天災デドダム
でぃざすたーでどだむ
このカードとの出会いは天災をも超える!
DMBD-10「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」で登場した多色クリーチャー。
構築済みデッキが初出であり、再録してもプロモーションカードや特殊レアと言う形式であったため長らくレアリティが存在しなかったが、DM22-EX2「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」に通常ラインナップとして再録されたことでレアリティにレアを与えられた。
一番目を引くのは、バトルゾーンに出たときの効果で、山札の上から3枚を見て、その中から1枚手札に、1枚をマナに、1枚を墓地に送るという極めて汎用性に富んだもの。
しかもこのクリーチャーは3コストという手軽さも持ち、試合序盤の潤滑剤として活躍できる。
序盤から手札補充、マナ加速、墓地肥やしがたった1枚のカードで可能な点でかなり強力。また、色やコマンド持ちな点も優秀。コマンド持ちということで、味方の封印外しや侵略元としても便利。他にもパワーも3000あるため、最低限のバトルもできる。
同デッキの看板カードである《SSS級天災デッドダムド》や、水の禁断クリーチャーである《禁断機関VV-8》とも相性がいい。
《デッドダムド》は、《デドダム》が侵略元になれる点とSSS侵略のおかげで相手のデッキタイプに合わせて侵略及び除去可能な点で、《VV-8》は前述の《デッドダムド》と合わせて連続して封印を剥がせる点で高相性。
また、DMEX-12にて登場した《轟く革命レッドギラゾーン》とも高相性で、《デドダム》の攻撃時に革命チェンジすることで《デドダム》の能力を使いまわせる他、手札に戻ってきた《デドダム》を即攻撃可能な状態にした上で再度侵略や革命チェンジ元にすることが可能。
これにより、侵略デッキの弱点の一つだった手札の消費速度と枯渇がある程度リカバリーしやすくなった。《レッドギラゾーン》自体も水のコマンドであるため、同様に《VV-8》と相性が良い。
呪文では、《獅子王の遺跡》とも相性が良い。
《デドダム》の効果でマナに多色カードを置きやすくなり、《獅子王》のマナ武装を発動しやすく、手札補充でこの呪文を回収可能な点で相性が良い。他にもマナ加速によって3→5と繋がるため、色が合う5コスト帯の呪文とはだいたいは相性がいい。
具体的には《絶望と反魂と滅殺の決断》や《ドンドン火噴くナウ》、《生命と大地と轟破の決断》とも相性がいい。《ネイチャー》はマナに置いても発動できる点でも良い。
マナ加速と同時に墓地肥やしも行うため、墓地を利用する《超次元リバイヴ・ホール》や《法と契約の秤》、《インフェルノ・サイン》とも相性が良い。
コスト3なので、《深淵の支配者ジャシン》の毎ターン発動する蘇生効果の対象にもなれる。
総合的な評価として、まず弱いところが無く、あらゆるコンボの起点となり得る万能クリーチャーと言える。
ギュウジン丸が計画していた「天災計画」の要を担っていた存在。しかし、ミラダンテによる妨害やドキンダムXの暴走によって、終ぞ日の目を見ることなく、人知れず歴史の闇に葬られた。
フレーバーテキストには、ギュウジン丸の計画やギュウジン丸が海底遺跡で見つけた膨大な研究データである「組み合わせの研究」をヒントに侵略ウイルスを作り上げたことなどが書かれている。
漫画「キング」ではジェンドルが使用。彼曰く「王来の使者」。
アニメ「キング!」ではジェンドルとハイドのマナゾーンに置かれているのが確認されている。
アニメ「WIN」では第26話にてランナー・いいやん・うんちくの3人が共同制作した【黒ガイアッシュ覇道】に投入され、ランナーが使用。メディアにデドダムのCGモデルが登場するのは今回が初。
初動として召喚されるが、ウィンが唱えた《絶望と反魂と滅殺の決断》によって破壊された。
公式YouTubeチャンネル・デュエチューブの動画の中には「デドダムこわい」という動画がある。
いわゆるまんじゅうこわいモチーフの落語であるが、饅頭に相当するものがプロモカードに置き換えられている。
ちなみにそのオチは意訳すると「今は7月からのプレミアのデドダムがこわい」となる。
最初のデザインでは3コストのクリーチャーではなくcipと同様の効果の4コスト呪文であったとのこと。色事故が起きやすい3色なので、3コストでも大丈夫という判断で今のカードデザインになったが、案の定、文字通り天災級のカードが生まれることとなった。
前述の通り「ぶっ壊れ」とも言える非常に高いスペックを持つカードだが、数的アドバンテージとパワーだけを見ればコスト論的には適正な効果となっている。
とは言え、3マナで単純な1ドロー+1ブースト+1墓地肥やしを一度にできる点で十分凶悪であり、加えて「トップ3枚をそれぞれ都合の良いゾーンに配置できる」ことでよりカードパワーが跳ね上がっている。
また、《デドダム》より1コスト軽い《ダーク・ライフ》はトップ2枚を見てそれぞれマナと墓地に置くことができる闇/自然の呪文であり、水マナが抜けた同コストの《不死妖精ベラドアネ》は《ダーク・ライフ》のクリーチャー版かつパワー2000の非コマンド。ここはそれだけ1コスト&1色によるカードパワーと数的アドバンテージの差が大きいと見るべきか。
先述の《ドンドン火噴くナウ》はS・トリガーと除去能力が追加されたことで火/自然/水の5コスト呪文になった《デドダム》と言ったスペックのカードである。ある意味《デドダム》の初期案のリファインと言ったところだろうか。
コスト論的には適正ながらも強いカードには《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》などが存在する。
「闇/自然のコマンド」「リソース確保」という点で見れば《無敵死神ヘックスペイン》よりも4コスト軽く、水マナが必要ではあるがほぼ完全な上位互換。
ただし彼方は闇/自然のパワー7000のW・ブレイカーかつ、《バロム》系の進化元や《FORBIDDEN STAR》の封印解除要員になれる。
ダーク・ライフ ドンドン火噴くナウ 不死妖精ベラドアネ Disゾロスター ピザスターのアンティハムト
神アート COLORFUL*SNOWで擬人化されたカード