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「もうすぐだよ。でも、僕たち厄介な相手と戦うことになりそうだ」

「任せたよ、ゼーロ」

CV:久野美咲


概要編集

零龍(ぜーろん)とは、アニメデュエルマスターズ!!に登場する零龍クリーチャーで、ゼーロの新たな切り札。

「超天篇 第4弾 超超超天!覚醒ジョギラゴン vs. 零龍卍誕」で収録された。


龍頭星雲と呼ばれる謎の星雲から誕生した新たなる闇のドラゴンだが、命を持っておらず、故に無敵という設定を持つ。


効果編集

「これより零龍誕生の儀式を開始する!零龍星雲展開!!」

デュエル開始前に零龍の儀「滅亡の起源 零無(ゼロム)」、および四枚の零龍星雲「手札の儀」「破壊の儀」「復活の儀」「墓地の儀」を配置し、これらの儀式を達成する度、零無にリンクされる。


3体目の「ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード」であるが、これまでのと比べると条件がかなり複雑であり、「ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード」としてみても一線を画す異質さ。


条件は以下の通り。


・手札の儀

自分のターンの終わりに、手札が1枚もないプレイヤーがいれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、GR召喚する。

・破壊の儀

クリーチャーが破壊された時、このターン中、他に2体以上破壊されていたら、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。

・復活の儀

カードを自分の墓地からバトルゾーンに出した時、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。

・墓地の儀

カードを自分の墓地に置いた時、自分の墓地にカードが8枚以上あれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。



儀式を達成するたびに、零龍星雲が零無にリンクしていき、全てがリンクした時にカードを裏返すことで零龍卍誕(ゼーロンばんたん)が発動。

全てを無にするゼロのドラゴンが誕生する。



「今こそ全てを闇へと裏返す時。愛は零、希望は零、未来は零、そして命は…零! 全てを無にする零のドラゴン…零龍卍誕!」


零龍 MSZ 闇文明 (0)
零龍クリーチャー:マスター・ドラゴンZ 0
ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
このクリーチャーが零龍卍誕した時、そのターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを0にする。
このクリーチャーは、パワーが0以下の間離れず、すべてのバトルに勝つ。
このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。
零龍卍誕前⇒《滅亡の起源 零無》《手札の儀》《墓地の儀》《破壊の儀》《復活の儀》
「ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード」のルールが適用される

多くの手順が必要なだけあって、その効果は凶悪。


要は確定全体除去を兼ね備えた0コス、SA、無敵のワールド・ブレイカーである。シンプルに強い。

T・ブレイカーなドルマゲドンは泣いていい。


正直ぼくのかんがえたさいきょうのクリーチャー以外の何者でも無い性能でコイツ専用のメタカード以外では基本無敵であるため特殊敗北も実質無いようなものである。卍誕してしまえばほぼ勝ち確である。

多くの手段とは書いたが別に専用のデッキを組みさえすれば卍誕させること自体は結構容易である。


なお、ゼーロのデッキに追加された零星セブホールや零星アンバランなどの効果とは強力なシナジーを生んでいる。


アニメにおいて編集

姿、人物編集

超天篇第4弾でパック宣伝でかつてないスケールの龍と書かれているように5枚繋ぎ絵やアニメではドキンダムのように巨大なクリーチャーとして描かれており、イラストでは分かりにくいが両肩付近に浮遊砲台が存在し、攻撃や効果発動時には上記の砲台や全身、口から光線を発射する。ゼロの存在のために命を所持していない物に近い存在でこれらの点や効果など命の力を暴走させた要塞型ドラゴンのジョギラゴンと対になっている。


孵化前から変わらず幼い少年のような声を発する。闇の波動でゼーロの記憶を呼び覚ましたり、過去のビジョンをその場にいる人物に見せたりすることができ卍誕を達成してからはおぞましい咆哮をあげる。

また、生まれたてのドラゴンであるためか赤子の産声のような鳴き声を発する。

なお、零龍状態では零無のように喋ることはないが咆哮などのcvは久野氏が変わらず担当しており台詞がない回でもキャスト欄で確認できる。


背景ストーリーやメディアでは明確な正体は公言されておらずフレーバーテキストではドラゴン絶滅と関係がある事が示唆されているが詳細は不明。アニメでは零龍が倒される瞬間ゼーロが庇うシーンやその後の展開でゼーロが亡きプラネッタと同一視している様子が見られた。


