CV:大塚剛央(デュエル・マスターズ_プレイス)
カード効果
進化-自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、闇以外のクリーチャーをすべて破壊する。その後、各プレイヤーは闇以外のカードをすべて、自身のマナゾーンから持ち主の墓地に置く。
T・ブレイカー
概要
拡張パック第14弾「転生編(ジェネレート・ギア)第1弾」で登場したカード。
もともと持っていた全体除去に加え、マナすらも一掃する豪快な効果を手に入れた。
二つの効果が合わさった事によって、相手のクリーチャーを一掃しつつ、再びそれを展開する事すら許さないという、極めて悪魔的な攻めを見せる事が出来る。
何をするにもマナが必要なデュエル・マスターズというゲームの性質上、一度場に出されたこのクリーチャーに対処する事は困難。だが対処出来なかった場合パワー13000のT・ブレイカーを他の闇文明のクリーチャー共々放置する事になるので、ほぼ敗北が確定する。
当然、バロム同様出て即座に攻撃可能なので、T・ブレイカーも通り易い。
「闇以外の存在を許さない」という、まさに「悪魔の神」と呼ぶにふさわしい存在である。
反面、相手が闇主体であった場合、重さの割にリターンが少ないのが弱点。
また、これもバロム同様の要素だが、召喚したプレイヤー自身も巻き込んでしまう事は頭に置いておきたい事項である。
非常に重たいコストを有するこのカードの性質上、デッキを組む際自然文明を絡める事はほぼ必定なので、最悪相手のデッキ構成によっては自身の方が被害が大きいという事も考えられる。
当然ながら、使用の際はデッキに闇文明を多く入れておく事を推奨する。
また、自身のマナをも破壊しうる性質上、相手が闇文明でない場合に関してもシールド・トリガーには気をつけておきたい。
あるいは、「大神砕グレイトフル・ライフ」と併用するのも手。
グレイトフル・ライフは「自分が墓地に置かれた時、墓地のカードを好きなだけマナゾーンにおける」という絶大なマナ回復能力を持っている。
また、デュエル・マスターズでは同一タイミングで発生したカードの効果は、プレイヤーが任意の順番で処理できるというルールがある。
これらを利用すると
- 1「ドルバロム」降臨。自然文明の「グレイトフル・ライフ」ごと闇以外のクリーチャー破壊。
- 2墓地に行った「グレイトフル・ライフ」の効果発動。待機状態に。
- 3「ドルバロム」の効果で闇以外のマナ破壊。
- 4「グレイトフル・ライフ」の効果発動。墓地のカードで好きなだけマナ回復。
という流れが発生でき、結果的に「ドルバロム召喚コストを回復してさらに大量のお釣り(未使用マナ)がくる」という非常においしいことができる。
相手からすれば、場もマナも一掃された上にさらに後続が出てくるので恐怖以外の何物でもない。
「グレイトフル・ライフ」は進化元に文明を問わない「コマンド進化」であるため、無理に進化元を投入してデッキスペースが圧迫されることが無いのもうれしい。
漫画「デュエル・マスターズFE」ではバロムに次ぐ黒城凶死郎の新たな切り札として登場。
初登場時には、「バロムならブロッカーを出せば大丈夫」と高をくくっていた勝舞のマナを一掃しフィニッシャーとなった。
その後のガルドのS(シズカ)戦では、相手の場をリセットしたバロムからさらに進化、Sが再展開したクリーチャーの群れをマナ共々吹き飛ばし、同じくフィニッシャーとなっている。
闇文明のエースクリーチャーであるバロムの転生体という設定や、単騎でゲームの趨勢を変えてしまう程の余りにも派手な能力、人気キャラである黒城の新たな切り札という事もあり、ファンの多いカードの一枚である。
「全てを破壊する神!最強の神 悪魔神ドルバロム!!!」
背景ストーリーでの扱い
「龍炎鳳エターナル・フェニックス」によってもたらされた200年の平和。その果てに各文明はようやく復興を遂げる。そして古代遺跡から古の魔導具が発掘され、それらは研究によりクロスギアとして発展する。
同じころ、かつての超獣たちを転生させる試みが各地で行われ、水文明の「クリスタル・ツヴァイランサー」、闇文明の「悪魔神ドルバロム」が誕生する。
かつて宿敵「聖霊王アルカディアス」との戦いに敗れ、ゾンビ状態の「呪縛の剣豪バロスト」として封印されていたバロム。
伝説の王の復活に歓喜した闇軍は「ドルバロム」を頂点に地上侵攻を開始、初戦を優位に進める。
念願の地上進出がかなった闇の住民の中には、喜びの余りガーゴイルと共に音楽を楽しむものまで現れた。
一方、「アルカディアス」を「聖霊王アルファディオス」として転生させることに成功した光軍もまた、世界の覇権を握るべく侵攻を開始。
クロスギアの研究を怠っていた闇軍は、ドルバロムの直属の臣下である「従獄の凶獣ドルベロス」をあっさりと撃破され、再び地下世界まで追い詰められてしまうのだった。