。
革命チェンジの起点にしつつ、このカードを回収して登場時効果を使い回せる。
《蒼き団長ドギラゴン剣》とのシナジーもこのカードの優秀さを後押ししており、普通に革命チェンジ元として使う以外にも、3色カードと言う点を活かして序盤はマナ基盤にしつつ、《ドギラゴン剣》のファイナル革命でマナから呼び出せれば無駄がない。
水のドラゴンでもあるので《音卿の精霊龍ラフルル・ラブ》のチェンジ元にも使え、クリーチャー面の呪文ロック効果、呪文面のドロー&呪文踏み倒しが可能となる。
後に登場した《暗黒の怨草士クロユ・レシア》との相性も良好。下記の闇文明を組み込んだデッキにも採用でき、革命チェンジ元やカツキングのバウンス対象にすれば、コスト6以下のクリーチャーをリアニメイト可能で、2枚目のカツキングを蘇生させる等、より幅広い戦術が可能。
相手がこのカードを警戒してシールドのブレイク数を調整しても、《黒神龍ブライゼナーガ》のような自傷カードで対応する手もある。
また、殿堂入りした《ブライゼナーガ》の調整版である《黒神龍アブライゼ・ドルバ》がDM22-EX2で登場したことも追い風になっている。
【ブライゼシュート】系デッキは闇文明を軸にしているため、《一王二命三眼槍》や《百鬼の邪王門》のような鬼札王国の鬼タイム・鬼エンドとの相性も良く、採用カードに共通点が多い【邪王門ドギラゴン閃】の構築と組み合わせてみても良いだろう。
総合的に見て、シンプルながら強力かつ極めて爆発力の高いスペックのカードと言える。
このように非常に強力なカードではあるが、《Q.Q.QX.》や《飛ベル津バサ「曲通風」》等の山札の閲覧を制限するカードは天敵。
特に《「曲通風」》はジャストダイバー能力により、登場したターンから数えて次の持ち主のターンのはじめまで効果と攻撃の対象に選ぶことができないため、非常に相性が悪い。
相手のマナゾーン等に見えたら警戒しつつ、カツキング以外の妨害やリソース回収のプランも視野に入れておくべし。
余談
元になった《ドンドン吸い込むナウ》自体も受け札、リソース回収、妨害と多くの仕事を一度にこなせる優秀なスペックを持っていたため複数積みされることが多かった。
このカードも当然3~4枚積みが一般的に好ましいスペックとなってはいるが、初出となったDMEX-15では1BOXにつき3分の1の確率と言う封入率であり、再録も1枚挿しや最高レアという形であるため、現時点では需要と比較して遥かに供給枚数が少なく、シングルでは1枚3000円から4000円近くで取引されている。
DMBD-19にて再録が発表された際には1枚挿しであった上に、他にも強力なカードが多数再録されていたにもかかわらず「カツキングだけでお釣りが来る」と言われたほどである。
アニメ『デュエル・マスターズWIN 決闘学園編』ではマイハマ学園教員のAIロボ先生が生徒指導の際に、このカードが元ネタと思われる「熱血の物語モード」なる姿に変身する。
2023年11月発売のトランスフォーマーとのコラボ商品であるDMART-10『神アート デュエマ×TRANSFORMERS』の収録カードにも選ばれており、そちらでは人間との友情という点から、カードイラストにはバンブルビーとエクセルスーツを纏ったスパイクの二人が描かれている。
ちなみにカツキングと中の人が同じであるチータスも収録されており、そちらのコラボ相手は《奇天烈シャッフ》。
更に2024年5月発売の神アート、『蛍光少女(ネオンライトガール)』でも収録。
近未来的な都市で擬人化したクリーチャー達が描かれており、カツキングは赤いメッシュ入り銀髪ツインテールのへそ出し美少女となり、バイクに跨り疾走するイラストに仕上がっている。