概要
かーっ!ったく大の大人が揃いも揃って情けないこったね!!
なんだい蛇だの蟻んこだの怖がってんじゃないよ!!
皆で集まって怖いものの話をしていたところ、ある男が「まんじゅうが怖い」と答えた。
皆は「本当にそんなものを怖がるのか?」と疑い、まんじゅうを男のいる部屋にしこたま部屋に放りこむと・・・
と言うお話。
元ネタは中国(明朝)の笑い話であり、そちらではマントウ(饅頭。具が無い中華まんのような食べ物)が怖いという内容になっている。
パロディ
モノノ怪
第二章『海坊主』にて、恐ろしいものは何かと問い恐怖の幻覚を見せてくるアヤカシ海座頭に対抗するため、まじない師の柳幻殃斉は「まんじゅう」と答える(加世からは「落語かよ」と突っ込まれる)。
すると幻殃斉の手には酒蒸しのまんじゅうが現れた。あまりに美味そうな見た目から幻であることも忘れまんじゅうにかぶり付く幻殃斉。しかし中から何かが現れた事にショックを受けその場で吐いてしまった。
なお、上記のシーンは全て第三者の視点から描かれており、幻殃斉がどのような幻を見せられたのかは不明である。
仮面ライダー剣
恐怖心から迷走する橘朔也に対し誰にでも怖いものはあると諭す白井虎太郎。
ゴキブリ、カマキリ、雷、ミミズと自身の怖いものを挙げていき、最後に地面に落ちていた丸い石をまんじゅうに見立て「まんじゅう怖ーい」とおどける。
場を和ませようとした行動だったが精神的な余裕の無い橘を怒らせるだけに終わった 。
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結末
男は「こんな怖いもの食べてしまおう」と言わんばかりにまんじゅうを食べてしまった。
まんじゅうが怖いというのは嘘で、結局は食べたかっただけだったのだ。
「本当は何が怖いんだ?」と聞かれた男はこう答えた。
「熱いお茶が怖い」