経歴編集

The ジョラゴン・ガンマスターの肉を吸収して、それまでの小惑星のようなゴツゴツした質感から半透明の球体に姿を変える。なお、これもまだ卵である様子。

33話では闇文明に直接乗り込んで来たキラとゼーロが真のデュエルで決着をつけることに。零龍は自らをカード化し、ゼーロに卍誕の儀式を託す。零龍の儀、零龍星雲をバトルゾーンに配置した途端、カードから闇の波動が溢れ、ドーム状のバリアを張っていた。

34話後半ではついに零龍卍誕し、真の姿を表す。登場時効果でキラのクリーチャーを全滅させた後、残っていた五枚を一気にブレイクした。決着がついてからは、零無の姿に戻った。


その後ジョーvsゼーロ2戦目で再び卍誕し、ジョギラゴンやジョギラスタ・ザ・ジョニーなどジョーのクリーチャーを多数全滅させるがポクチンちんの効果で墓地からデッキに戻されたジョニーとその効果によりGR召喚されたジョギラゴンの降臨を許し二人の力を合わせた必殺技の呪文「ジョギライド・ファイナルフィーバー」によりパワー+2000され破壊耐性が無くなり(この様子を生命を与えると例えられている)バトルにより破壊され、効果によりゼーロは強制敗北した。


余談編集

コストが0である為、持ち主の息子であるゼーロjr.の切り札、∞龍ゲンムエンペラーがいると、特定コスト以下の能力無視効果で突然の死を迎える(他の能力無視効果にも言えることだが)。 因みに、ゲンムエンペラーはコスト∞、パワー∞と零龍とは正反対の性質を持つ。


あれだけコスト0を謳っているがこのカード自体はゼロ文明ではなく闇文明なので注意。


アドバンスとオリジナルレギュレーションに分かれたこともあってか「ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード」はこのカードを最後に登場していない。


プレミアム殿堂疑惑?編集

そんなトンデモスペックな零龍だが、現在プレミアム殿堂疑惑が浮上している。

理由は様々だが、多くの墓地を使うデッキに悪用されアドバンスの歴史に現在もなお爪痕を残しているのである。

要はコイツの存在が墓地利用のカードやリアニメイトカードを作る際の障害になっているのではないかと予想される。実際コイツの存在のせいで殿堂入りしたカードが多数存在している。


悪用されたデッキは有名どころで言うと以下の2デッキが挙げられる。


零龍ギャスカ編集

零龍ギャスカ

怨念怪人ギャスカと組み合わせたデッキ。

ギャスカは1コスである代わりに自分の手札を全て捨てるというあまりにも痛すぎるデメリットを持ち、単にアタックするだけなら《ザビ・クロー》でも十分。

ところが、この零龍の登場でその評価は一変。

《暗黒鎧ザ・ロスト》などを用いたコンボで最速2ターン目にギャスカと零龍とGRクリーチャー1体が並ぶという愉快な盤面が形成した罪によりギャスカが殿堂入り。


またその派生系として《零龍XENARCH》が現在のアドバンス環境を蹂躙している。


オカルトアンダケイン編集

《不敵怪人アンダケイン》と《煉獄の悪魔龍フォーエバー・オカルト》とハンデスとランデスカードを用いた某二本の槍の代名詞とも言うべきソリティアデッキで、通称「オカケン」と呼ばれている。


プレイ難易度が高く、状況に合わせて様々なルートを作れるため言語化が難しいデッキではあるが、簡単に言うと3、4ターン目から全ハンデスとランデスをずっと繰り返し相手をLOさせる人の心がないデッキ。


現在は裁定変更などによりフルパワーを発揮することは不可能。


その他編集

零龍のみで検索した場合はパズドラのキャラクター「零龍喚士・ネイ」が、カタカナのゼーロンで検索した場合はゴッドマーズの同名機体が引っかかるため、検索およびイラスト投稿の際は「零龍(デュエルマスターズ!!)」をタグとして使用するのが望ましい。


関連タグ編集

デュエルマスターズ 闇文明 ゼーロ

伝説の禁断ドキンダムX 終焉の禁断ドルマゲドンX


勝てる気がしない どう足掻いても絶望




怨念怪人ギャスカ

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